The New Beginning
- 日時
- 2011年2月20日(日) 16:00開場 17:00開始
- 会場
- 宮城・仙台サンプラザホール
- 観衆
- 3,200人(超満員札止め)
-
第8試合 30分1本勝負
スペシャルシングルマッチレフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
これに怒った内藤は、しばらくしてから立ち上がると、Tシャツを脱ぎ捨ててリングに飛び込む。だが、なおも後藤がキック連射で内藤を追撃した。
劣勢の内藤は、マンハッタンドロップで逆襲し、後藤を場外へ落とす。そして、鉄柵攻撃、エプロンからのドロップキックで追い討ちをかけると、本部席のテーブルを奪って場外に設置。そして、エプロンを利用したネックブリーカーを敢行し、後藤の首に大ダメージを負わせる。
リングに戻った内藤は、後藤をコーナーへ逆さづりにして、低空ドロップキックを連射。さらに延髄斬りで追い討ちをかけるものの、後藤は追走式ラリアットで逆襲。そこからミドルキックを連射すると、ダイビングエルボードロップを投下する。
さらに後藤は、ジャーマンスープレックスを繰り出すが、バク宙で着地した内藤がネックブリーカーで反撃。そして、後頭部へのミサイルキック、高角度ジャーマンスープレックスホールドと繋ぎ、変型腕固めでギリギリと絞り上げる。
続いて内藤は、後藤をコーナー最上段に固定し、雪崩式フランケンシュタイナーの体勢に入る。すると、後藤がすり抜けてリングに立ち、そのままパワーボムを狙う。これは内藤が額へのパンチ連射で阻止するが、起き上がった後藤がニールキックを浴びせて逆襲し、トップロープからの雪崩式ブレーンバスターを敢行。
ここで後藤はコーナー最上段に上るが、今度は内藤が起き上がって後藤を追いかけ、もう1度雪崩式フランケンシュタイナーを狙う。だが、後藤が抵抗して内藤を黙らせ、“大技”雪崩式回天で逆襲。
後藤の攻撃は続き、エルボードロップから地獄車。しかし内藤は、昇天を脱出すると、ジャンピングエルボーアタックで逆襲。そして、ついに雪崩式フランケンシュタイナーを炸裂させる。
さらに内藤は、ボディスラムからスターダストプレスでダイブするが、後藤にかわされて膝を痛打。ここからエルボー合戦となり、後藤のエルボー連打を受けた内藤が、張り手で反撃。すぐにお返しを食らったものの、ヘッドバットをブロックして後方回転エビ固めを繰り出し、さらに飛びつき前方回転エビ固めで3カウントを奪おうとする。
続いて内藤は、後藤の肩に飛び乗り、高角度前方回転エビ固めを狙う。だが、踏ん張って阻止した後藤が、ジャーマンスープレックスホールドで逆襲。そして、牛殺し、PKと追い討ちをかけ、最後は昇天・改で内藤にとどめを刺した。
試合後、座ったままで立ち上がれない内藤を見つめていた後藤が、握手の手を差し出す。すると、内藤もこれに応じ、場内が大きな拍手に包まれた。
COMMENT
——後藤選手、下から突き上げられての闘いはどうでした?
後藤「シリーズ通して、俺の忘れかけていた“何か”をね、アイツが持っている気がして。一番大事な何かをね。思い出しましたよ」
——今日の試合は、大きなプラス?
後藤「そりゃそうですよ。俺は、一戦一戦、ムダな試合なんて一つもないと思ってるんで。また、さらに上を目指すだけです。やっぱり、今後はベルトでしょうね。かたちになるものは。あとはかたちに残す何かを得るだけでしょう」
——途中、PKも出しましたが?
後藤「そうですね。そういったものも......内藤にバカにされたような感じだったんで、アイツの身体に覚えさせてやろうと。次はNEW JAPAN CUP? うん、いいかたちで弾みがついたんでね? 3連覇もかかってるし、ここで一つ大きなことをなしとげたいと思います」
内藤「俺はこんだけの力持ってるからね、元々。それがお客さんに伝わってないだけ。これだけの試合、いつでもする自信あるし。今日の試合後の握手は特に意味はないけどね? 負けてフラフラになってたら目の前に手があったからとりあえず握ってみただけ。荒武者に負けちゃったけどさ、俺への期待感ひしひしと伝わるよ? 1ヶ月半ぶりのシングルマッチ、東京ドーム以来のシングルマッチ、いやぁシングルマッチは楽しい。いやぁ楽しめた。4日後、NEVERでね、KUSHIDA選手が待ってるんでね。まだまだ俺止まってられないんで。前だけ見て突き進みます」