第2試合は、1.4東京ドーム大会でIWGPジュニアタッグ選手権に挑戦する“ロッポンギ・ヴァイス”ロッキー・ロメロ＆バレッタと、獣神サンダー・ライガー＆田口隆祐のジュニア対決が実現。

“ロッポンギ・ヴァイス”の入場テーマがかかった瞬間に、場内は歓声が巻き起こる。一方、ライガーのテーマ曲にはそれを上回る大歓声!!

試合前に、バレッタはファンの「LIGER」ボードを破り捨てる暴挙、これにはライガーも怒り心頭だ。試合先発はロッキーとライガー。場内から大「ライガー」コールが沸き上がると、ロッキーはイラつきを隠せない様子。

序盤、ロッキーはライガーに握手を要求すると、ライガーはいぶかりながらも握手。礼儀正しく手を上げたロッキーだったが、これは罠。すかさずキックを放とうとするが、ライガーは一歩先を読んでこれをキャッチ。ライガーはロッキーを場内にたたき落とすと、ホーガンポーズを決めて場内は大喝采。

代わって田口とバレッタ。田口はバレッタにヒップドロップを狙うが、これは不発。しかし、対角線に振ったバレッタにヒップアタック一閃！　代わったライガーもバレッタにロメロスペシャルで追い打ち。しかし、ロッキーが救出に入り、ライガーに二人ががりのストンピング攻撃。

ロッキーはコーナーのライガーにパンチ、ストンピングの乱れ打ち。捕獲された状態のライガーに「レッツ・ゴー・ライガー！」の声が沸き上がる。

バレッタは、グロッキー状態のライガーに対して、ペットボトルの水を含んだものの、これをロッキーに吹きかけてしまう失態。バレッタを攻めたロッキーだったが、得意のフォーエバー・ラリアットをコーナーのライガーに連射！　しかし、ライガーもランニングネックブリーカーで切り返す。

ライガーはバレッタとロッキーを鉢合わせさせたあと、ショルダースルーで危機回避。代わった田口もヒップアタック連射。さらに、ロープにもたれかかった両者に交互にランニングヒップアタック。さらに存分にギタって、沸かせる田口だった。しかし、再度のヒップアタックはバレッタに読まれてしまい、バレッタのスイングDDTが爆発！

試合終盤、ライガーはロッキーに風車式バックブリーカー、掌底！　さらに、雪崩式フランケンシュタイナーと怒涛の連続攻撃。そしてライガーボムを爆発させるが、これはバレッタがギリギリでカット。

もはや押せ押せ状態のライガーだったが、一瞬のスキから、ロッキーとバレッタがダブルニーアタック！　さらにロッキーがエプロンから田口にランニングニー。バレッタがライガーを捕獲して、電光石火のストロングゼロを爆発させて、ライガーから殊勲の勝利を挙げた。

リングに残されたライガーと田口にもシンガポールのファンから、温かい声援が送られ、二人は手を上げて歓声に応えてみせた。

ロッキー「ハロ～～！シンガポール！『WRESTLING WORLD 2016』マリーナ・ベイ・サンズ、ホールB！」

バレッタ「ホールB！ここが俺らの勝った会場だ！今日は、楽勝だった。シンガポールのファンに会えて、とってもご機嫌だぜ。次は、ヤングバックスだ。トウキョウドームでのIWGPジュニアタッグ選手権、ワクワクするぜ！」

ロッキー「そうだ！俺らが、オーサカで、スーパージュニアタッグトーナメントを、優勝したように、トウキョウドームでも勝って、パーティーだぜ。テキーラ！白ワイン！赤ワイン！みんなでパーティーだ！今晩は、気分がいいから、マリーナ・ベイ・サンズの屋上のプールで、楽しもうかな。」

バレッタ「いやいや、朝までカジノだぜ！」

ロッキー「そういえば、昨日カジノですってなかったか？」

バレッタ「今晩、負けた分を取り返すさ。じゃあな」

田口「記念すべき大会を、勝利で飾れなかったのは残念ですけど、今日をスタートに、2回3回と、毎年シンガポール大会を行えるように、毎日激しい闘いをして、日本の地から、シンガポールの人々に届くような、熱い闘いをしたいと思います。また来年も来たいです」

※ライガーはノーコメント