ブシロード PRESENTS G1 CLIMAX XXI 〜THE INVINCIBLE FIGHTER〜

日時: 2011年8月8日(月) 17:30開場　18:30開始
会場: 神奈川・横浜文化体育館
観衆: 5,000人

第8試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX XXI」Bブロック公式戦

境界線

（4勝0敗＝8点）
（4勝1敗＝8点）

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

　無傷の4連勝で単独トップを走る後藤が、4勝1敗の鈴木と対決。　　序盤はグラウンドの攻防となり、後藤がアキレス腱固め。これを鈴木が抜け出すと、手四つの力比べになり、後藤が押し込む。そして、ハンマーロックに行くものの、鈴木が素早く動いて腕を取り返し、腕ひしぎ逆十字固めを狙う。
　すると後藤は、チョップとエルボー連打でやり返し、ロープ際にいる鈴木に向けてラリアットを発射。しかし、鈴木がかわしてトップロープ越しの腕ひしぎ逆十字固めで逆襲。後藤を場外へ追い込むと、鉄柵を悪用した腕殺しを開始する。
　それを見たレッドシューズ海野レフェリーが厳しく注意するが、セコンドのタイチが試合介入してさらに後藤を痛めつける。怒った海野レフェリーがタイチに退場を命じ、セコンドのキング・ファレと高橋広夢に連れて行かれる。だが、後藤がタイチに襲い掛かり、その隙を突かれて鈴木の追撃を受けてしまう。
　カウントアウト寸前のピンチに陥った後藤は、なおも鈴木に攻め込まれ、長時間の劣勢を強いられる。しかし、フロントハイキックを受け止めてショートレンジラリアットで逆襲し、スライディングラリアット、ミドルキック連射、串刺しラリアットに繋げる。
　さらに後藤はコーナーにのぼるが、鈴木が追いかけてコーナー最上段で卍固めを極める。そして、ランニングローキックを放って行くものの、後藤が蹴り脚を取って追走式ラリアット。だが、鈴木がロープに走って後藤の背後に回り、スリーパーホールド。しかし、技が極まる前に後藤がバックドロップで叩きつける。
　ここから後藤は、串刺しニールキック、ダイビングエルボードロップで追撃。そして、張り手3連射で反撃する鈴木の顔面にヘッドバットを食らわせ、牛殺しをお見舞い。
　さらに後藤は昇天を狙うが、鈴木が脱出。そして、ローリングラリアットもかわすと、ボクシングスタイルで左右の張り手を乱れ打ち。それでも後藤はショートレンジラリアットを放つが、鈴木がかわしてスリーパーホールドで捕獲。そして最後は、ゴッチ式パイルドライバーで仕留めた。
　
　これで後藤は初黒星を喫し、得点8で足踏み。一方の鈴木は5勝目をあげて得点を10に伸ばし、中邑と同率トップに立った。
　
勝利者賞：お寿司の「家城」（お食事券30万円）※プレゼンター：布川敏和さん（元シブがき隊）

COMMENT

鈴木「ハイ、スシくいねぇ！後藤？ザマーミロだ！もしかして、この組み合わせで俺が潰れるとでも思ったか？なんならいいんだぜ？本丸、あと４人いるんだろ？東西南北とかたっぱしから、毎日でもいいぞ。一人、天守閣にいるみたいだけどな。テメーは、俺にクビを刈られるのビクビクして待ってろよ。さ、これで城内突入だ。後藤の印象？ ……まだまだアイツ、何か隠してるな？いまの新日本プロレスの流れに身を置いて、自分で自分をごまかしてる。そりゃそうだよな、いまの流れで自分を持ち上げてくれる先輩後輩がいて、気楽だろ。でも、きっとアイツの心の中は違うはずだ。今日のような苦しみや痛みを求めているはずだ。ま、思い過ごしかもしんねーけどな？」
ーー今回、後藤選手は鈴木選手と闘うのを一番楽しみにしていたようだが？
鈴木「じゃあ、よかったじゃねーか！俺のフルスイングのパンチもらって！俺は気持よかった。新しい敵、新しい舞台、新しい客……自分の中ではメーター振り切ってやってるつもりでも、どこか探りながらやってるつーの？でもそれをぶっちぎらせてくれたのが、昨日のソンブラ。ルチャリブレ、ルチャリブレ……って頭に入れていたら、そうだ、俺がしてきたのは、“自由な闘い”だな、と。どこかタイチやTAKAのことも信用してなかったからよ。言うとおり、動いておけ、ぐらいしか考えてなかった。でも、軌道修正する必要もあるかもな。横浜？関係ねーよ、日本中が俺の地元だ！　俺は日本生まれ、日本育ちの日本人だ！」
　
後藤「俺は負けてねぇよ。最後、ツーで返してんだよ。俺は負けてねぇ」