創立38周年シリーズ旗揚げ記念日

日時: 2010年3月7日(日) 14:30開場　15:00開始
会場: 静岡・アクトシティ浜松
観衆: 2150

第1試合 20分1本勝負
三上恭佑デビュー戦

田口隆祐
三上恭佑

境界線

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

2009年6月入門の三上が、迎えた念願のデビュー戦。
　
　観客の声援にガッツポーズで応えた三上は、田口の頭をヘッドロックで絞り上げる。これに対し田口は、スリーパーホールドからレッグロック。三上は下からの張り手で抵抗を見せる。
　その後、エルボー合戦、チョップ合戦を挟み、田口がトーキック、ボディスラム、スリーパーホールド、ショルダースルー。そして、一気にフォールを奪おうとするが、三上はキックアウト。
　苦しい三上は、田口のショルダータックルを受け止め、エルボー連打からボディスラム。そして、串刺しバックエルボー、ランニングエルボーと畳み掛ける。
　さらに三上はロープに走るが、田口が強烈なカウンタードロップキックで反撃。そして、逆エビ固めを極めるが、三上はなんとかロープエスケープ。
　だが、田口がもう1度逆エビ固めを極めると、三上はたまらずギブアップとなった。

COMMENT

田口「（三上は）練習だと、もっと気持ちが表に出てきてよかったんですけど。今日は若干ね、緊張とか（があった）。デビュー戦ですからね。（『田口選手の攻めも厳しいものでしたが？』）僕が若手のころにやられて来たことを、今度は下の者に伝えただけです。厳しさはずっと変わんないです。（三上は）見ての通り、タッパはないんですけど、ガッシリして腰が低いんでね。重かったですね。僕にとってはイヤなタイプの若手が現れたなと。Jr.でやってもらいたいですね。人手が足りないんで。“ウチのチャンピオン”（丸藤正道）が“（プロレスリング・）ノアのJr.最強説”を唱えてますから。なんとしても自分たちの腰に（IWGP Jr.ヘビー級ベルトを）取り返さないと。獲りに行きますよ。39年目の最初から、また1人ヤングライオンがデビューしたということで。新日本の歴史に名を残すような選手になって欲しいと思います。僕もまだまだ現役バリバリですから。人にエールを送っているばかりじゃなく、ベルトを獲り返しに行く気持ちでいるんで。ライガーさんが先に（挑戦の）名乗りをあげましたけど、（自分も）狙っていきます」

三上「ありがとうございました。練習したことは出せたんじゃないかと思います（と涙ぐむ）。（涙を拭い）まだまだ半人前ですけど、これから一人前めざして頑張りますので、よろしくお願いします！ありがとうございました！（と頭を下げる）（『初めてのリングはどうだった？』）やる前は緊張してましたけど、やったことを全部出すことと、田口さんに向かっていくことだけでいっぱいだったんで、今考えると緊張はしてなかったんだと思います。（『観客の声援は？』）始まる前は聞こえていたんですけど、始まってからはもう頭が真っ白ですから（苦笑）。分かんなかったです。なんか、『（練習したことは）出したと思う』って最初は言いましたけど、8ヶ月で練習したことが、このたった5分か6分で出せたかどうか、ちょっと分かんないです。相手をブッ倒すというのは当たり前なんですけど、やりたい技をちゃんと仕掛けられるように、これから毎日練習したいと思います。よろしくお願いします」