DOMINION 6.22
- 日時
- 2013年6月22日(土) 15:30開場 17:00開始
- 会場
- 大阪・大阪府立体育会館
- 観衆
- 7,240人(超満員札止め)
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第9試合 60分1本勝負
IWGPヘビー級選手権試合- (第59代王者)
- (挑戦者)
※オカダが2度目の防衛に成功レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
試合開始のゴングが鳴ると、両者への大コールで場内が二分される。そんな中、両者はグラウンドで互角の勝負を展開。
その後、真壁のラリアットをオカダがかわし、オカダのレインメーカーを真壁がかわす。そして、真壁がハンマーブロー連射、ボディブロー連射でオカダの動きを止め、場外で鉄柵攻撃、串刺しラリアット、鉄柱攻撃。
リングへ戻り、真壁がボディスラム、頭部へのパンチ連射で追撃。ところが、オカダが真壁をコーナー最上段へ追いやり、ドロップキックで場外へ転落させる。
再び場外戦となり、オカダが鉄柵攻撃、串刺しフロントハイキック。さらに、真壁の両足を鉄柵にかけ、DDTを敢行する。
オカダの攻撃は続き、串刺しバックエルボー、クロス式ネックブリーカー、DID、ストンピング連射、DDTと、一方的に試合を進める。しかし真壁は、フロントハイキックをキャッチし、ショートレンジラリアットで逆襲。さらに、串刺しラリアット、頭部へのパンチ連射、ノーザンライトスープレックスホールドに繋げる。
続いて真壁はラリアットを放つが、オカダがかわしてフロントハイキックで反撃。さらに、ボディスラムで真壁を叩きつけ、ダイビングエルボードロップを投下。そして、レインメーカーポーズを披露する。
ところが、素早く立ち上がった真壁がオカダに詰め寄って睨みつけ、エルボー合戦へ持ち込む。そして、ラリアットを3連続で浴びせ、粘るオカダをひざまずかせる。すると、オカダはカウンタードロップキックで巻き返すが、真壁は右ラリアットを放ち、かわされた直後に左ラリアットをヒットさせる。
ここから真壁は、ジャーマンスープレックスホールド、キングコングデスバレーボムに繋ぎ、コーナー最上段からキングコングニードロップを投下。しかし、オカダがかわして自爆を誘い、レッドインクでギブアップを迫る。
劣勢の真壁はドロップキックを回避し、パワーボムを狙う。だが、オカダが真壁を持ち上げ、リバースネックブリーカーで逆転。さらに、ヘビーレインから再びレッドインクを仕掛けるが、真壁が回避。
するとオカダは、低空ランニングフロントキックで真壁を場外へ落とし、場外でツームストンパイルドライバーを仕掛ける。しかし、真壁が回避し、パワースラムで逆襲。そして、本部席のテーブルを持ち出し、そこにオカダをパワーボムで叩きつけて真っ二つにヘシ折った。
リングへ戻った真壁は、パワーボム、後頭部への串刺しラリアット、スパイダージャーマンと畳み掛け、2度目のキングコングニードロップを発射。しかし、オカダが回避して自爆させ、ツームストンパイルドライバーの体勢に入る。これを真壁が切り返し、レインメーカーもかわしてドラゴンスープレックスホールドで反撃。
しかし、次のラリアットはオカダがかわし、ツームストンパイルドライバーで逆転。そして、今度こそレインメーカーをさく裂させ、真壁を倒した。
COMMENT
オカダ「そうすね。…まだまだみなさん、見る目がないですね。あんなんで、追い込まれたとは、思われたくないです」
——試合前は、「どっちが本物なんだ?」というのがテーマになりました。
オカダ「ま、勝ったほうが、勝ったほうの言うことが正しいと思いますね」
——試合後、プリンス・デヴィット選手が挑戦を表明しました。
オカダ「そうすね。ま、このベルト、挑戦したいんだったら、ジュニアヘビーのチャンピオンだから、『SUPER Jr.』の優勝者だから、そんなの関係ない。だからこそ、一つ条件を出して、デヴィットが挑戦しやすいようにしてあげただけです。そして、ボクと外道さんでチャンピオン同士で…」
※オカダと外道、視線を合わせて
——外道選手は、少し苦笑いしていたように見えましたが
外道「まぁな! 急にだったからな。ま、だけどレインメーカーもな、せっかく俺にチャンスくれたからな。レインメーカーのためにもな、やるぞ? あいつのケツ、蹴っとばしてやるからな! 見とけこの野郎!」
——外道選手が、ジュニア王座を奪った場合には、デヴィットの挑戦はもちろん認めない?
オカダ「そしたら、挑戦は……」
※ 外道のほうを見やって
外道「俺か! いいね。やろうか! やるよ。あいつから取り上げて二人でやろうか?」
オカダ「やりますか」
——最後に、これからの防衛ロードに関して
オカダ「まぁ、次はデヴィットか…いや! 外道さんですね? 外道さんを倒して。そして『G1』。去年の優勝者として、しっかり2連覇。そのあと東京ドーム、ドンドンその先に向かっていくだけですね」
——外道選手もお願いします。
外道「あの野郎、調子に乗ってよ〜。金魚のフン、引き連れてよ〜、調子に乗ってるけどよ。次で現実をわからせてやる。本物のリアルがどんなものか、教えてやるからよ、見とけよ、オイ!」
——紙一重だったのでは?
真壁「紙一重? それは向こうに聞いてくれよ。観てたらわかんだろ。ま、実際、試合は負けらから。また次だ。俺はそうやって這い上がってきたんだ。あのオカダのヤローが、クソとも認めねぇよ。それが認められる存在なら、ヤツを叩き潰すのみ。それだけだ。認めねぇよ?! 認めるわけねぇじゃん! 認めねぇ!! だがよ、この俺様のキングコングニーを食らって、キックアウトしてみろよ。そんなことはありえねぇんだよ。だから俺は追い続けんだよ! いいだろそれで。いやぁ〜、首が効いたな! ダメだな! しょうがねぇしょうがねぇ! 1つ言えることはよ、俺の一年分のタイトルマッチが終わったわけじゃねぇぞ! わかってんだろ? こういう試合をよ、紙一重の試合を見せていけば、自ずとテメーのところに回ってくるからよ! な? 俺カッコいいだろ? 俺、昔そういうところカッコよかったんだよ。試合終わって、こんな爽快なコメント出るのもよ、自分が納得してる部分と、そうじゃねぇ部分、納得してる部分がやや多いのかな? 納得というわけじゃねぇなな。自分が見せるべきものを見せたし、観客も少しは気付いたろ? 俺がこうやって出迎えねぇと気付かねぇなんて、オマエら重症だぞ?! これからもよ、俺流のやり方で観客どもを洗脳してやるよ! それだけだ。負けたモンにコメントはねぇからよ。長ぇ?! うるせぇバカヤロー!」
デヴィット「オカダ、いまさらジイさんの“ママちゃん”外道が相手? いいだろう。ジイさんの“ママちゃん”外道はIWGPジュニアヘビーと結婚でもするか?! 次はオカダの持ってるIWGPヘビー級だ。バレットクラブがくるぞ」