2月9日広島で壮絶なIWGP IC戦を繰り広げた棚橋と中邑が、タッグマッチで再戦。
　
　ライガー対高橋で試合がスタート。ライガーが串刺し浴びせ蹴りで先制すると、高橋が後ろ髪を引っ張って逆襲。しかし、ライガーがショルダースルーで場外に落とし、スライディングキックをお見舞い。そして、倒立式トペフェイントで場内を沸かせた。
　棚橋対中邑の場面。棚橋が脱力してロープブレイクするが、中邑がフロントネックロックで報復。そして、フェイントを入れて棚橋にローキックを浴びせる。これに対して棚橋は、カウンターバックエルボー、フライングボディアタック、アームホイップ、ドロップキックで逆襲。
　さらに棚橋は、場外へ転落しそうになっても逆上がりで復活。ところが、中邑が背後から組みつき、腕ひしぎ逆十字固めで反撃。ここから場外戦となり、中邑が鉄柵を悪用した腕攻撃で追い討ち。リング上でも、腕にジャンピングニードロップを投下した。
　棚橋対高橋の場面。高橋がエルボードロップ、チョーク、顔面かきむしりとラフ殺法で攻め立てる。しかし棚橋は、ドラゴンスクリューで高橋に逆襲し、ライガーとスイッチ。
　そのライガーは、高橋と控えの中邑に掌底を見舞い、串刺し掌底、サンダーライガーボムで高橋に追撃。だが、高橋はカウンターラリアットでライガーに逆襲。
　ライガー対中邑となり、中邑がバイブレーション式踏みつけ攻撃。だが、ライガーは掌底と風車式バックブリーカーで報復。これで棚橋対中邑となり、棚橋がダイビングサンセットフリップ、フライングフォーアーム。そして、串刺しフライングボディアタックを繰り出すが、中邑がかわしてコーナー最上段へ固定し、ボディにランニングニーアタックをお見舞い。
　さらに中邑はリバースパワースラムで追撃し、ボマイェを狙う。しかし、棚橋がカウンター低空ドロップキックで迎撃。すると中邑は、フェイント式ニールキックでやり返した。
　棚橋対高橋の場面。串刺し攻撃を回避した高橋が、パワーボムホイップで棚橋の後頭部をコーナーへ叩きつける。そして、さらに、フィッシャーマンバスターで追撃すると、フラップジャックで棚橋の首をトップロープへ打ちつけた。
　すると、ライガーが高橋に掌底を見舞うが、そのライガーに中邑がジャンピングカラテキック。その直後、棚橋がドロップキックで中邑を蹴散らし、高橋へスリングブレイドを繰り出す。これを高橋が回避してインカレスラムを仕掛け、阻止された直後にラリアットを浴びせる。そして、今度こそインカレスラム。
　ここで高橋は東京ピンプスを狙うが、棚橋が回避してダルマ式ジャーマンスープレックスホールド。これをカットした中邑を、ライガーがエプロンからのトペコンヒーロで分断。棚橋がカウンタースリングブレイドで高橋をなぎ倒し、ハイフライフローでとどめを刺した。

ライガー「ありがとうございました！」
棚橋「ありがとうございました！」
※ガッチリ握手
棚橋「広島のタイトルマッチを終えて、気持ち、これっぽっちも緩んでないから。中邑だけじゃない。裕二郎だってそう、YOSHI-HASHIだってそう。全選手の！　全力を！　全部の技を！　受け止めて、それを力に変えて。しいては新日本プロレスの力に変えていく。エースは…！　それが務めだ！　これからも、全力プロレス!! 継続!!」
※拍手をしつつ
ライガー「以上ッ!!」