ブシモ Presents G1 CLIMAX 23
- 日時
- 2013年8月11日(日) 13:30開場 15:00開始
- 会場
- 東京・両国国技館
- 観衆
- 11,500人(超満員札止め)
「皆様のおかげで1日から始まったG1 CLIMAX、本当に大成功だったと思います。私はブシロードグループになってから、「両国の連戦を復活してほしい」というのを最初に言いまして。その時は10月の両国大会も「難しいから止めたほうがいいんじゃないか」という話もあったのですが、「でも、やらなきゃダメだよ」ということで。やれるように宣伝もするからということで、去年も続けまして。そして「4月の両国もやろうよ」ということでやって。で、夏は二連戦ということで、なんとか全て目標をクリアしてきたと思います。
まあ、3年前くらいの動員に比べれば何割増しになっているか、それはみなさんの方がご存知だと思います。そういう意味で興行としては大成功だったと思います。内容に関しては、私も全部をチェックしているわけではありませんが、今日は最初から最後まで観ていましたけど、本当に熱戦が続いて。まあ、ただ今年は非常に暑かったこともあって、選手がコンディションをコントロールするのが大変だったと思うんですよね。試合そのものもそうなんですけど、体調管理面で。ですから、半ばあたりから少しケガが出たりとか、二人骨折した選手がいますが、そういったことがいつもの年以上に、試合以外のところでも過酷な連戦であったかなと思います。そんな中で今回は内藤選手が初優勝ということで非常にフレッシュで。個人的には、次の1.4に繋がるような展開になったんじゃないかと思います。
ですから、このままいくと内藤選手が1.4のメイン、もしくはダブルメインくらいで挑戦してほしいですね。ただ、お願いしたいのは、やっぱりヒザを完全に治してほしいなというのはありますね。もう一つはNEVERで田中選手に負けてるんで、これをきっちり借りを返してほしいなっていう。この二つが僕からの課題かなと思っています。
あと、今日のオカダ選手の試合を観ていて、最近はやっぱり必殺のレインメーカーが返されることがちょっと多くなってきてるかなと。やっぱり対戦相手も一巡二巡して、もうかなり慣れてきてるかなという気もしていますので。事前は全戦全勝して連続優勝するということだったんですが、結果を開けてみるとイーブンで終わっちゃっているので、このへんもオカダ選手に期待を込めて、有言実行してほしいなと思ったりしています。オカダ選手も初参加の選手も含めて、非常にいい試合をしていただいたと思っているので、また来年ももっと規模を大きくしてやりたいなと思います。
僕も今回のG1までが会長ということで。9月のブシロードグループの株主総会をやりますので、そこで会長を降りることになると思います。その後、どういう体制になるかは、また追ってご連絡することがあるか、と。以上、私からの報告になります。本当に素晴らしい大会でした。ありがとうございます。
——来年の興行形態なのですが、これだけ過酷な日程が続きました。たとえば参加者数を減らすのか、それとも現行どおり行われる予定ですか?
木谷 個人的な考えですけど、ちょっと多いかなとは思います。一回目とかは8人だったわけですからね。それはやっぱり、現場で検討することになるんじゃないですかね。まあ、あと、ここ数年は夏が凄く暑くなって平均気温が上がっていますから。そういうことも踏まえて、場所と日程と参加人数っていうのは考えないといけないと思いますね。日程は同じなんですが、タッグの試合を入れて、若干休みを作るという考え方もあると思います。ただ、そのへんはこれからの話になると思います。
■オーディションに関して
これから正式発表しますが、10月に選手のオーディションをやろうと思っています。これは大々的にテレビ朝日さんにも協力してもらいつつ、弊社もCM等を関連番組で流しつつ、幅広く集められるだけ。書類段階で何千人も集めたいと思います。実際に会うのは100人とかそういうレベルだと思うんですけど、書類段階ではこれからレスラーになりたいという人を集めて、次の世代の人材を発掘したいなと思います。やはり、これから十代のファンを作らないといけないので。これはプロレスじゃなく別のエンタメのところで思っていることですが、自分の年齢よりも20歳上の人にはなかなか感情移入できないと思っています。ですから、10代の少年少女が感情移入できるのはじつは35歳までかなというふうに思っていますので、10代のお客さんを開拓するには二十代のスターが絶対に必要だなと思っていますので。