3・11名古屋で行われる『NJC』1回戦エルガンvsファレ、永田vsロア、3・22尼崎で行われる『NJC』1回戦ジュースvs裕二郎のトリプル前哨戦。
ジュース対裕次郎で試合が始まり、ジュースが顔面パンチ連射。しかし、裕二郎がトラースキックで逆襲し、BULLET CLUBがトレイン攻撃を敢行。裕二郎が串刺しフロントハイキック、タンガが串刺しジャンピングボディアタック、ファレが串刺しボディアタックをジュースに食らわせる。
BCの攻撃は続き、裕二郎がフィッシャーマンバスター、スリーパーホールド、タンガがボディスラム、裕二郎がギロチンドロップなどでジュースを痛めつける。
それでもジュースは、裕二郎の串刺し攻撃をフロントハイキックで回避。すると、裕二郎がカウンターフロントハイキックを浴びせるが、ジュースがカウンタージャンピングネックブリーカーで挽回。
エルガン対ファレとなり、エルガンがタックル連打からブレーンバスターを仕掛ける。これをファレが阻止して串刺し攻撃に行くが、エルガンが回避してラリアット。そして、もう1発ラリアットを見舞うも、ファレがカウンターショルダータックルで逆転。
これでタンガが登場してブレーンバスターを予告するが、エルガンが反対に投げ捨てる。ここから永田対タンガとなり、永田がミドルキック連射、串刺しフロントハイキック、フェイント式低空ドロップキック。
しかしタンガは、カウンター変型アバランシュホールドで逆襲。そして、サイドバスターで永田を叩きつけると、すぐさま裕二郎が低空ランニングフロントキックで続き、タンガがギロチンドロップを落とす。
だが、永田がカウンターエクスプロイダーで巻き返し、タイナーで追撃。そして最後は、バックドロップホールドで快勝した。
試合後、永田は敬礼とガッツポーズを披露し、ファンの大歓声を浴びた。
――『NEW JAPAN CUP』決まって、最初の試合になりましたが?
永田「まあ、さっき決まったばかりなんで(笑)。……ただ、そんなに手ごたえは感じなかかったですね。いつもの調子で臨んだら案外アッサリ勝ったんで、ちょっと拍子抜けしたかなと。ま、1回戦の相手でしたけどね、タンガ・ロアは。ああ、やっぱり『NEW JAPAN CUP』を卒業しかけたけど、残った在校生のメンバーがコレだったら、また帰ってこなきゃいけないなと。まだ留年しろ、と言われた理由もなんとなくわかったかなと感じましたね」
――永田さんの中でも燃えるものが出てきた? 気持ちの切り替えというか。
永田「まあ、気持ちの切り替えはもうしてますし。だからと言って、喜びというよりは真摯な気持ちでね。本間が出れなかった、大変なケガの中で、そこで俺の役割が回ってきた。そこに俺の役目が回ってきたと。これはホントにうれしいとかそういう気持ちじゃなくて、真摯な気持ちで臨むのが本間に対する礼儀であるしね。」
――昨日は、テンコジがいい結果を出しました。永田さんも続きたいという気持ち?
永田「いや、続くっていうかボクらは常にそういうスタンバイをしている中で、なかなかそういうチャンスがない現状で、まあ『NEW JAPAN CUP』を外れても、IWGPを50歳超えて獲るという大きな野望がある中で。『NEW JAPAN CUP』は未練がなかったけども、IWGPにはまだまだ未練がありますし、常にそういうものを備えてますし。だからこそ天山&小島も一緒、中西学も一緒。もう一花咲かせてやると、そういう気持ちは持ってますから。若いのが出てきても、それに負けないモノを持ってチャンスは来なくても虎視眈々と狙っていることには変わりない。今日はそのちょっとした宣戦布告というか。世の中のみなさんに見せてあげただけです。だからこそ。『NEW JAPAN CUP』は求められたんだなと。この大会を大いに盛り上げて、6年ぶりかな? 優勝を目指してがんばります」
ジュース「あと5日後だな、ユージロー! おまえは本当に俺を倒せるのか? おまえにはよくわからない彼女が付いているようだけど、そんな女性を連れてくるようなチャラチャラしているヤツには俺は負けないよ。ハッピーエンドは俺がモノにする。『NEW JAPAN CUP』をモノにするのは俺だ! あと5日後、俺はおまえをぶっ潰してやるよ!」
エルガン「ファレ……。今日はBULLET CLUBとの対戦だったな。いいか? ケニー・オメガと去年、ラダーマッチをやって俺の第一章は終わっているんだ。そして、いま新しい道を進んでいる。覚えているか? 去年の『NEW JAPAN CUP』でたしか俺はおまえに勝ってるよな? マイケル・エルガンvsバッドラック・ファレ。どれぐらい、昨年からの1年で俺が進化しているか? それをキッチリと見せてやろうじゃないか」
裕二郎「ジュース・ロビンソン。日本で、活躍して、名前売ってすぐ、アメリカ帰っちまうんだろ?そんなヤツによ、価値はねぇよ」
ファレ「リラックス、リラックス。いいからみんな、リラックスするんだ」
ロア「オマエら、リラックスしろよ。落ち着け。BULLET CLUBは、こんな負けは気にしねぇ!」