第6試合は今シリーズ、熱い火花を散らしたL・I・J(内藤哲也&EVIL&SANADA&BUSHI&高橋ヒロム)と鈴木軍(鈴木みのる&ランス・アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.&金丸義信&エル・デスペラード)が激突。内藤は4.29熊本で鈴木から奪ったインターコンチのベルトを持たずに登場。
鈴木軍はゴングを待たず、花道のL・I・Jを襲撃。ここでゴングが鳴り、試合は場外戦で幕を開ける。鈴木は場外で内藤にヒザ十字固め。さらに鉄柵とイスを叩きつけていく。リング上、アーチャーはヒロムをチョークスラムに捕らえると、場外のEVILとSANADAに投げつける。
アーチャーはBUSHIのノド元を締め上げていく。さらにBUSHIに投げっぱなしのブロックバスター。続いて金丸がBUSHIにブレーンバスター。次はスミスがボディスラムでBUSHIを叩きつけて筋肉ポーズ。
スイッチした鈴木はBUSHIのTシャツを脱がし、胸板に強烈な張り手。そして鈴木はニヤリと笑い、BUSHIをコーナーに追い詰めると胸板に張り手。続いて脇固めに捕らえ、そこからグラウンドフェイスロックに移行。
ここで内藤がリングインし、鈴木にツバを吐きかける。これを合図に両者はエルボー合戦へ。鈴木はグランドに持ち込むと右ヒザにヒザ十字を決めながらヒールホールド。鈴木は自ら解くと、内藤のヒザにストンピング。そして鈴木はBUSHIの背中にサッカーボールキック。
次はデスペラードがBUSHIに串刺し攻撃を狙うが、BUSHIは切り抜け、さらにカウンターの延髄斬り。ようやくスイッチしたヒロムは、デスペラードにティヘラ。すると金丸が乱入するが、ヒロムは二人をダブルのドロップキックで蹴散らす。さらにヒロムはデスペラードに串刺しラリアットから低空ドロップキックと、一気呵成に攻め込む。
ヒロムはデスペラードを担ぎ上げようとするが、これはデスペラードが切り抜ける。そして、浅見レフェリーをヒロムに突き出し、一瞬のスキをついてスピアー。ここで鈴木軍はヒロムにトレイン攻撃。さらにK・E・Sが合体ラリアットを叩き込み、K・E・Sは金丸をリフトアップしてヒロムの上にプレス。あわててL・I・Jがカットに入るが、鈴木軍は場外戦に持ち込む。
リング上、ヒロムは金丸にカウンターのトラースキック。スイッチした内藤は金丸にコーナーミサイル。そして一気にデスティーノを狙うが、鈴木がスリーパーで阻止。だが、その鈴木をSANADAがスタンディングのドラゴンスリーパー。すると、K・E・SがSANADAにキラーボムを見舞おうとするが、SANADAはキックで切り抜ける。すかさずEVILがスミスをラリアットで場外追放。突進してきたアーチャーも、EVILはうまく場外に落とす。ここでSANADAがK・E・S、BUSHIがデスペラードにプランチャ。
リング上、鈴木が内藤をロープに飛ばすが、内藤はその勢いを利用してジャンピングエルボーを炸裂。金丸がリングに入るも、EVILがトラースキック。そして内藤が延髄斬りを決め、間髪入れずにEVILが豪快なラリアット。ここから一気に内藤はデスティーノを決めて3カウントを奪取。L・I・Jが鈴木軍に勝利を収めた。
内藤「(※流血で顔面真っ赤となった内藤はフラフラの状態でバックステージに倒れ込む)いやぁ、強烈だったぜ。強烈な内藤哲也への挑戦表明だったね。俺は彼をよく知らないけどさ、世界的に有名なレスラーなんでしょ? その世界的有名レスラーがこれだけ熱くなってしまう、これだけ夢中になってしまう相手が内藤哲也ってことでしょ? 彼の行動が、俺の存在価値を示したでしょ。100点満点あげれるぐらいの行動だったんじゃないですか。たださ、ここは俺のホームだぜ。新日本プロレス、そしてここ日本は俺のホームだぜ。これだけやっといて、何もダメージ負わずに帰れると思うなよ。いやいや、彼にはね、今日勇気を出して一歩踏み出したかもしれない。でも、一歩踏み出せばすべてうまくいくとは限らないってことを、身を持って教えてあげますよ。それにしてもさ、次から次へと相手がやって来ますね。そりゃそうだろ。いま、世界中を見渡しても、これほどおいしい相手はいないぜ。早いもん順だよ。どんどん列ができちゃうからね。かまってほしい人は、早く来た方がいいよ。まぁ、俺がかまうかどうか、その答えはもちろん、トランキーロだけどね。(※なんとか立ち上がり)そんなとこっすかね。だから、言ったじゃん。王様、『早くしないと列の最後尾になっちゃうよ』って。『あせった方がいい』って言ったでしょ(※フラフラになりながら医務室へ消えていった)」
※EVIL、SANADA、BUSHI、ヒロムはノーコメント
ジェリコ「カモン、ナイトー!闘おうぜ!どうなんだ?(※追いすがる報道陣、若手に対して)向こうへ行け!(※と叫びながら、近くにあるスチール製のごみ箱やBOXを手当たり次第に投げ捨てる)闘わないのか? どうなんだ? カモン、ナイトー!(※何度も叫びながらタクシーに乗り込み、会場を去っていった)」
※鈴木、アーチャー、スミス、金丸、デスペラードはノーコメント