レスリングどんたく 2013
- 日時
- 2013年5月3日(金) 16:00開場 17:00開始
- 会場
- 福岡・福岡国際センター
- 観衆
- 6,800人(超満員)
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第9試合 60分1本勝負
ダブルメインイベントII IWGPヘビー級選手権試合- (第59代王者)
- (挑戦者)
レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
そして、オカダと鈴木が激しく睨み合う中、外道がタイチを場外に蹴散らし、バックステージへ連行した。
これで試合開始となり、オカダが余裕の表情でレインメーカーポーズ。これに怒った鈴木がフロントハイキックを繰り出すも、オカダがかわして反対にフロントハイキックをお見舞い。
さらにオカダは、ランニング低空フロントキックを狙うが、回避した鈴木がゴッチ式パイルドライバーの体勢に入る。しかし、オカダの抵抗で未遂に終わった。
その後、オカダがDDTで叩きつけると、鈴木がトップロープ越しの腕ひしぎ逆十字固めで逆襲。ここから場外戦となり、鈴木が鉄柵攻撃&串刺しフロントハイキック。さらに、リングサイドのテーブルに、オカダの頭を何度も叩きつける。
リングへ戻ると、鈴木がオカダの両腕と片脚を取り、同時に絞り上げる。そして、ボディへの膝蹴り、腕固め、チキンウィングアームロック、チキンウィングフェースロックなどで攻め続け、試合の流れを完全にコントロール。
しかしオカダは、フロントハイキックで巻き返し、クロス式ネックブリーカーで追い討ち。さらに、エルボースマッシュ連打、ランニング低空フロントキックに繋ぐと、鈴木を踏みつけてレインメーカーポーズ。
ここからエルボー合戦となり、両者が叫び声をあげながら激しくやり合う。長時間に渡る打ち合いのあと、鈴木が張り手で不意打ち。そして、フライングメイヤー、ランニングローキック、腕ひしぎ逆十字固めで追い討ちをかける。
だが、オカダがヘビーレインで巻き返し、コーナー最上段からダイビングエルボードロップを投下。そして、レインメーカーポーズからレインメーカーを繰り出すも、鈴木がかわしてスリーパーホールド。
さらに鈴木は、レッドインクを阻止すると、腕ひしぎ逆十字固めに切り返す。するとオカダは、痛めた腕を差し出して攻撃するように挑発。しかし、実際に攻撃を受けると動きが止まってしまい、鈴木が脇固めで追い討ちする。
鈴木優位の展開は続き、オカダの背後へ回り込み、スリーパーホールド。そこからゴッチ式パイルドライバーを予告するも、オカダがリバースネックブリーカーに切り返す。
さらにオカダは、ドロップキックで鈴木をなぎ倒し、レッドインクで捕獲。しかし、鈴木は辛うじてロープへ手を伸ばす。ここでオカダはツームストンパイルドライバーを仕掛けるが、鈴木が回避。そして、追走式ドロップキックで逆襲すると、またもやスリーパーホールドでグイグイと絞め上げる。
これをオカダが脱出し、レインメーカーを狙うも、鈴木が腕へのフロントハイキックで妨害。そして、またもやスリーパーホールドを極め、グラウンドに移行してさらに絞る。苦しくなったオカダがフラフラと立ち上がると、鈴木が逆落としで叩きつけ、そのままスリーパーを続行。オカダがロープへ近づくと、ポジションを変えてさらに絞め上げる。
ここで鈴木は自らスリーパーをほどいてフォールに行くが、オカダがカウント2で返す。しかしオカダは、足元がおぼつかず、エルボーをまともに打てない。すると鈴木が、ボクシングスタイルで左右の張り手を連打。そして、ゴッチ式パイルドライバーの体勢で持ち上げるが、オカダが両脚をバタつかせて回避。
だが、鈴木が顔面に膝蹴りを見舞い、改めてゴッチ式パイルドライバーを仕掛ける。しかし、オカダが切り返し、ツームストンパイルドライバーで反撃。
それでも鈴木は左右の張り手を連打するが、オカダがエルボースマッシュで逆襲。すると、鈴木が張り手をヒットさせるが、オカダがカウンターエルボースマッシュでお返し。さらに、後頭部へエルボースマッシュを浴びせると、棒立ちになった鈴木の後頭部へショートレンジドロップキックを食らわせる。
続いてオカダはツームストンパイルドライバーを狙うが、鈴木がヘッドバット連射で抵抗。するとオカダは、なんとゴッチ式パイルドライバーで鈴木を突き刺す。そして、今度こそレインメーカーをさく裂させ、激闘を制した。
COMMENT
オカダ「インベーダーにカンパイ」
外道「史上最強のインベーダーが決定しました〜!」
オカダ「した〜!」
——ビールの味は、いかがですか?
オカダ「そうっすね。とくにありません」
——今日の試合、本当に絶体絶命まで追い込まれましたが?
オカダ「ま、そのへんはレベルが違いますから」
外道「並のレスラーなら、終わってるだろうな? ただよ、レェベルが違うからな?」
オカダ「どこでも、右手、右足、左足、左腕、腰……どこでも狙ってきてほしいすね」
外道「一本じゃ足りないんじゃねーか? 全部、攻めてきたらわかんなかったけどな」
——最後は、スペシャルな技を見せてくれました。
オカダ「ま、あれは鈴木さんに、ちょっとスペシャルにやろうとしたんで、もうやることはないでしょう」
——真壁刀義選手の挑戦表明については?
オカダ「ん〜……。まぁ、アメリカから帰ってきて、あんま試合した覚えもないですし。負けたこともないですし、先輩がああやって挑戦を表明してくれたんで、シッカリと後輩のボクが胸を貸してあげたいな、と思います」
——あらためて、王者としての決意は?
外道「……決意?」
オカダ「くだらなくないすか? この質問? その質問はくだらないと思います」
——失礼しました。
外道「歴史は変わったんだよ! 次は真壁? 笑わせるなコノヤロー! 博多弁でよ、コビ売ったところでよ、本物は倒せねーんだよ。おまえはよく言ってるな? 『本物のプロレスを見せる』ってよ。見せてもらおうじゃねーかコノヤロー! 本物の、レインメーカーが受けて立ってやるよ……」
——今の気持ちをお聞かせください。