THE NEW BEGINNING in OSAKA

日時: 2018年2月10日(土) 15:30開場　17:00開始
会場: 大阪・大阪府立体育会館（エディオンアリーナ大阪）
放送
観衆: 5,481人（札止め）

第5試合 30分1本勝負
スペシャルシングルマッチ

外道
BUSHI

境界線

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

第5試合は外道とBUSHIがスペシャルシングルマッチで激突。外道は前哨戦でBUSHIのマスクを二度にわたって剥ぎ取り、両者の遺恨は深まっている。「外道のヒゲを剃る」と宣言しているBUSHIは、巨大なハサミを持って入場。オーバーマスクの舌の先には、外道のようにバンダナとヒゲがあしらわれたドクロが見える。外道はBUSHIから奪い取ったマスク2枚を、首からぶら下げながら入場。

　外道が花道でマスクを客席に投げ入れる素振りを見せていると、BUSHIが突っかかる。だが、外道はキックで迎撃し、ナックルを叩き込む。さらに鉄柵に叩きつけからリングに放り投げる。
　リング上、外道はマスク剥ぎを仕掛ける。しかし、BUSHIもヒゲを引っ張って応戦。そして、ハサミを持ち出すが、これはレフェリーが阻止。だが、BUSHIはヒゲをつかみ、エプロンへのDDTを敢行。そして、BUSHIはTシャツを脱ぐと、それを使ってチョーク攻撃。さらに場外で外道のヒゲをむしり取っていく。
　BUSHIは戦場をリングに戻すと、外道のヒゲを引っ張りながらSTF。外道は必死にロープに逃げる。しかし、BUSHIはしつこくヒゲを抜き、口で「フーッ」と吹く仕草。劣勢の外道だったが、スキをついてコンプリートショット。そして、クロスフェイスオブJADOから、マスク剥ぎを仕掛ける。
　外道はナックルを叩き込むと、BUSHIのマスクのヒモをロープに巻きつけて動きを封じる。外道は動けないBUSHIを挑発しながらパンチを叩き込んでいく。BUSHIはヤングライオンに自分が持ってきたハサミでヒモを切るように指示。
　ようやく、身動きが取れるようになったBUSHIは、ロープを使って逆上がりの要領で外道にキック。さらにミサイルキックで場外に落とすと、一気にトペ・スイシーダ。BUSHIは外道をリングに戻して串刺しニー。そしてライトニングスパイラルからフォールに入るが、外道はキックアウト。
　BUSHIは一気にエムエックスを狙うも、外道はレフェリーが突き飛ばしてディフェンス。そして、マスクに手をかけてひるませたところを、すばやく首固め。しかし、フォールを返したBUSHIはスピンキックで反撃。そしてコードブレイカーを繰り出すも、外道は突き飛ばしてこらえる。すると、その勢いでBUSHIが浅見レフェリーに衝突、レフェリーは足首を痛めてしまう。
　ここでBUSHIは毒霧を吐きかけるが、外道は命中するのを避ける。そして、急所攻撃からトラースキックを決めてフォールへ。だが、BUSHIはカウント3ギリギリで跳ね返す。ならばと外道は外道クラッチに入るも、BUSHIは逆にフォールに切り返す。しかし、外道もキックアウト。
　BUSHIは間髪入れずに延髄斬りを決めると、続いてコードブレイカー。最後はエムエックスを完璧に決めてフォールを奪取。BUSHIがL･I･Jに1勝目をもたらした。

　試合後、BUSHIはハサミを持ち出し、外道を追いかけ

ようとするが、レフェリーが阻止。そして、外道が奪っていたマスクをBUSHIに差し出す。すると、BUSHIはそのマスクを手に花道を退場。

COMMENT

BUSHI「オイ、外道、（シリーズ）最終戦、大阪、ちゃんと俺のマスク持って来たよ。試合前にわざわざ、お前の汚ねぇヒゲ、切ってやろうと思ったけどな、俺の大事なマスク、返ってくりゃ、それでいいや。構わない。そもそも、外道と俺のタイトルマッチでもない試合、誰が興味あんだよ？スペシャルシングルマッチ？なんか得したのか？な、意味なんてねぇだろ？それでも俺は2年前、ジュニア、『（BEST OF THE）SUPER Jr.』の借りを返しただけ。まあ、いいよ。これから楽しみにしてるぜ。マ・ジ・で……」

※外道はノーコメント