休憩前の試合で、荒武者が地元勢をシングルで迎え撃つカードが組まれた。
対戦相手に大歓声が飛ぶ中でも、堂々とした表情を崩さない後藤。体格差もあって、試合開始から余裕の試合運び。リストロックの攻防で相手の実力が計れたのか、エルボーを叩き込みながらも、相手の反撃を促していく。ロープに走ったセイヤーズを追いかける形でラリアットを決めると、戦場をリング下に移して、場外戦で痛めつけていく。
リングに戻ってからもチンロック、クルックヘッドシザース、ブレーンバスター、スリーパーホールド、バックドロップと反撃に糸口を与える様子すらない。ようやくセイヤーズが串刺し攻撃をかわしたところで反撃に転じた。
セイヤーズは場外に後藤を落とすとトペで追撃。リングに押し上げると、コーナー最上段からのボディーアタックを決めた。とはいえ攻撃は単発でカウント3を奪うほどのダメージは与えられない。
その後、両者はエルボーの打ち合いを繰り広げる。ここでも後藤が優勢。セイヤーズはダウンするのをこらえるのがやっと。威力をつけるため、ロープに走ってからの攻撃を狙ったセイヤーズだったが、返って来たところを肩に担いだ後藤はそのまま牛殺し。そしてGTRで一気に勝負をつけた。