10・10両国で行われるIWGP挑戦権利証争奪戦オメガvs後藤、IWGPタッグ戦ジェイ＆マークvsトンガ＆ロアのダブル前哨戦。
 
　BULLET CLUBが奇襲を仕掛けるも、後藤＆石井がオメガへダブルショルダータックル。そして、背中へ太鼓の乱れ打ちを食らわせると、ファレも同じ目に遭わせた。
　すると、マークがジェイのアシストを受け、オメガにラリアットを浴びせる。その後、控えのトンガがマークのロープワークを妨害するが、側転式デスバレーボムで報復した。
　ところが、BCが場外乱闘で巻き返し、大ダメージを負わされた後藤が完全に孤立。そのまま長時間のローンバトルを強いられる。
　しかし後藤は、ロアにローリングラリアット、オメガに牛殺しを見舞って自軍コーナーへ帰還。タッチを受けたマークが、オメガのバックドロップをバク宙で切り返す。そして、打撃連打でオメガを場外へ落とすと、ロアに攻撃すると見せかけてロープのあいだからドロップキックを食らわせる。
　続いてジェイがトンガを押さえ、マークがミサイルキックをお見舞い。さらに、ジェイがスイングネックブリーカーで続くが、ロアがカウンターバックフリップで黙らせた。
　石井対トンガの場面。石井がファレとトンガを同士討ちさせ、トンガをジャーマンスープレックスホイップで投げ捨てる。そして、逆水平チョップ、パワースラムで追撃。
　だが、トンガがカウンタースピアー、トンガンツイストで逆襲し、BCが石井にトレイン攻撃を開始。オメガが串刺しジャンピングバックエルボー、ロアが串刺しラリアット、ファレが串刺しボディアタック、トンガが串刺しジャンピングボディアタックを見舞う。
　続いてロアが石井をスローイングし、トンガがカウンターでゴーストフェースをお見舞い。そして、ゲリラ・ウォーフェアの体勢に入るも、後藤がカットに入り、ロアの顔面にヘッドバットを浴びせる。
　その後、ファレがショルダータックルでジェイ＆マークをなぎ倒すも、石井がファレの顔面にヘッドバット。すると、トンガがガンスタンを狙うが、石井が抵抗して回避。
　ところが、ロアが石井にカウンターフロントハイキックを食らわせ、トンガが今度こそガンスタンを決める。そして最後は、ゲリラ・ウォーフェアで石井を轟沈した。

オメガ「（※壊れた権利証入りアタッシュケースを手にして）これを見ろ。こんなことにしやがって。このブリーフケースをこんなことにしたということは、どういうことかわかってるのか？ 俺にとって、これは単なるポーチじゃないんだぞ。でも心配することはない。これで、このブリーフケースの効力がなくなったわけじゃないんだからな。こんな姿になっても、これは宝石のように価値のあるものだ。見た目は壊れたブリーフケースでしかないがな。誰がどんなことをしても、これを買い取ることはできないんだ。お前らが手にしたとしても、俺が持っているのと同じ価値にはならないんだ。このタイミングでブリーフケースを持っているということは、俺をトーキョードームのメインイベントに導いてくれるということなんだ。その時まで、この効力は消えない。まあ、効力が消えてから、手にすればいい。意味がなくなってから手にして、『ラッキーだ』と感じればいい。そういうことさ。じゃあな。GOOD BYE＆GOOD NIGHT」
※ファレ＆トンガ＆ロアはノーコメント
 
後藤「決まったんだよ。すんなり決まったんだよ。（オメガとやるのは）俺しかいねぇってことだ。いまさら『やりたくない』とか言うんじゃねぇぞ。俺が言いたいのはただ一つ。『G1（CLIMAX）』（決勝戦）の借りを返したいだけだ。東京ドームのメインイベント？ そんなことは、そのあとだ」
ジェイ「なんだ、この8人タッグマッチは。終わったんだから、もう突き進むだけさ。（次の）月曜・・・」
マーク「『KING OF PRO-WRESTLING』のことだ」
ジェイ「そこへ真っ直ぐ向かっていく。そこは俺たちのプロレス人生において最大のビッグマッチさ。だから負けられないんだ。何がなんでも勝たなければならないんだ。そう、勝たなければならない」
マーク「俺たちが勝利という時間を迎えるんだ」
ジェイ「月曜、俺たちがリング上でアクションを終えた時には、もちろん・・・」
マーク「そうだ、もちろん・・・」
ジェイ「俺たちがまだIWGPタッグチャンピオンでいるんだ」
※石井はノーコメント