THE NEW BEGINNING
- 日時
- 2012年2月12日(日) 16:00開場 17:00開始
- 会場
- 大阪・大阪府立体育会館
- 観衆
- 6,200人(超満員札止め)
-
第5試合 60分1本勝負
IWGPタッグ選手権試合- (第58代王者組)
- (挑戦者組)
※テンコジが初防衛に成功。レフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
挑戦者組のバッドインテンションズは、マシンガンとバズーカ砲でビジョンに映し出された東京スポーツ(見出しは『新日プロ身売り』)を破壊するというパフォーマンスで入場。そこから王者組のテンコジが入場し、試合がスタートする。
先発したのは小島とアンダーソン。小島がショルダータックルで先制し、大胸筋を動かしてファンにアピール。しかし、すぐにアンダーソンもカウンターゼロ戦キックでやり返し、負けじと大胸筋でアピールした。
天山対バーナードの場面。ヘッドバットを受け止めた天山が、モンゴリアンチョップ連射で反撃。すると、バーナードがショルダータックルでやり返すが、天山はエルボードロップを冷静にかわした。
小島対アンダーソンの場面。小島が天山と連携攻撃を仕掛けるが、アンダーソンにかわされて自爆。すかさずバッドインテンションズは小島に襲い掛かり、波状攻撃を開始する。
バーナードのパワー殺法とアンダーソンの多彩な技に苦しんだ小島だったが、バーナードのコーナープレスを両脚を立ててブロックし、ようやく脱出に成功。
スイッチした天山は、モンゴリアンチョップを連射でバーナードに叩き込み、カウンターニールキック、ヘッドドロップにつなげる。そして、串刺しラリアット、カーフブランディングからアナコンダバイスを極めるものの、アンダーソンがカットに入る。
すると、天山はダイビングヘッドバットを繰り出すが、バーナードにかわされて自爆。タッチを受けたアンダーソンは、ぎこちないフォームでモンゴリアンチョップを打ち込むが、天山はカウンターニールキックでやり返した。
小島対アンダーソンの場面。小島が逆水平チョップ乱射、串刺しジャンピングエルボー、「いっちゃうぞバカヤロー!」からのダイビングエルボードロップとラッシュ。だが、バーナードが加勢に入り、ジャンピングボディプレスとセントーンを交互にお見舞い。
そして、乱入した天山をブーツ・オブ・ドゥームで蹴散らし、バーナードが串刺しボディアタック、アンダーソンがジャンピングフロントハイキックで追撃。
さらにバーナードとアンダーソンはマジックキラーを仕掛けるが、天山が妨害。すると、バーナードが小島をバーナードボムで叩きつけるが、これも天山のカットが間に合う。
その天山にアンダーソンが襲い掛かり、場外へ置き去りにする。そして、バーナードと共に合体技マジックキラーを炸裂させるが、小島はフォールを跳ね返す。
続いてバーナードはバーナードライバーを狙うが、またもや天山が妨害。さらに、合体技テンコジカッターでバーナードに逆襲する。そして、テンコジはアンダーソンにも同じ技を仕掛けるが、アンダーソンが脱出して天山にガンスタン。しかし、そのアンダーソンに小島がコジコジカッターを食らわせ、4人が同時にダウン。
ここから最初に立ち上がった小島が、ラリアットを放つものの、バーナードが両腕でブロック。さらにバーナードは、ショートレンジラリアットをブロックし、ラリアットを相打ちに持ち込む。
そしてバーナードはラリアットを発射するが、小島がかわしてラリアットをジャストミート。接戦を制し、IWGPタッグ王座初防衛に成功した。
試合後、4選手は互いの健闘を称えて握手をかわす。そして、バッドインテンションズが退場すると、天山が「大阪ー!バーナード、マシンガン、サンキューベリーマッチ!」とマイクアピール。
さらに、「ウイ・アー・テンコジ、イチバーン! みんな! 応援ありがとう。次の相手、誰や!? 誰でもかかって来いって。な、コジ?」と続ける。そして小島が「オッケー、天山! 俺たちが世界で一番大阪を愛するタッグチーム、天山・小島、略してテンコジだバカヤロー!」と叫んだ。
COMMENT
小島「いや、もう……ダメだ。あんな強いヤツ、なかなか出会えないよ。生きている中で、おもしろいよ。ホントに、生きてなきゃ、いろんなこと、味わえないさ……ん?」
※ドアを蹴飛ばして、高山とランスがコメントルームに登場。
天山「なんや!」
高山「なんやじゃねーよ。次は、どうこう言ってんでな?」
※両チームが睨み合う。高山が天山のベルトを叩き、ランスも英語で挑発する。
天山「なんや?やるのか?英語使いやがって!」
高山「おまえら、なんだ?いまさら組みやがって?」
天山「ああ?やったろか?」
小島「おまえらなんかに渡してたまるか!」
ランス「ヘイ、おまえたちがチャンピオンだって?なんかやってみろ!なんかやってみろ、チャンピオン!!」
天山「シャラップ!! ユー・ガット・ノー・チャンス!!」
ランス「シャラップ!!」
天山「ドント・タッチ・ミー!! (ランスに向かって)……ジャスト・ハイ!!」
ランス「アア?」
小島「テメーはデケーだけだって言ってるんだよ!俺だってわかるわ、そのぐらい!」
ランス「シャラップ!! いいか? オレとタカヤマがチャンプになる!」
小島「俺らから獲れると思ってんのか?絶対渡さねーぞ、おまえらなんかに!」
高山「(テレビ朝日・吉野アナウンサーに向かって)オイ!! コイツら、俺らとやるらしいからさ、よく宣伝しておけよ?」
吉野アナ「ハイ」
天山「……ノー・モア・チャンス!!(首を振りながら)」
ランス「ノーモア!」
天山「ユー・ドント・ノウ!! ウィー・アー・テンコジ!!」
小島「テンコジ、覚えておけコノヤロー!!」
※ニヤリと笑いながら、高山&ランスは控室へ
天山「……。ま〜、誰でもかかってこいって言ったら、来たな?ま、アイツらデカイだけや。調子に乗るなって。イリミネーションなんかでやっとったって、俺らの相手になるか?俺ら、最強やっていうのを見せるよ」
小島「甘いよ!いまの俺たちから獲れると思ってんのか?甘すぎの、甘すぎの……ミルキーチームだおまえたちは!チクショー。俺たちは辛いぞ?相当、辛いぞ?激辛カレーと同じくらい辛いんだ!! ふざけんじゃねー!」
天山「コジ、これからもガッチリ頼むで」
アンダーソン「俺達バッドインテンションズが、ここ3年間で様々な功績を残してきた。今年、昨年でやっと俺達が世の光を浴びた。俺達がとてもよいタッグチームだということが証明出来たと思う。ここにいる最高のベスト・ビックガイが、俺を連れて来てくれて、俺がこのニュージャパンでキャリアをスタートすることが出来た。俺はこのバーナードにとても感謝している。どんなことを教えてくれても、それについて純粋に守って、とても感謝している。これが俺達、バッドインテンションズの最後ではない。また俺達は絶対戻ってくる!」
バーナード「俺達がこれまでバッドインテンションズとしてやってきて、今からどうしていいのか、まだわからない。俺達が座ってじっくり考えて、今後について話し合おう思う。棚橋、アイツは自分のことをいろんな呼び方をするが、チャンピオンとか、名誉に値する頑張りをしてきて、そのようなチャンスを作ってきたと思う。俺達も同じように作ってきたと思うが、ただ今から出来ることがなにかわからない。これからアンダーソンがどうするかもわからない。俺達がどう進んでいくか、ここから先を考えていくつもりだ」