新日本プロレス本隊vsLOS INGOBERNABLES de JAPONの10人タッグマッチ。NEVER 6人タッグ王者組のSANADA&EVIL&BUSHIは、2・26後楽園でデリリアス&ライガー&タイガーの挑戦を受ける。また、IWGP Jr.王者のヒロムは、2・11大阪でドラゴン・リーを退けて初防衛に成功。その直後、田口が挑戦表明している。
タグチジャパンの監督でもある田口は、日本国旗を携えて登場。そんな中、田口対ヒロムで試合が始まり、ヒロムが連続ドロップダウンを披露。すると田口も連続ドロップダウンで対抗し、ヒロムのヘッドシザースホイップを切り返してアンクルホールド。たまらずヒロムが場外へ逃げると、コミカルなトペフェイントで挑発した。
KUSHIDA対SANADAの場面。両者がグラウンドで張り合い、腕の取り合いでも互いに譲らず。その後、KUSHIDAがアームホイップと同時にSANADAの腕を取り、腕ひしぎ逆十字固めでロープエスケープさせた。
フィンレー対SANADAの場面。フィンレーが串刺しバックエルボー2連発で先制し、さらに串刺し攻撃を狙う。ところが、EVILが場外から脚を引っ張って転倒させ、SANADAが低空ドロップキックで逆転。
たちまち大乱闘が巻き起こり、フィンレーが完全に孤立。BUSHIがTシャツによるチョーク攻撃、顔面攻撃、内藤が延髄斬り、SANADAがバックドロップ、EVILが指折り攻撃、カウンターフロントハイキックなどで攻め立てる。
だが、フィンレーはカウンタードロップキックでEVILに逆襲。ようやくタッチを受けた棚橋が、ボディスラム、ジャンピングエルボードロップでEVILに追い討ちし、KUSHIDA&ジュースとトリプルドロップキックを敢行する。
棚橋の攻撃は続き、ボディスラムからダイビングサンセットフリップ。するとEVILは追走式ジャンピングバックエルボーで巻き返すが、棚橋もすぐに追走式ジャンピングエルボーでお返し。
しかし、EVILがトラースキックで流れを変え、串刺しショートレンジラリアットで追い討ち。そして、棚橋がロープへ走ると、自分はニュートラルコーナーへ走り、死角からラリアットを食らわせた。
田口対ヒロムの場面。田口が串刺しジャンピングヒップアタック、ランニングヒップアタックを見舞い、ギタッてからヒロムの低空ドロップキックを鮮やかにかわす。そして、即座にアンクルホールドを極めるが、ヒロムはすぐに脱出。それでも田口はアンクルホールドを狙うが、ヒロムは場外へ退避。その後、田口がトラースキックを受け止めて延髄斬りを見舞うも、ヒロムはジャーマンスープレックスホイップで逆転した。
ジュース対内藤の場面。ジュースがラリアットで吹き飛ばすも、内藤はロープを利用したスイングDDTで逆転。これでジュース対BUSHIとなり、BUSHIがミサイルキックで追い討ちをかける。
続いてL・I・Jが波状攻撃を仕掛け、BUSHIが串刺しダブルニーアタック、EVILがトラースキック、SANADAがパントキック、BUSHIがバッククラッカー。だが、次のエムエックスはジュースが回避し、顔面パンチでBUSHIに報復。
それでもBUSHIは、フェイント式ニールキックをジュースに食らわせ、コードブレイカーを繰り出す。ところが、ジュースが受け止め、プリンスズスロウンで逆転。
ここで棚橋&KUSHIDA&田口&フィンレーが同時プランチャで内藤たちを分断。そして、ジュースがBUSHIにカウンターバックスピンキックをお見舞いし、パルプフリクションでとどめを刺した。
試合後、田口は日本国旗を肩に羽織り、なぜか舌を小刻みに動かしてヒロムへ急接近。そして、そのままIWGP Jr.ベルトを舐め回すと、ヒロムはゆっくりと後ずさり。何もアクションを起こさずに退場した。