田口とリチャーズの先発で試合開始。リチャーズが、腰をグラインドさせて田口を挑発。そして、デヴィットを指名するものの、すぐにロメロとタッチしてしまう。
デヴィット対ロメロの場面。両者が素早いロープワークでお互いの攻撃をかわしていると、田口もリングイン。ロメロをカニばさみで倒し、デヴィットが顔面への低空ドロップキックで続く。さらにデヴィットと田口は、連携攻撃でリチャーズも場外へ追いやり、田口のトペフェイントから2人揃ってセクシーポーズを披露。これでロメロたちを翻弄すると、2人同時にプランチャを敢行。
これはよけられてしまったデヴィットと田口だが、鉄柵攻撃を切り返してロメロとリチャーズを鉄柵の外に追いやる。そして、鉄柵を踏み台にしたフライングボディアタックを同時に見舞う。
しかしリチャーズとロメロも負けてはおらず、2人同時のドロップキックでデヴィットたちを場外に落とし、トペスイシーダを同時発射。
これを境にリチャーズ組がデヴィットの捕獲に成功。2人がかりの攻撃でいたぶっていく。デヴィットも色々な手で反撃に出るものの、そのたびに追撃を断たれて思うようにいかない。そんなデヴィットをあざ笑うかのように、リチャーズは自ら「レッツゴー・デヴィット!」のコールを唱える。
苦しい時間の続いたデヴィットだったが、追走式ドロップキックでリチャーズに反撃。ようやく出番となった田口は、低空ドロップキックからのラ・マヒストラルでリチャーズに追い討ちをかけ、三角飛びミサイルキックからスリーアミーゴに行く。さらに田口は、リチャーズとロメロを同時に捕獲し、それぞれDDTとリバースDDTをお見舞い。
続いて田口がどどんの体勢に入ると、リチャーズが前方回転エビ固めに切り返す。しかし、田口はさらに回転して逆にリチャーズを押さえ込む。これに対してリチャーズは、ロメロのジャンピングハイキックからジャーマンスープレックスホールドで逆襲。そして、ロメロと共にダブルインパクト式ニーアタックを食らわせる。そして、コントラクトキラーを狙うものの、スワンダイブ式ニーアタックの体勢に入ったロメロを、デヴィットがスワンダイブ式ドロップキックで迎撃。
すると田口は、後方回転エビ固めからどどんを狙う。これはリチャーズが切り返してバックスピンキックで反撃したものの、田口はパワーボムを前方回転エビ固めに切り返した。
デヴィット対ロメロの場面。デヴィットが、ドロップキックでロメロを場外へ落とし、ロープへ走る。しかし、リング下からリチャーズに脚を引っ張られて転倒。しかしデヴィットは、ロメロの突進をリチャーズに誤爆させて場外に追いやり、ノータッチトペコンヒーロを敢行。
リングに戻り、デヴィットのダイビングフットスタンプをロメロがかわす。そして、リチャーズがデヴィットを空中に放り投げてキックを叩き込むが、田口がミサイルキックで排除。その田口を、ロメロがショルダースルーで場外に投げ捨て、スワンダイブ式DDTをデヴィットに見舞う。
ここでリチャーズ組のトレイン攻撃となり、リチャーズの串刺しジャンピングエルボー、ロメロの串刺しラリアット、リチャーズに抱えられたロメロの串刺しダブルニーが連続で決まる。さらに、リチャーズのブレーンバスター&ロメロのフライングボディアタックという合体攻撃も炸裂。
すると田口が加勢に入り、ラ・ミスティカ式どどんをロメロにお見舞い。そして、デヴィットがダイビングフットスタンプで続き、2人の合体技ブラックサンデーも火をふく。さらに、デヴィットがフォールに行くものの、リチャーズがカット。
そのリチャーズを田口が場外へ追いやり、三角飛びプランチャで分断。するとロメロは、ウルトラウラカン・ラナとバックスピンキックで逆襲するが、デヴィットもドリームキャストですぐにお返し。最後はブラディサンデーで勝負を決めた。
レスリングどんたく 2011
- 日時
- 2011年5月3日(火) 14:00開場 15:00開始
- 会場
- 福岡・福岡国際センター
- 観衆
- 6,500人(超満員札止め)
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第5試合 60分1本勝負
IWGP Jr.タッグ選手権試合- (第28代王者組)
- (挑戦者組)
※アポロ55が4度目の防衛に成功。レフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
COMMENT
田口「ありがとうございます。非常に、純粋に、パワーがあるチームでしたね。今日も正直、不安もあったんですけど、デヴィちゃんもいつも以上にナーバスになってたんで。厳しい闘いでしたね」
デヴィット「厳しい相手だったから、勝ててうれしいよ。IWGP Jr.タッグのチャレンジャーはいつも強豪ばかり。ロメロ&リチャーズ、邪道&外道、飯伏&ケニー……でも僕らは、ベストのタッグチーム、どんな相手でもどんなプロモーションだっていい、挑戦を受ける。そして日本最高のチーム“Apollo55”が、来週、アメリカにベルトを持って上陸するよ? アメリカのファンも楽しみにしてほしい」
田口「今日のチャレンジャーは、デイビー・リチャーズのパワーをロメロがうまくサポートしているチーム。ロッキーのスピードでデイビーのパワーをアシストしている。でも最後は、うまく分断して、ロメロvsデヴィちゃんという図式をうまく作れたのが、勝因じゃないかな? 今後ですか? いろんな団体の選手にベルトに挑戦してもらって、やったことのないチームと防衛したいですね」
※ここで試合前のカール・アンダーソンがApollo55の防衛を祝福。
田口「サンキュー。昨日、アンダーソンと一緒に飲んでたんで(笑)。明日、がんばろうと健闘を誓い合ったんで」
——『BEST OF THE SUPER Jr.』に関しては?
デヴィット「来週、アメリカに行って、ロウキーとタイトルマッチをやるんだけど、世界中を飛び回ってるから、ホントに大変だよ(笑)。ま、がんばるけどね」
田口「いま、ベルトを二つ持って『SUPER Jr.』に挑めるんで、決勝まで行きたいし、優勝して、IWGPに挑戦したいですね。」
デヴィット「タグチとは別ブロックだけど、勝ち上がったら、準決勝か決勝で闘うかもしれない。グッドラックと言いたいね」
田口「ありがとう。僕もよくベルトに挑戦してくれって言われるんですけど、僕の中では自分の中にベルト挑戦の条件があって、それが『SUPER Jr.』優勝なんで。優勝したいですね」
リチャーズ「あークソ!IWGPに2回も挑戦してデビットに負けてしまった。チャンスがあったのにミスしてしまった。デヴィット、俺はロメロとIWGPジュニアタッグチャンピオンになりたいんだ、後悔しないように。次は必ずハッピーな結果になる。オーバーするだけさ。必ず成し遂げてみせる」
ロメロ「Apollo 55と最後の対戦だった。これ以上悔しい思いをしないぞ。俺達はIWGPジュニアタッグチャンピオンになる!必ず俺達はIWGPジュニアタッグチャンピオンになるんだ!」