第5試合終了後、LOS INGOBERNABLES de JAPONの内藤&EVIL&SANADA&BUSHIがリング中央で拳を合わせる。
その直後、急に場内が真っ暗になり、場内の大型ビジョンにクリス・ジェリコのメッセージVTRが流された。
■ジェリコのメッセージ
「ナイトーサン(拍手をする)。オマエのインタビューを見た。素晴らしい出来だった。とても格好よかったぞ。まるで昔の大物俳優みたいだ。髪も完璧で筋肉も大きく見えた。バッチリ決まっていたな。オマエが言った通り。たしかに俺は1997年の武道館ではメインイベンターではなかった。だが、今年の東京ドームではケニー・オメガ相手にメインを張ったぞ。オマエは4年前の東京ドームでメインから外された。だから、くやしくてたまらないんだな。ドームでメインを張るのがオマエの夢だったんだろ? しかしオマエの試合はメインイベントは呼べなかった。アルファvsオメガこそ本当のメインだ。世界中がその話題で持ちきりだった。俺はあくまでも事実を言ってるだけ。それも礼儀正しくな。東京ドームの舞台で外国人の俺にメインを奪われる気持ちはどうだ。俺のことを知らないとも言っていたな。別に構わないが。『DOMINION』でたっぷり教えてやるよ。後楽園と福岡でもオマエにヒントを与えた。『なんでジェリコは俺を狙っているんだ?』オマエは繰り返し聞いていたな。それはオマエが新日本の主役だからだ。だからこそ、あそこでオカダに負けるべきではなかった。IWGPヘビー級王者になるべきだった。しかし、オマエは失敗した。そこで俺の出番だ。新日本の主役として有名になりたいんだろ? 俺が助けてやると言っているんだ。このクソバカが。これでわかったか? クリス・ジェリコがオマエをスターにしてやる。俺と闘えば、誰もが有名人になれる。たとえ結果がどうなろうと、オマエの名は確実に世界に知れ渡る。オマエが負けるのは確実だがな。6月9日、『DOMINION』で。リングにひれ伏せているオマエの前でインターコンチのベルトを巻いてやる。そしてバカな日本人どもは俺に拍手する。それでオマエは気付くんだ。『これがクリス・ジェリコの力か』とな。1997年には名前も聞いたこともなかった。2018年には意識したこともなかった。『でも、ベルトを奪われたいま、やってジェリコの凄さがわかった』とな。だから、トランキーロでなナイトー。スター気取りのナイトーよ。6月10日の朝、オマエは目を覚ましてこう思う。『いったいどうなった? 俺はどこで間違えた?』ナイトーよ、俺を怒らせてしまったからだ。まあ、とにかくそれは置いておいて……。いまは呑もう(酒をグラスに注いで)。俺からナイトーに。カンパイ! ナイトーサン! じゃあ、6月9日、『DOMINION』で。F〇CK FACE!」
VTRが終わって場内が明るくなると、リング上で寝転んでいた内藤がマイクアピールを開始。
内藤「いや~、クリス・ジェリコさ…長いよ(※場内笑&大拍手)もっと短く、簡単にまとめてくれよ(※大拍手)。
クリス・ジェリコは、世界的なスーパースターなんでしょ!? つまり、忙しいんでしょ!? なのに、こんな自撮りの(※場内笑)、ビデオメッセージを2回も送って来るなんて、もしかして、本当は彼…暇人なんじゃないの!?(※場内笑&大拍手)新日本プロレスワールドを通じて、日本中のお客様、世界中のお客様、そして! 今日ここ後楽園ホールへお集まり下さった皆様、6月9日大阪城ホールで、うるさいクリス・ジェリコを! …黙らせてやるぜ。カブロン(※大歓声&大拍手)」
そして、内藤&EVIL&SANADA&BUSHIは再びリング中央で拳を合わせ、退場した。