ミラノコレクションA.T.選手が引退を発表(※記事、画像追加)
掲載日: 2010年01月18日
1月18日、ミラノコレクションA.T.選手が記者会見を開き、目の負傷を理由に引退する事を発表。同席した菅林直樹社長と共に、記者団の質問に応えた――。
■菅林直樹社長のコメント
「こないだ契約更改の席で始めて聞いて、それまで目の手術後の経過は気になっていたのですけど、こういう結果になるとは思っていなくて、非常に驚きました。1月30日に再手術があるという事なので、経過を見ながらセレモニー的な事を2月14日両国国技館大会で行なえればと考えております。今後の人生については、本人も色々と考えてる事があると思うのですけど、新日本プロレスとしてもできる事はバックアップしていきたい。突然の事で私も驚いておりますが、ファンの方も非常に驚いていると思います。本人が1番思い悩んで出した結論だと思いますので、尊重したいと思います。ご苦労様でした」
■ミラノコレクションA.T.選手のコメント
「目の状態ですけど、手術をして治っても、また受身を取ったり、頭部に打撃を受けると元に戻ってしまう可能性が非常に高いと医者に言われまして。今まで日常生活も非常に厳しかったので、またそういう生活に戻るのは嫌だなと思いまして、体の限界というか引き際だと思い引退を決意しました。症状は2005年にアメリカにいる時、何気ない後ろ受身を取った時、いきなり頭の中がひっくり返った感じがしまして。目を開けたら天と地が逆さまになっている状態で、焦点が合わなくなってしまいまして。そこから2〜3日安静にして元の視界に戻りまして、そこからは落ち着いていたのですけど。ちょうど1年位前から、徐々に焦点が合いにくくなって、普段の日常生活で何気ない道でも転んでしまいそうになったりとか、昨年8月の両国ではロープが8本くらいに見えて、まともなロープワークができなかった状態で。遅かれ早かれ手術になっていたと思います。ただ、そのキッカケが9月の対コンプリート・プレイヤーズの試合でパンクしたと。まぁ、車の運転も医者から止められていましたし、いつ手術になってもおかしくない状態だったので。たまたま9月の試合でそうなった事だけはご理解頂きたいと思います。今後は、今ハッキリとは申し上げる事ができないのですけど、こういう世の中でいくつかお誘いを頂いてまして、じっくり考えている最中です。引退セレモニーを行なって頂いた後には、発表できるようにしたいので。約10年間お世話になりました。ありがとうございました」
--正式な病名は?
ミラノ
「両目下直筋下斜筋麻痺です。ボクサー、格闘家に非常に多い怪我と、医者が言ってました」
--手術したのは何時?
ミラノ
「昨年9月にしまして、術前を30くらいとすると、今は80くらいまで回復しているのですが、どうせなら完璧にしたいという事で、もう1度手術を今月の30日にします」
--引退を決めたのは何時?
ミラノ
「9月の手術の時、『手術をしてもまたそうなっちゃうかもよ』と軽く言われていたのですけど、僕の中では何とかなるだろうと思って、ずっとやってきて。今年の1月7日に術後経過3ヶ月の診察があったのですけど、その時の検査で予想よりも良くないと。100まで回復すると思っていたのが80までしか回復していないという事で、もう1回手術を勧められて。その時に詳しく説明を聞いて、『あぁ、もうできないんだな』というところから考えはじめました」
--周囲の人の反応は?
ミラノ
「最初に発表したのが、僕が携帯サイトでやらせて頂いている選手日記だったのですけど、それが日曜日(1月17日)の0時に更新だったのですが、数分後から電話とメールが。昨日にかけて『嘘だろう』というのをたくさん頂いて、びっくりさせてしまいました」
--もう1回手術すれば、日常生活には支障が無いと?
ミラノ
「そうですね。今の状態でも車の運転ができるようになりましたし。まだ、僕の視界の左側は死んでるんです。前は正面一体が廊下の端っこに見えたり、1人が3人くらいに見えてたのですけど。今は(左側に座っている)菅林社長が2人くらいにうっすらと見える感じです。もう1回手術すれば完璧だと言われました。ひっそりと生活をしていきます」
--新日本に残って、後進の育成については考えているか?
ミラノ
「菅林社長からもそういう事を言われて、今、色々な事を考えている最中です。まだ結論は出ていないです」
菅林
「本人が決める事なので。新日本プロレスからはこういう事をやって頂けませんかというのを伝えてあります」
--引退を決めた事で頭をよぎった思い出は?
ミラノ
「楽しかったなと思ったのは、1年3ヶ月のアメリカ生活がすぐに出てきましたね。1番印象に残る試合は、2007年の『BEST OF THE SUPER Jr.』の決勝戦(相手は井上亘)と、『G1 CLIMAX 2007』初戦の矢野通。振り返ると、その2試合が必ずすぐに出てきますね」
--プロレスについて、やり残した事や後悔はあるか?
ミラノ
「デビューする前に、師匠のウルティモ・ドラゴン校長に言われた言葉が、『お前、現役生活よりもその後の人生の方が長いんだからよく考えてやれよ』と。『この人は、デビュー前に何て事を言うんだ』と思ったのですけど、10年やれるとは思ってなかったので。日本でデビューできなかった男ですから。それが最高峰の新日本プロレスまでたどり着けたので。欲を言えばキリが無いですけど、自分のプロレス人生を考えたら後悔は無いですね」
--結論を出すまでは色々と悩んだと思うが?
ミラノ
「1月7日に医者に言われてから、契約更改の1月15日まで約8日間、色々な事を考えました。今の自分に何ができるのか、人に会って相談して。人生でこれくらい色々な事を考えたのは久しぶりだなというくらい考えました」
--自分から報告した人は?
ミラノ
「契約更改を終えた後に、ウルティモ・ドラゴン校長と、アメリカでお世話になった船木(勝一 ※現:カン・フー・ナキ)さんには海外なのでメールを送らせて頂いて。更改の前日には、お世話になった三遊亭楽太郎師匠に直接会いに行ってお話をして、こういう話をしてきますと伝えました。校長は、『目の怪我だから仕方ないな』というのと、『それが賢明な判断だと思う』というので。今日本にいるので、『時間があったら飯でも食うか』と言われているので、時間を見て会いに行きたいと思います」
※「今後の進路の候補は三つ」会見後のミラノ選手囲みコメントはコチラ!
【写真:山本正二】
チケット情報
G1 CLIMAX XX 〜20th Anniversary〜
8月6日(金) 18:30
東京・後楽園ホール
8月7日(土) 18:00
大阪・大阪府立体育会館
8月8日(日) 16:00
愛知・愛知県体育館
8月10日(火) 18:30
神奈川・横浜文化体育館
8月12日(木) 18:30
宮城・仙台サンプラザホール
8月13日(金) 18:30
東京・後楽園ホール
8月14日(土) 18:00
東京・両国国技館
8月15日(日) 15:00
東京・両国国技館
NEVER.1
8月24日(火) 19:00
東京・新木場1st RING
Circuit2010 G1 CLIMAX SPECIAL
9月3日(金) 18:30
東京・後楽園ホール