フィールズ Presents G1 CLIMAX 2009 〜New Lords，New Laws〜

日時: 2009年8月16日(日) 14:30開場　15:00開始
会場: 東京・両国国技館
観衆: 11000

第4試合時間無制限1本勝負
G1 CLIMAX 準決勝戦

(Bブロック1位)
(Aブロック同率1位)

中邑真輔
棚橋弘至

境界線

13分31秒　ボマイェ→片エビ固め

※中邑が優勝決定戦に進出

レフェリー｜タイガー服部

MATCH REPORT

新世代のライバルが「G1 CLIMAX 2009」の準決勝で激突。両者の一騎打ちは、2月15日の両国大会以来となる。
　
　序盤、グラウンドの攻防は互角。その後、ロープ際で棚橋が不意に放った張り手をきっかけに、試合がヒートアップ。
　怒った中邑が突っかかるものの、棚橋はエルボースマッシュ連打でよせつけず。しかし、続いて放ったフライングボディアタックはかわされ、コーナー最上段に釘付けになってしまう。すると、中邑はガラ空きのボディへ膝蹴りをお見舞い。
　続いて中邑は、フットワークをきかせたステップで、ローキックとミドルキックを連射。抵抗できない棚橋を容赦なく蹴りまくる。
　沈黙の続いた棚橋だったが、ヒザへの低空ドロップキックで突破口を開き、ドラゴンスクリュー。そして、監獄固めで中邑のヒザを絞め上げる。
　対する中邑は、カウンターニーリフトで反撃し、フロントネックロックを極める。これを棚橋がもがいて振り解くと、ブレーンバスターの掛け合いからエルボー合戦に発展。長く激しい打ち合いから棚橋が張り手を繰り出すと、中邑は顔面パンチで報復。
　しかし、棚橋はスリングブレイドで逆襲し、ダルマ式ジャーマンの体勢に入る。だが、これを振り解いた中邑は、棚橋の頭部へキックを叩き込み、飛びつき腕ひしぎ逆十字固め。
　すると、棚橋は技が極まる前に体を起こし、中邑を押さえ込んで3カウントを狙う。そして、これを返されると、寝たままの中邑の脚を掴んでドラゴンスクリュー。さらに、テキサスクローバーホールドに行くと、中邑が下から三角絞めを狙う。棚橋はこれも切り返して中邑を押さえ込むものの、カウントは2。
　続いて棚橋は、今度こそダルマ式ジャーマンを繰り出すが、これもカウントは2。苦しい中邑は、棚橋のハイフライフローをよけると、リバースパワースラムで逆襲。しかし、ランドスライドは回避され、スリングブレイドを浴びてしまう。
　ここで棚橋がコーナー最上段に上ると、起き上がった中邑が雪崩式ランドスライドを狙う。棚橋も必死に抵抗するものの、それをハイキックで断ち切った中邑が、ついに雪崩式ランドスライドを敢行。
　最後は、ダメ押しのボマイェがさく裂し、中邑が3カウントを奪取。悲願の「G1」初制覇を懸け、真壁との優勝決定戦に臨む。