レッスルキングダムⅤ in 東京ドーム
- 日時
- 2011年1月4日(火) 15:00開場 16:00開始
- 会場
- 東京・東京ドーム
- 観衆
- 42,000人(満員)
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第3試合 無制限1本勝負
DEEP SLEEP TO LOSEレフェリー|佐藤健太
MATCH REPORT
そんな中、天山の入場となるが、いきなり飯塚が特設花道で襲撃。反撃を受けても跳ね返し、イス攻撃を連発。さらにリング上では、チョーク攻撃で追い討ちをかける。
苦しい天山は、額へのパンチ、逆水平チョップ、トーキックを連発して反撃。そして、飯塚の串刺し攻撃をかわして金具がむき出しのコーナーに激突させ、串刺しラリアットで追撃。さらに、カーフブランディングからアナコンダバイスを極める。
これを飯塚がロープに逃れると、天山はブレーンバスターからダイビングヘッドバット。しかし、かわして自爆させた飯塚が、スリーパーホールドを極める。すると天山は、飯塚を前方に投げ捨てて脱出。
しかし飯塚は、ペディグリーで天山を叩きつけ、もう1度スリーパーホールドへ。だが、天山は飯塚の腕を引き剥がして脱出。
この直後、飯塚が天山を突き飛ばし、佐藤健太レフェリーに激突させる。そして飯塚は、コーナーの金具めがけて佐藤レフェリーを投げつけ、天山の急所へストンピングを投下。さらに、アイアン・フィンガー・フロム・ヘルを装備する。
ところが、ここで井上がエプロンに駆け上がり、飯塚の腕を掴んで攻撃を妨害。これでアイアン・フィンガー・フロム・ヘルを失った飯塚に、天山がモンゴリアンチョップ3連発をお見舞い。そして、フライングニールキックからアナコンダバイスを極め、グイグイと絞り上げる。
さらに天山は、そのまま立ち上がって飯塚をマットに叩きつけ、アナコンダクロス。ここで、ようやく起き上がった佐藤レフェリーが飯塚の様子を確認。即座にゴングを要請した。
試合後、天山は井上とガッチリ握手。2人は手を挙げて観客の歓声に応えた。
COMMENT
天山 「飯塚、あれで終わりですよ。完全に終わり。もう出てくんなって。これで出てきたら、これで済まへんぞ。半殺し以上や。殺すわ!」
──天山選手にとって完全決着ということでいいですか?
天山 「あれで立てへんのやから。死んだも同然や。飯塚とはこれで終わり。あんな邪魔な人間は他に誰もいない。飯塚だけはほんま許せんかったからね。これで出てくるんやったら、知らんで」
──最後に極めた技はいつものアナコンダバイスと違うような気がしたんですが?
天山 「もう離さへんって。アナコンダで逃がしたらあかんからね、クロスで息できひんように。あいつはほんまにこれで地獄行きやって。クロスを食らって返せると思ったら大間違いですよ?」
──天山選手にとっては本当に久しぶりの東京ドームでの試合になりました。
天山 「ホンマにね、2年、3年と出られなかった悔しさっていうのがね。今日はやっとこの日を迎えて、リングに上がってできたっていうのは自分にとって最高なんですけど、相手があんなしょうもないクソみたいなハゲ人間で。あんなもん、相手する、このドームに出てくる資格ないよ。ゴミ以下や。もう眠ってもらうよ。二度と出てくんなって」
──その飯塚選手を下したということで、2011年のスタートしてはいいスタートになったんじゃないですか?
天山 「まだまだ試合やっていても、あの飯塚も返してくるし、俺も気合いが入りすぎて、試合観ている人はわかっている人はわかっていると思うけど、ちょっと瞬間瞬間は嫌な部分もあったし。でもやっぱり、自分にとってはドームに出たということで、ここからまたいままでの2008年、2009年、2010年の悪い運を祓う意味でも、あんな悪霊みたいな人間を祓って、いいスタートを切るつもりやったし。結果は満足しているけど、これから復活ロードっていう、完全復活するためにも今日は勝てて最高です」
──不本意な年が続いていた中で、天山選手の今年の目標はどういったものになるのでしょう?
天山 「もう本当に新日本のリングで復活、復帰して、目指すは上の人間。チャンピオンでもあるし、今回3試合目っていうことだし。自分も11試合ある中でもっとメインを獲るぐらいやないとあかんし、これからガンガン上がっていくっていう。今年40になるけど、まだこれからですよ、自分は。復帰したんやから、こっから駆け上がります」