第3試合はマイケル・エルガン&ジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレー&トーア・ヘナーレ組と、バッドラック・ファレ&高橋裕二郎&タンガ・ロア&チェーズ・オーエンズ組による8人タッグ。裕二郎はダンサーのピーターさんを伴って入場。
先発はジュースと裕二郎。ロックアップで組み合うと、裕二郎はジュースの後ろ髪を引っ張る。さらに噛み付き攻撃を繰り出し、串刺しフロントキック、トラースキックとたたみこむ。だが、ロープワークの展開ではジュースがリープフロッグからヒップトス。そして、フィンレーとダブルのドロップキックを裕二郎に炸裂。
続いて、リングに入ってきたオーエンズにはダブルのヒップとトス。そして、ロアにはダブルのフェイスクラッシャー。さらにファレにもダブルのドロップキックを見舞うが、お返しのショルダータックルで二人まとめて吹っ飛ばされてしまう。ここからBULLET CLUBは場外戦に持ち込む。裕二郎はフィンレーに杖で攻撃。
リング上、裕二郎はフィンレーにパンチを連発。続いてロアがボディスラムからギロチンドロップ。BULLET CLUBは早いタッチワークでフィンレーを狙い撃ち。オーエンズはコーナーからの攻撃と見せかけ、リングに降りてフィンレーの背中に引っかき攻撃。そして、ファレの指示を受けてフィンレーにボディスラムを3連発。
ここでファレが登場し、フィンレーに高さのあるボディスラム。そしてヒップドロップを見舞うが、ジュースがカット。タッチしたオーエンズはフィンレーに右ナックルを連発。さらに串刺しラリアットから、キャノンボールを狙うが、ジュースがトラースキックで迎撃。そして、フィンレーがヨーロピアンアッパーカット。
スイッチしたエルガンはオーエンズをボディスラムで投げると、トップロープ越しのボディプレス。さらにバックに回るが、オーエンズはディフェンス。しかし、エルガンはアバランシュホールド。そして串刺しラリアット二連発から、雪崩式攻撃を狙うも、裕二郎がカット。すると、エルガンは裕二郎とオーエンズを両方抱えてアバランシュホールド。
エルガンはオーエンズにショートレンジのラリアットを両腕で連発。そして、裕二郎とオーエンズに交互にエルボーを叩き込み、ダブルのラリアットを狙うが、オーエンズはかわしてトラースキック。しかし、エルガンはラリアットを意地で叩き込む。
次はヘナーレとロアが対峙。ヘナーレはロープで加速をつけてフライングショルダー。さらにショルダースルー。ここで本隊はコーナーのBULLET CLUBを蹴散らし、ロアにトレイン攻撃をお見舞い。さらにヘナーレがロアにスピアー。
リング上、ヘナーレはトップコーナーにのぼるが、ロアは雪崩式のスナップスープレックス。だが、ヘナーレはすぐに立ち上がって負けじとエルボーを連発。しかし、ロアはブルーサンダーをお見舞い。そして、最後はエイプシットを決め、ヘナーレから3カウントを奪取。BULLET CLUBが勝利を収めた。
タンガ「質問なんて受けつけないぞ。BULLET CLUBがどうなるのかっていう愚問はな。今夜のBULLET CLUBの力を見れば、そんな疑問など消え去ったはずだ。それで終わりだ。ところで、俺の兄であるタマ(・トンガ)、弟であるレオ(ヒクレオ)がいないけど、問題なかっただろ。あの2人がいたら、太刀打ちできるヤツなんていなくなる。ファレ1人で十分なのさ。心配することは何ひとつない。俺たちを見くびるなよ」
オーエンズ「もうちょっと待ってくれ。もうすぐチェーズ(・オーエンズ)のTシャツが販売される。その時はオンラインストアで注文してくれ」
ファレ「タナハッシ~、わかってるか? トーナメントの次の相手は俺だぞ。でもな、俺はファーストクラスのチケットを手にしてるのさ。それがこのまま俺を運んでくれる。シートベルトを締めなくても快適にな。このトーナメントに波乱はない。グッドラックと言っておこう。それはお前にとってバッドラックだがな」
※裕二郎はノーコメント
ジュース「次の『NEW JAPAN CUP』の相手は、今夜のパートナーであり、仲がいい、さらにタグチジャパンの一員でもある“UNBREAKABLE”マイケル・エルガン。この『NEW JAPAN CUP』ならではの闘いだ。まあ、そういう組み合わせになったんだから、避けるわけにもいかない。決して、闘いやすいっていうわけじゃないけど……」
フィンレー「まあ、頑張ってくれとしか言いようがないけど……」
ジュース「ああ、上に行くためには仕方ないな。激しい闘いが続くのは承知してる。覚悟してるよ。ユージローとの試合でさえ、これほどなんだ」
フィンレー「彼の背中の傷を見せてやれ」
ジュース「(※振り返って絆創膏が張られた背中を見せる)ほら。これを見れば俺の言ってることが理解できるだろ。去年、ユージロー・タカハシに勝った時はここまでじゃなかった。それだけ彼の試合に懸ける気持ちも強かったし、厳しい闘いだったよ。でも、それを乗り越えた。みんなの声援が聞こえたし、だからこそ最後まで闘い抜けた。俺への声援……まだ耳にこびりついてるよ」
フィンレー「うらやましいよ」
ジュース「それほど俺がセクシーだったのかな。ハハハハハ」
フィンレー「俺にはそれはわからないな……」
※エルガン&ヘナーレはノーコメント