BEST OF THE SUPER Jr.25 – 東京・後楽園ホール　5/18（金） – 第1試合

ファイヤープロレスリングワールドPresents BEST OF THE SUPER Jr.25

日時: 2018年5月18日(金) 17:30開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
放送
観衆: 1,691人（札止め）

第1試合 20分1本勝負

KUSHIDA
クリス・セイビン

境界線

9分48秒　クレイドル・ショック→片エビ固め

レフェリー｜佐藤健太

MATCH REPORT

第1試合は明日の5.19後楽園のBブロック公式戦の前哨戦として、KUSHIDAが海野翔太、クリス・セイビンが成田蓮を伴って激突。

　先発はKUSHIDAとセイビン。両者はリストの取り合いから一旦距離を取る。続いてセイビンはヘッドロックに固めるも、KUSHIDAは切り抜けて足を取ってテイクダウン。だが、セイビンもすばやく逃れ、逆にKUSHIDAをグラウンドに持ち込み、両者はハイレベルな応酬を繰り広げる。
　次は成田がリングイン。海野もタッチを求めるが、KUSHIDAはそのまま成田と対峙。成田は首投げからケサ固め。しかし、KUSHIDAはネックロックで捕らえ、そのままグラウンドで成田を翻弄。KUSHIDAはバックを取って腕ひしぎ逆十字へ。成田はロープエスケープ。
　KUSHIDAは成田の腕を捕らえて海野とタッチ。海野は成田の胸板に張り手、逆水平チョップを連発。そしてフライングメイヤーから背中にストンピングを打ち込み、スタンディングのネックロック。成田はボディスラムで投げようとするも、海野はネックロックの手を離さず。
　海野は成田にスウィンギングネックブリーカー。続いてネックロックで捕らえ、KUSHIDAとスイッチ。KUSHIDAは成田の顔面を両足で踏み潰し、背中にまたがってフェイスロックへ。切り抜けた成田は雄叫びと共にエルボー連発。しかし、KUSHIDAは片足タックルから、グラウンドに持ち込んでゆりかもめ。成田は押さえ込みで切り返すが、KUSHIDAはフォールをキックアウト。
　KUSHIDAがロープに飛ぶと、成田はドロップキック。タッチしたセイビンは、KUSHIDAにソバットを叩き込んでから串刺しラリアット。さらに串刺しエルボーから鋭いミサイルキックをヒット。続いてセイビンはKUSHIDAを両肩に担ぎ上げるが、KUSHIDAは着地。するとセイビンはエルボー。だが、KUSHIDAもヒップトスから顔面に低空ドロップキック。
　ここで成田がリングインし、KUSHIDAをロープに飛ばすが、逆にKUSHIDAがハンドスプリングエルボー。KUSHIDAはセイビンにミドルキックを連発。それを受けとめたセイビンはエルボーアッパー。だが、KUSHIDAもオーバーヘッドキック。
　ここで海野が必死にタッチを要求。それにKUSHIDAが応えると、海野はセイビンにランニングエルボー。さらに串刺しエルボーからミサイルキック。そして逆エビ固めを決めるが、成田がカット。その成田をKUSHIDAが場外戦に連れ出す。
　海野はロープに走るも、セイビンはマンハッタンドロップ。そしてバックの取り合いから、海野がバックエルボー。そしてロープに走るも、セイビンはソバットで迎撃。続いて延髄斬りを見舞い、エプロンに移動すると、場外のKUSHIDAの胸板にランニングキック。
　セイビンは海野のトラースキックを食らわせ、最後はクレイドルショックを決めて3カウントを奪取。セイビンが明日の前哨戦を制した。

COMMENT

セイビン「とりあえず、初日を白星で飾ることができた。この10年、俺が積み重ねてきたのは、この瞬間のためだった。この『BEST OF THE SUPER Jr』リーグ戦に自分の全てを懸けている。今までやってきたこと、今やっていること、これから俺がやることは、全てこのプロレスという業界で自分が成功するための道筋でしかない。俺はプロレスが大好きなんだ。今日という日は、このリーグ戦の始まりでしかない。この勝利をしっかりとモノにして、このまま白星を重ねていきたい（※最後にカメラに投げキッスをして立ち去る）
※成田はノーコメント

KUSHIDA「クリス・セイビン、コンディションが心配でしたけど、どうやら仕上げてきたみたいですね。彼とは“同じパートナー”アレックス・シェリーがいて、さかのぼればカナダのカンナム道場出身。なんかね、2人にしかわかりえない通じ合うモノがきっとある。この『SUPER Jr.』でこの2人が同じブロックでエントリーされてるっていうのも、何かしら意味合いがあることで。それはボクより若い世代のレスラーたちが自分の武器とするモノと違う武器を、このリングで出す余白はまだあると思ってるし。それは自分で作っていきますから、期待してください。クリス・セイビン、さすがの実力ですよ。思い出、思い入れ、そんな考えに浸っていると、開幕戦、足元をすくわれるのは百も承知ですから、気を引き締めていきます」
※海野は上村に肩を借りノーコメントのまま控室に戻っていった。