CHARITY PRO KING WRESTLING“ON THE MAT”
- 日時
- 2016年11月12日(土) 13:00開場 14:00開始
- 会場
- THE TRUSTS ARENA
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第8試合 30分1本勝負
シングルマッチ-
ジェイ・ホワイト
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RJブリューワー
レフェリー|レッドシューズ海野/特別ゲストサブレフェリー:ブラウン・バタービーン -
MATCH REPORT
COMMENT
USAvsNZとして行われたシングルマッチ。先にリングに登場したブリューワーが、この日のリングアナが女性である点をついて、「女子のリングアナだと盛り上がりに掛けるな」とチクリ。そして、「アメリカは女性に任せられないという決定をしたんだ」と、先の大統領選でヒラリー・クリントンが敗北したニュースを拝借して理論を展開。さらに大型スクリーンには、頼りになる男としてドナルド・トランプの写真が映し出された。
そこに飛び出してきたのが、NZのラグビー界、ボクシング界で活躍したBBB(ブラウン・バタービーン)ことデイブ・リーテル。特別立会人としてこの試合を見守るとのこと。結局、BBBはサブレフェリーとしてリングサイドに陣取った。
ホワイトが求めた握手を張り手で返したブリューワー。躊躇しながらも、強引に握手させられたブリューワーは、次第に優勢な展開に。ラフと反則技で追い込まれたホワイトは、スピードとテクニックで対抗していく。
途中、USA軍としてストロングマンが花道に姿を見せる。それに気づいたBBBが詰め寄って、試合には介入させなかった。
そんなことは関係なく、フライングフォアアーム、バックドロップ、膝への低空ドロップキックで追い込んでいったホワイトだったが、ブリューワーは途中からホワイトのヒザ、足に攻撃を集中していった。
痛みで動きを止められながらも、ロープを使ってのエルボーバット、前へ歩きながらのブレーンバスター、フライングボディアタックなどで追い込んでいったホワイトだが、ブリューワーは忘れたころに足への攻撃を決めてホワイトを悶絶させる。足4の字が決まったかの時には勝負ありかとも思えたが、ホワイトは耐え抜き、ブリューワーを場外に落とすとトペを見舞う。さらに、コーナーから場外へのスワントーンボム。そしてブリューワーをリングに残して勝負に入る。
それでもすぐには決着つかず。ブリューワーが雪崩式フランケンシュタイナーを放ち、サソリ固めで苦しめる。ホワイトは辛うじてロープに逃れると、両者がエルボー合戦。ここでまたしてもストロングマンが花道に登場。BBBがパンチで追い払おうとしたが、その動きにレッドシューズ海野レフェリーが気を取られているスキに、メリケンサックを巻きつけた拳をブリューワーに叩き込まれたホワイトはカウント3を聞いた。
しかし、この裁定にバックステージにいたセイヤーズが抗議。「ブリューワーのタイツの中を調べてくれ」との言い分に、海野レフェリーが調べたところ、メリケンサックが見つかった。そのため、先ほどのカウント3を無効にして、試合続行を命じた。
それに納得できないストロングマンがリング上で抗議していると、BBBがエプロンに上がる。そして近づいてきたブリューワーに右ストレート。さすがに本物のプロのパンチを浴びて大の字となったブリューワーをホワイトがカバーしたところ、カウント3が入り、ホワイトの逆転勝利となった。
試合後にはマイクをつかみ、「ニュージーランドに戻ってきた。母国のこんな大会場で試合できるなんてとてもうれしい。今日は両親や親せきも見に来てくれている。またニュージョーランドに戻って来ると約束する」と、観客へメッセージを伝えた。