第7試合はスペシャルシングルマッチで高橋ヒロムと金丸義信が対峙。4.23後楽園でのIWGPジュニアタッグ王座では、金丸&エル・デスペラード組がBUSHI&ヒロム組に勝利。その追撃戦となるシングルマッチの勝敗の行方は？

 

　ひとつ前の第6試合のBUSHIvsエル・デスペラードの終盤、金丸が乱入。デスペラードが反則負けとなるが、鈴木軍はBUSHIをいたぶる。すると、ヒロムが凄いスピードで救出に訪れ、デスペラードに低空ドロップキック。
　続いてヒロムはドロップキックで金丸を場外に落とす。ヒロムはエプロンサイドからデスペラード、金丸に連続でミサイルキック。だが、金丸にはかわされてしまう。ここで第7試合開始のゴングが打ち鳴らされる。
　金丸はヒロムを鉄柵に連続で投げつける。ヒロムは苦悶の表情を浮かべ、カウント19でなんとかリングに生還。金丸はヒロムにストンピング。そしてロープに投げるが、ヒロムは腰から崩れてしまう。すると金丸はヒロムを無理やり起き上がらせてバックドロップ。そして逆片エビ固めを決めるが、ヒロムは必死にロープエスケープ。
　金丸は場外に下り、エプロンに横たわるヒロムの顔面にドロップキック。さらにサーロドープにヒロムの足をからませるかたちで逆エビ固め。ヒロムが場外に落ちると、デスペラードが鉄柵に叩きつける。これには場内からブーイングが巻き起こる。
　カウント17でリングに戻ったヒロムに対し、金丸は執拗に腰へのストンピング。さらにヒロムの顔面を踏みつけていく。続いて串刺しフロントキックを見舞い、ブレーンバスターの体勢に入るも、これはヒロムが切り返そうとする。しかし、ヒロムは腰から崩れてしまう。すかさず金丸はストンピングからロープへ。だが、ヒロムはカウンターのラリアット。
　ヒロムは串刺しラリアットの連発から低空ドロップキック。そしてエプロンのデスペラードをエルボーで叩き落とす。ヒロムは金丸を両肩に持ち上げようとするも、腰に力が入らない。体勢が崩れたヒロムに、金丸はエルボー。そこからエルボー合戦となり、競り勝ったヒロムがロープに走るが、金丸はフロントキックで迎撃。だが、ヒロムも追走式のエルボー。
　しかし、金丸はスキをついてバックに回るとバックドロップ。だが、ヒロムは一回転して着地し、投げっぱなしジャーマン。金丸も負けじと飛びついて旋回式のDDTで応戦。
　金丸の串刺し攻撃をヒロムはキックで迎撃し、ティヘラのように飛びつく。しかし、金丸はパワーボムで切り返し、そこから逆エビ固めに移行。場内からは「ヒロム」コールが発生。ヒロムは懸命にロープエスケープ。
　金丸はヒロムをボディスラムで叩きつけ、うつ伏せのヒロムの腰に向けてムーンサルトプレス。だが、これはヒロムがかわす。ならばと金丸は突進するが、ヒロムはカウンターのフロントスープレックスでコーナーに叩きつける。
　ヒロムは雄叫びを上げると、金丸を持ち上げる。しかし、金丸はレフェリーをつかんで回避。そして、レフェリーをエプロンのBUSHIに投げつける。レフェリー不在の無法状態になると、デスペラードがリングへ。金丸はウィスキーを手に持つ。
　デスペラードがヒロムを捕らえると、金丸がウィスキーを噴射する。しかし、ヒロムがよけてデスペラードに誤爆。そして、背後からBUSHIが近づいて金丸に毒霧噴射。さらにBUSHIは場外のデスペラードにトペ・スイシーダ。
　リング上、ヒロムが金丸にダイナマイト・プランジャー。これは金丸がカウント2で返すが、ヒロムは続けてコーナーにデスバレーボムで叩きつける。最後はTIME BOMBを完璧に決めて3カウントを奪取。ヒロムが金丸に逆転勝利を収めた。

 

　試合後、BUSHIが金丸を足で場外に追放。ヒロムとBUSHIはリング上から鈴木軍ジュニアを挑発。退場時、ヒロムは「熱い季節だ。スーパージュニアで戦おうぜ！」と言葉を残した。