開幕戦の11.20後楽園で現IWGPタッグ王者のトンガ&ロア組を撃破し、好発進となったテンコジタッグが、こちらも棚橋&ロビンソンを下して好スタートを切っている内藤&ルーシュ組と対決。

　先発は内藤と小島。内藤はロックアップと見せかけて寝転ぶと、頬杖をついて挑発ポーズ。すると、ルーシュがうしろから小島に襲い掛かり、脱いでいたTシャツでチョーク攻撃。さらにL･I･Jはトレイン攻撃を狙うが、小島はかわしてショルダータックル。ここで天山がモンゴリアンチョップ、小島がエルボーを内藤に交互に連発。さらにヘッドバットとエルボーの合体攻撃を見舞っていく。
　天山が内藤にモンゴリアンチョップを連発すると、小島も内藤にエルボー。そして、目を見開くポーズで挑発し、ロープに飛ぶが、すかさずルーシュがその足をすくって妨害。ルーシュは小島に鉄柵攻撃をお見舞いし、スリーパーで締め上げていく。
　ルーシュが小島をリングに戻すと、内藤はロープを使って締めあげる拷問技。スイッチしたルーシュは、小島にラフ攻撃を仕掛け、「コジマ！コジマ！」と場外を煽る。L･I･Jはすばやいタッチワークで小島を翻弄。内藤が小島をチンロックで攻めれば、ルーシュもスリーパーでスタミナを削っていく。さらにルーシュは小島に串刺しボディプレスから、フェイントをはさんで顔面にキック攻撃。L･I･Jが小島に集中攻撃を見舞っていく。
　続いてルーシュはブレーンバスターを狙うが、小島はこれをこらえると、一瞬のスキをついてDDT。
　ようやくスイッチした天山は、ルーシュをモンゴリアンチョップでひるませ、さらに串刺しラリアット、ブレーンバスターとたたみかけていく。ルーシュもエルボーで反撃するが、天山は腹にヘッドバットを浴びせ、ロープへ。すると、ルーシュはカウンターのドロップキック。ここで内藤がリングイン。天山にネックブリーカーを見舞うと、コーナーの小島にもエルボー。起き上がった天山は、内藤にカウンターのマウンテンボム。続いて登場した小島も、内藤にマシンガンチョップから串刺しエルボー。そして、「いっちゃうぞバカヤロー！」の雄叫びを上げ、ダイビングエルボーの体勢へ。だが、これはルーシュがデッドリードライブで阻止。
　ルーシュが小島にセントーンを決めると、内藤は顔面に低空ドロップキック。そして、グロリアの体勢に入るが、これは小島がこらえる。すると、内藤はコンプリートショットからプルマ・ブランカで小島を捕獲。これはなんとか天山がカット。
　ここでルーシュが小島に串刺しのボディプレス。さらにダウンした小島の後頭部にドロップキックを炸裂させ、ノーザンライトスープレックスを繰り出すが、小島はカウント2で跳ね返す。そして、ルーシュのラリアットを右腕で叩き落とすと、間髪入れずにコジコジカッター。続いて、天山が捕獲したルーシュの後頭部目掛けてラリアット。そして、正調のラリアットを狙うが、すかさず内藤がリングインし、カウンターのマンハッタンドロップ。さらにコーナーミサイルを決めると、ルーシュも勢いをつけた強烈な串刺しドロップキック。
　ここでルーシュはルーシュドライバーを狙うが、小島は踏ん張ってこらえる。そして、エルボーの連発でダウンを奪う。すると、内藤がリングインして延髄斬り。だが、仁王立ちの小島は内藤にラリアットを振り抜く。そして、ルーシュにもラリアットを狙うが、かわしたルーシュはトラースキック。そして、ロープに走るが、小島はカウンターのラリアットを炸裂。これが見事に決まり、テンコジタッグがリーグ戦二連勝を飾った。

天山「オッケー。2戦目のね、キッチリ気持ちいいぐらい勝って、最高ですよ。コジも少しダメージあるかもしれないけど。1戦目でね、チャンピオンチームに勝ったし、今日も内藤とルーシュ？　ルーシュもなんか荒っぽいね。でもね、ロス・インゴベルナブレス？　俺たちの敵ちゃうから。いまは世間を騒がせているかもしれへんけど。伊達に25年やってないよ。アイツらとはキャリアも何もかも違う。アイツらいま、いい状態かもしれないけど、人気があって絶頂かもしれへんけど、実力で試合やったら、この通りですよ。タッグリーグ、今日で2勝目。このままイッキに行って、やっぱりテンコジは凄いな、強いな。そう思うようなタッグリーグ。俺たちしか印象残らないようなぐらい暴れてみせますよ。なあ、コジ？　コジの剛腕が火を噴いたら、誰も勝てへんて。頼もしい限り。このままイッキにいこうぜ！　ありがとう！」（先に控室へ）

小島「ありがとうございました！　いまの内藤。“神ってる”っていう言葉。おまえにピッタリな言葉だよ。本当にすべてにおいて神がかってるよ。だけどさ！ テンコジは悪いけど、そこをもうちょっと上のほうに行ってるんだ。俺の言葉で言えば、“仏ってる”って言うんだ。な？　神ってるより、もうちょっとだけ上なんだ。25年やってきて、俺と天山はもう悟りを開いちまったんだ。慈悲深い、悟りを開いたこのタッグチーム。デビューして25年。そして、テンコジとして組み始めてたぶん18年ぐらいになるんだ。途中別れても、またくっついて。こうやって腐れ縁みたいに、毎日のように一緒にいる。こんなことがいまの内藤にできるのか？　よく考えて、“神ってる”そのさらに上に行ってくれ。まだまだテンコジにはかなわない。タッグマッチだったら。ありがとうございました！」
　
内藤「まあ、この長いリーグ戦、一敗したところでどうってことないよ……って言う選手がよくいるけどさ！ 俺、そういうの嫌いなんだよね？　負けは負けで俺は素直に悔しいよ。テンコジに負けてしまったことが、素直に悔しいよ。まあ、俺とルーシュ。まあ、彼の時差ボケとかもあるのかな？　ただ、俺のパレハとして、俺とルーシュのタッグ。何も問題ないよ。この先も何も問題ない。それよりもさあ～！ 今日、この会場に来てくれたお客様。きっとね、『デ・ハ・ポン』の大合唱をしたくて、会場に来ていたんでしょ？　いや～、ちょっとガッカリさせてしまったね。これはまさに！“バッドエンド”だよ！　まあまあ、次の群馬の大会ではみなさん一緒に大合唱しましょう。次回の群馬大会まで、トランキーロ……あっっせんなよ？　アディオス！」
※ルーシュはノーコメント