BEST OF THE SUPER Jr. XX

日時: 2013年5月24日(金) 17:30開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 1,650人

第1試合 30分1本勝負
「BEST OF THE SUPER Jr.XX」Aブロック公式戦

獣神サンダー・ライガー
高橋広夢

境界線

レフェリー｜佐藤健太

MATCH REPORT

　記念すべき20回目の節目を迎えた『BEST OF THE SUPER Jr.』。場内のバルコニーにはリーグ戦へ出場する全選手の写真入りタペストリーが飾られた。
　
　第1試合開始前には、ネット対戦型トレーディングカードゲーム「キングオブプロレスリング」の表彰式が行なわれ、第6回公式リーグ戦「東スポ杯」の優勝者に真壁が表彰状を贈呈。そして、東京スポーツ新聞社の柴田惣一氏が、記念のパネルを手渡した。
　
　また、今大会を生中継するテレ朝チャンネル2の放送席が場内の大型ビジョンに映し出され、野上慎平アナウンサーが解説の内藤哲也を紹介。大きな声援が飛んだ。
　
　そこから始まった『SUPER Jr.』のオープニングマッチは、大ベテランのライガーとヤングライオンの高橋（広）が対決。
　
　握手を拒否した高橋が、ドロップキック2連発、ランニングエルボー、ミサイルキックで先制。これでライガーを場外へ追いやり、エプロンからミサイルキックを発射する。
　ところが、ライガーがかわして自爆させ、場外マットのない床の上で垂直落下式ブレーンバスターを敢行。それでも高橋はカウント19でリングに戻るが、ライガーが串刺し掌底、パワーボムホイップで追撃。
　ライガーの攻撃は続き、ショルダーアームブリーカー、チキンウィングアームロック、腕ひしぎ逆十字固めと猛攻。
　しかし高橋は、串刺し攻撃を狙うライガーをフロントハイキックで迎撃。そして、ハサミワザで場外へ落とすと、今度こそエプロンからのミサイルキックをさく裂させる。
　さらに高橋は、ライガーをリングへ押し込み、ミサイルキックからフィッシャーマンズスープレックスホールド。これを返されると、変型パワーボムで叩きつける。
　それでもライガーが沈まないと、高橋は左右の張り手を連打。すると、ライガーが空中胴締め落としを繰り出すが、高橋が体勢を入れ替えて反対に丸め込む。
　その直後、高橋がライガーの後頭部へドロップキックを見舞い、再びフィッシャーマンズスープレックスホールドでフォール。これを返されると、コーナー最上段にのぼる。
　ところが、ライガーが掌底で動きを止め、雪崩式ブレーンバスター。それでも高橋はすぐに立ち上がるが、ライガーがカウンター掌底で追い討ち。そして最後は、垂直落下式ブレーンバスターでとどめを刺した。

COMMENT

ライガー　「白星スタート？　いやまぁ、１回勝ったから、負けたからといって、どうのこうの言う大会じゃないから。このリーグ戦、何度も経験してるからね。一喜一憂してるわけいかないし。とりあえず、『勝って兜の緒を締めよ』。それを肝に銘じて、一戦一戦、勝利というか得点を挙げていくだけですね。まぁ、広夢は、成長しているけども、やっぱどうしても隙間隙間が空いちゃうよね？　付け入る隙があるっていうか。だから、落ち着いていけば、そんなに怖い相手じゃないし。いつも調子に乗って、ポカして、今日も最初、ちょっとヤバかったけど。肉体的にも体力的にも派手な空中技ができなくなっているけど、逆にテクニックとパワーで押していく自信があるんで、このシリーズ、優勝戦線に残りたいですね。もういいかげんキャリアがどうのこうのじゃないんで。あまり長くキャリアを積みすぎてもいけないんで、このへんであらためてキッチリと、優勝します、と宣言したいですね！」

高橋「新日本の……新日本の未来は、明るいぞ」