DOMINION 6.18
- 日時
- 2011年6月18日(土) 17:00開場 18:00開始
- 会場
- 大阪・大阪府立体育会館
- 観衆
- 6,200人(超満員札止め)
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第9試合 60分1本勝負
IWGPタッグ・GHCタッグダブル選手権試合- (第57代IWGPタッグ王者組)
- (第21代GHCタッグ王者組)
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“ザ・マシンガン”カール・アンダーソン
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佐野巧真
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ジャイアント・バーナード
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高山 善廣
※バーナード&アンダーソン組がIWGPタッグ王座8度目の防衛、ならびに第22代GHCタッグ王者となる。レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
バーナードと高山の先発で試合開始。バーナードが、佐野の乱入を察知して迎え撃った上で、高山をフロントハイキックでなぎ倒す。すると、アンダーソンもリングに入り、ネックブリーカーで加勢。さらにバーナードとアンダーソンは、セントーンとジャンピングボディプレスを交互に見舞い、高山に追い討ちをかけた。
だが、高山はフロントハイキックでバーナードとアンダーソンに逆襲。これで場外に落ちたアンダーソンに、佐野がエプロンからダイビングフットスタンプを食らわせる。これをきっかけに高山組がアンダーソンの捕獲に成功。ローンバトルに追い込み、試合の流れを完全に支配する。
そのまま一方的な試合展開となったものの、アンダーソンは高山の突進をかわしてコーナーへ激突させ、ジャンピングフロントハイキックで逆襲。ようやくスイッチしたバーナードは、ボディアタック、ジャンピングボディプレスで高山に追撃。そして、高山をコーナーに固定すると、乱入してきた佐野もコーナーに重ね、串刺しボディアタックを敢行。これを佐野が逃げ出して高山のみが被弾するが、バーナードは間髪入れずにショルダータックルで佐野を蹴散らす。そして、高山にはアンダーソンとの合体技ブーツ・オブ・ドゥームで追撃し、観客から「バーナード」コールを受けた。
バーナード対佐野の場面。佐野が、強烈なローリングソバットからダイビングフットスタンプ。さらに佐野は、乱入して来たアンダーソンをボディスラムでバーナードに投げつけ、その上からダイビングフットスタンプをお見舞い。そして、佐野がローリングソバット、高山がニーリフトを交互にバーナードへ浴びせ、佐野がもう1度ダイビングフットスタンプを投下。
その後、ラリアットの相打ちを挟み、佐野がバーナードの巨体をジャーマンスープレックスホイップで投げ捨てる。そして、ローリングソバット、側頭部へのキックからフォールに行くものの、アンダーソンがカット。
すると、佐野と高山が合体攻撃を狙うが、バーナードが佐野に地獄突き、アンダーソンがガンスタンで高山に反撃。そして、アンダーソンがジャンピングハイキック、バーナードがジャンピングボディプレスで佐野に追い討ちをかけ、マジックキラーからフォールに行くものの、カウントは2。 するとバーナードは、ツームストンパイルドライバーで佐野を轟沈し、見事、タッグ二冠王の座についた。
試合後、バーナードが「タカヤマ、サノ、アリガト!」とマイクアピール。そして、「シンニホンプロレスリング、イチバーーン!!」と叫び、ファンの大歓声を受けた。
COMMENT
アンダーソン「これは、まさにドリームな出来事だよ。まさに夢が実現した。俺たちがベルトを二つも手に入れたのは、凄いことだ。ただし! ……俺たちは、チャンピオンとしての等価をもらってはいないだろ? 何をくれるんだ? もし、これ以上、俺たちをリスペクトしないなら、もうジャパンには来ない! 俺らはWWEに行けば、何千万ドルも稼げるチームなんだぜ? ただ、俺たちはジャパンが好きなんだ。なのに、賞ももらえない! 東京スポーツも、『週刊プロレス』も取り上げない。『週刊プロレス』においては、ページもほとんど割かない。俺らは、カバー(表紙)になってもいいはずだ! 『週刊プロレス』のヤツはいるか?」
※『週刊プロレス』記者を睨んで、追い詰めて。
アンダーソン「俺たちはニュージャパンでベルトを保持してきたのは凄いこと。タッグを組んで、何年も経つけど、俺らが揃えば最強のチーム。ビールを飲みたいだけの中途半端なレスラーじゃないぜ? 」
バーナード「俺たちが歴史、バッドインテンションズこそ、タッグチームのヒストリーそのものなんだ!」
※高山、佐野はノーコメント