12月2日（金）山口で行われる『WORLD TAG』Bブロック公式戦・真壁＆本間vsSANADA＆EVIL、1月4日（水）東京ドームで行われるIWGP IC戦・内藤vs棚橋のダブル前哨戦。

　棚橋と内藤の対決で試合開始のゴングが鳴り、両者へ向けた大声援で場内が二分される。そんな中、内藤がロープ際でクリーンブレイクするが、控えのBUSHIが背後から棚橋の髪を引っ張る。これに棚橋が怒って突っ込むも、内藤が急に寝転んで間を外し、EVILとタッチした。
　真壁対EVILの場面。SANADAが背後から急襲するも、真壁はトレイン攻撃から脱出し、乱入した内藤をパワースラムで叩きつける。そして、EVILには串刺しラリアット、頭部へのパンチ連射をお見舞い。
　ロビンソン対EVILとなり、ロビンソンが顔面パンチ連射、セントーン。続いて本間が登場し、逆水平チョップ連射、ボディスラムでEVILに追撃。そして、小こけしを放つも、かわされて自爆してしまう。
　それでも本間はカウンタートーキックで挽回し、再び小こけしを発射。ところが、またもやEVILにかわされて自爆となり、そこから両軍入り乱れた大乱闘が勃発。
　ここからLOS INGOBERNABLESが本間を逃がさず、BUSHIがミサイルキック、ルが顔面を狙ったパントキックで追い討ち。さらに、内藤＆ルーシュ＆BUSHIが本間にストンピングを浴びせ、3人でエアサッカーを披露する。
　その後も本間の劣勢は続き、SANADAのカウンターバックエルボーからEVILがセントーン。そして、EVILがブレーンバスターの体勢に入るも、本間が抵抗して反対にEVILを投げる。それでもSANADAが襲い掛かるが、本間がカウンターバックエルボーでダウンさせ、今度こそ小こけしを命中させた。
　これで棚橋が登場し、SANADAにフライングフォーアーム、EVILにドラゴンスクリュー、SANADAにドラゴンスクリュー、ボディスラム、ダイビングサンセットフリップ。
　するとSANADAはファイヤーマンズキャリーの体勢に入るが、棚橋が脱出してエプロンへ着地。そこからリングへ復帰しようとするが、SANADAがロープを蹴って棚橋の急所を攻撃。
　ここで内藤が登場し、棚橋を踏み台にしてエプロンへ飛び出す。そして、トップロープ越えの串刺し低空ドロップキックをお見舞い。さらに、BUSHIの前方回転エビ固めから低空ドロップキックを浴びせる。
　次に内藤はロープを利用してスイングDDTを繰り出すが、棚橋が回避し、ネックスクリューで挽回。これでフィンレー対内藤となり、フィンレーがエルボー連打、カウンタージャンピングエルボースマッシュ。
　するとロビンソンが加勢に入り、EVILにキヤノンボールを食らわせる。そして、フィンレーが内藤をダイビングエルボースマッシュで吹き飛ばす。だが、内藤はロープを利用したスイングDDTで巻き返し、ルーシュにタッチ。
　ここでL･Iがフィンレーにトレイン攻撃を見舞い、ルーシュが低空ドロップキック。そして、ルーシュドライバーの体勢に入るも、本間がこけしロケットでカット。
　ここから混戦になり、BUSHIが本間にコードブレイカー、棚橋がBUSHIにスリングブレイド、SANADAが棚橋にドラゴンスクリュー、真壁がSANADA＆EVILに両腕ラリアット。その後、ロビンソンがルーシュにフライングボディアタックを食らわせ、直後にフィンレーがランニングエルボースマッシュを食らわせる。
　続いてフィンレーはPrima Noctaを狙うが、ルーシュが抵抗し、内藤が延髄斬りでアシスト。そこからルーシュがフィンレーにトラースキックを見舞い、ルーシュドライバーで葬った。

EVIL「真壁、本間、Welcome to the DARKNESS WORLD。次、お前らに地獄を見せてやる。覚悟しとけ。そして、俺とSANADAでタッグのこの頂を制してやる。よ～く覚えとけ。
This is EVIL。E～verything is EVIL。すべては……そしてすべてが、EVILだ」
内藤「EVIL、BUSHI、SANADA、RUSH、NAITO……この５人が揃うことなんて、ほぼないからね。この５人が揃うのは、Especial（エスペシアル＝特別）な日しか揃わないんだよ。長崎・佐世保、そして今日、薩摩川内。この会場に来たお客様はラッキーだよ。ま、このシリーズ、まだ続くとはいえ、（カードが）発表されてないのは（12・10）仙台のみでしょ。仙台大会も残念ながら、５人で組むことはあり得ないよ。ということは、もうしばらく、この５人の姿を同じリングで見ることは、なかなかないかもしれないな。まあ、でも、そのうちまた、見れる機会は訪れるよ。じゃあ、それがいったい、いつなのかって？　答えはもちろん、トランキーロ、あっせんなよ」
BUSHI「今夜も見たでしょ？　俺たち５人。LOS INGOBERNABLES de JAPON Especial。この先も変わらないよ、何も。止めれるものなら、止めてみろよ。俺たちは制御不能だぜ。En serio、マ・ジ・で」
※ルーシュ&SANADAはノーコメント

棚橋「年３回、鹿児島（大会）ができました。今日、３回目やってね、『３回とも来ました。また（鹿児島に）来てください』って。日本全国にプロレス熱が広がるのを感じます。その最前線に立つということが、今の俺の希望だしね。あのう、１個だけ言わしてもらうと、ファン投票に関して、俺がなんか首謀者みたいになってるけど、違うんだから。でね、内藤はファン投票の一番の犠牲者みたいな顔してるけど、2013年の内藤に、人をひきつけるだけの魅力がなかっただけ。でね、内藤じゃなくて、一番の被害者はIWGPのチャンピオンなんだよ。オカダ。よ～く考えてみてよ。よ～くね」
本間「ロス・インゴの５人、揃ったらすげえな。でもよ、おちょくりやがって。おちょくってんのか、この野郎？　内藤……いや、内藤は別ブロックだからいいや。EVILとSANADA、お前ら、山口で覚えとけよ。俺と真壁が絶対、ぶっ潰してやる。『WORLD TAG LUAGUE 2016』、優勝すんのはGBHだ」
※真壁&ロビンソン&フィンレーはノーコメント