1月4日(水)東京ドームで行われるIWGPヘビー戦オカダvsオメガの前哨マッチ。なお、10・21後楽園で行われた「Super Jr. Tag Tournament」1回戦では、ロメロ&バレッタがオロ&ティタンに勝利、マット&ニックが石森&ACHに敗れている。
オカダ対オメガで試合が始まるも、オメガがすぐにマットとスイッチ。その直後、オメガが背後からオカダを急襲するも、オカダがマットを蹴散らし、ニックにフロントハイキックをお見舞い。さらに、トップロープ越えのセントーンアトミコでマットを押し潰した。
バレッタ対ニックとなり、バレッタがロープを利用した変型ノーザンライトスープレックス。続いてロメロ対ニックとなり、バレッタとの合体攻撃ヘルズブルドーザーを食らわせる。
さらにロメロは、ニックの突進をかわしてニュートラルコーナーへ激突させる。そして、マットとオメガを蹴散らして、スワンダイブ攻撃を繰り出すが、3人にかわされて自爆してしまう。
ここからBULLET CLUBがロメロを逃がさず、オメガがベルトによるチョーク攻撃でいたぶる。そして、カットに入ったバレッタの首にベルトを巻きつけ、ロープから宙吊りにする。
その後、オメガがバックドロップを仕掛けるも、ロメロがバク宙で後方へ着地。その直後、今度はマットがバックドロップを狙うが、またもロメロがバク宙で切り返す。すると、ニックもバックドロップに行くが、これまたロメロがバク宙で切り返し、そのまま赤コーナーへ到達。オカダとタッチした。
そのオカダは、ニックとマットを並んで寝かせ、フラップジャックで投げ捨てたオメガで押し潰す。そして、マットにはDDT、低空ランニングエルボースマッシュ、ダイビングエルボードロップで追い討ち。
続いてオカダはレインメーカーを狙うが、オメガがスプレー攻撃で妨害。そして、マットを青コーナーへ引っ張り込んで強引にタッチする。その直後、マット&ニックがオカダにダブルトラースキックを浴びせ、オメガが片翼の天使を仕掛ける。だが、オカダが脱出してカウンタードロップキックを食らわせた。
バレッタ対ニックの場面。バレッタがコーナーを利用したスイングDDTで叩きつけ、マットをジャーマンスープレックスホイップで投げる。ここでロメロの出番となり、ニック&マットへ串刺しラリアット、両腕ラリアットをお見舞い。そして、2人を捕獲してスライスブレッドの体勢に入るが、抵抗されてダブルトラースキックを被弾。
続いてマットがロメロをパワーボムホイップで投げ、ニックがカウンターで延髄斬りを合わせる。さらに、マットのスピアーからニックが低空ランニングニーアタックで続き、オメガ&マット&ニックがトリプルトラースキックで打ち抜く。
次にマット&ニックはインディーテイカーを狙うが、バレッタがカットに入り、ロメロが前方回転エビ固めでマットを押さえ込む。そこからロメロはスライスブレッドを狙うが、マットが抵抗。そのままロメロを捕獲すると、今度こそニックとインディーテイカーを敢行。3カウントを奪った。
試合後、オカダとオメガが一触即発で睨み合った。
オメガ「ヤングバックスが加わって、ようやく俺たち世界でもベストな3人がそろった。テレビを通じて、それをイヤというほど見せつけてやる。今日のようなTVマッチでな。ほら、ちゃんとそれを証明してやっただろ。彼ら以上のタッグチームはいない。それはニュージャパンだけに限らないんだぜ。なんといってもだな・・・」
マット「5度だ。俺たちはファ、ファ、ファ、ファ、ファイブタイムズ、IWGP Jr.ヘビー級タッグチャンピオンになってるんだからな。ほかにそんなチームはいるか?」
オメガ「さあ、オカダ。お前とは2度目の闘いで、ベストを見せつけてやった。といっても、俺は疲れてるし、決して万全じゃない。それでもベストなんだ。これからTVが入っていない会場も含めたすべての大会で、俺がなぜベストなのかをイヤでも感じるんだ。今日はほんのさわりだ。お前を打ちのめすために、少しずつお前を蝕んでいってやる。さて、トーキョードームはどんな闘いになるかな? お前もその日、俺がどんなコスチュームを身に着けて現れるかが気になるだろ? それだけの後押しを受けてお前の前に立つかも気になるか? その日、ケニー・オメガはオリンピック代表選手に見劣りしない男として、お前の前に立つ。そんな相手に対して、お前は何ができるというんだ? オカダ、ツアーは始まったばかりだ。まだまだ最終決戦までは長いぞ。トーキョードームでお前をマットに沈めるため、ゆっくりと料理していってやる。お前を倒す日、トーキョードームが今から楽しみだ。『G1(CLIMAX)』優勝者がトーキョードームでもう一つの勲章をいただくんだ。それは今まで誰も成し遂げていないことだろ? 俺はまた一つ、新たな歴史を作るんだ。それができるのは俺しかいない。なぜなら、俺は絶対的な存在だからだ。そう、絶対的な・・・」
マット「そうさ、絶対的。絶対的だぞ。絶対的なんだ。わかるか? 絶対的っていうのがどういうことか?」
※ニックはオメガのコメントを黙って聞いていた。
ロメロ「ヘイ、バレッタ。お前はパートナーだろ? 何をしてたんだ。俺をサポートしないか。いつもいつも、俺ばかり厳しい目に遭わせやがって。それでお前は、たまにいいところを取って。よく聞け。俺は18年間ずっと、高いレベルをキープしてきてるんだ。お前は、俺のその18年間を台無しにしてしまうんだぞ。ベストレスラーを引きずり降ろして面白いのか!?」
※バレッタはあきれてさっさと控室へ。
ロメロ「ヘイ、どこに行くんだ!? ナンダヨ、バレッタ。ナンダヨ、コノヤロー」
オカダ「(※遅れてインタビュースペースにやって来て、なだめるように)まあ、まあ」
ロメロ」「オカダ、アイム・ソーリー。すぐに立ち直るから。明日にはな。そう、アシタだ、アシタ。だからもう1回、チャンスをくれ」
オカダ「わかった、わかった」
——明日は試合がないですけど・・・。
ロメロ「えっ、明日は休みだって? ン〜・・・じゃあ、アサッテだ、アサッテ。オカダ、アサッテな。今日はゴメンナサイ」
オカダ「ロッキー、酔っぱらってるのか?」
ロメロ「酔っぱらってなんかいないよ。ちょっと疲れて、のどが痛いだけだ(※と言って引き揚げる)」
オカダ「まあ、ケニーとは始まったところですから。東京ドーム、まだまだ先ですから、しっかり味わって、味わって、何も出なくなるまで味わいます」