IWGPタッグ選手権を賭けて、王者のゲリラズ・オブ・デスティニー(タマ・トンガ&タンガ・ロア組)と、『WORLD TAG LEAGUE 2016』覇者の真壁刀義&本間朋晃組、そして力尽くで挑戦を認めさせた矢野通&石井智宏組が3WAYマッチで激突。この試合は3チーム同時に通常のタッグマッチを行ない、いずれかの1チームが勝利した時点で決着となる。
矢野は昨年の12.17後楽園で強奪したIWGPタッグのベルトを持って入場。試合はゴング前に、ベルトを盗まれたゲリラズ・オブ・デスティニーが矢野を襲撃するかたちでスタート。そして、リングに矢野を戻すと、真壁組と共にストンピングを連発。さらにタマ&タンガは真壁組も襲撃。そして、矢野をダブルのショルダータックルで場外へ。
すると、真壁組も反撃開始。本間がタンガにボディスラムから小こけしを狙うが、これはかわされてしまう。さらにタンガは本間に豪快なオクラホマスタンピード。このスキに矢野はコーナーマットをはがし、そこに本間を叩きつける。すると、石井も登場し、本間に逆水平チョップとエルボーを連発。さらにブレーンバスターで一気に引っこ抜く。続いて矢野がリングインするも、本間のエルボーを食らうと、すかさずタマにタッチして場外に回避。
本間は王者組の同士打ちを誘うも、タマはブレーンバスターの体勢へ。すると、本間が逆に切り返し、真壁にタッチしようとするも、矢野が阻止。だが、本間は矢野を金具むき出しのコーナーに叩きつけてエスケープ。
続いて登場した真壁は、タマと石井をショルダータックルで吹き飛ばす。さらにタンガをパワースラムで投げきると、四方のコーナーに寄りかかっている石井、矢野、タマ、タンガに、それぞれ串刺しラリアット。そして、矢野と石井の同士打ちを誘い、ダブルのスピアー。だが、ここで王者組が真壁を襲撃。しかし、真壁はラリアットで二人をなぎ倒し、本間と共に串刺しラリアットから、頭上に振り下ろすナックルパート、そしてノーザンライトスープレックスの共演。
勢いに乗った真壁はタマのバックを取る。しかし、切り抜けたタマは打撃のコンビネーションから、スキをついてヴェレノを炸裂。続いて飛び出したのはタンガと本間。本間は逆水平チョップの連発から、串刺しエルボー、フェイスクラッシャー、小こけしとたたみかけていく。さらにロープに飛ぶも、タンガはフロントキックで迎撃し、パワーボムの体勢へ。だが、本間はフェイスバスターのように切り返す。そして、タンガにボディスラムを仕掛けようとするも、ここで乱入した石井が本間にラリアット。さらにタンガにもラリアットを決めるが、タマが石井にドロップキック。だが、矢野がリングインし、タマの髪をつかんでそのままうしろに叩きつけていく。
ここで矢野&石井はタンガにトレイン攻撃を狙うが、タンガは矢野の攻撃をかわすと、石井をタックルで抱え上げ、そのままコーナーに叩きつける。続いて王者組は本間にパワーボム&ネックブリーカーの合体攻撃。さらにゲリラ・ウォーフェアを狙うが、これは真壁がカット。そして、王者組を二人まとめてラリアット。続いてGBHコンビはタンガにサンドイッチラリアットから、真壁のラリアット、本間のこけしロケットを連発。さらに真壁がパワーボムを決めたところに、本間がこけしをヒット。しかし、石井が間一髪でカットイン。すると、本間はこけしロケットで石井を場外に投機。
ここでタマが本間にガンスタンを仕掛けるも、こらえた本間はこけしロケット。しかし、タマはそこにカウンターのガンスタン。すかさず真壁が救出に入るも、王者組は合体のトンガンツイスト。そして、本間にはゲリラ・ウォーフェアを狙うが、本間はうまく切り返し、雄叫びを上げて気合を入れる。すると、その背後で矢野が本間にタッチ。
それに気づかない本間は、王者組に突進するも、逆にタマはスパインバスター。ここで石井がリングに入り、王者組にダブルのラリアット。だが、こらえた王者組はダブルのヘッドバットから、ツープラトンのブレーンバスターを狙う。しかし、背後から矢野が634(急所攻撃)を敢行。そこに石井がラリアットを叩き込むと、最後は矢野がタンガを丸め込んでベルト奪取に成功した。