10.10両国のIWGPヘビー級王座戦で激突するオカダと丸藤、10.8後楽園(プロレスリング・ノア)のGHCジュニアタッグ王座戦で対峙する邪道&外道と原田&小峠(桃の青春)が、それぞれYOSHI-HASHIと矢野を加えて前哨戦として、8人タッグで激突。
先発はオカダと丸藤。オカダは丸藤をヘッドロックで捕らえると、力を込めて締め上げていく。続いてオカダはショルダータックルでダウンを奪うと、いきなりレインメーカーを仕掛けるが、丸藤は交わすと逆に虎王。すかさずオカダも切り抜け、共に距離を取る。
続いて邪道と小峠が対峙。小峠がエルボー、邪道が逆水平チョップを繰り出して打撃戦を展開する。邪道はダウンを奪うと、さらに串刺し攻撃を狙うが、小峠はぶら下がり式の足4の字で捕獲。そして、トラースキックを挟んでトープに飛ぶが、邪道はラリアット。そして、外道と共にコンビネーションで小峠を翻弄する。
外道は小峠にナックルを連発するとサミング。そして、ロープに走るが、小峠はマグザムをグサリ。そして、外道をチンロックに捕らえる。場外では丸藤がオカダに鉄柵攻撃。矢野はさりげなくコーナークッションを外して“準備”を整える。
続いてスイッチした矢野は、外道を金具むき出しのコーナー叩きつける。矢野は謝る素振りを見せながら、ストンピングを連発。次は原田がリングイン。外道はナックルが放っていくが、原田は強烈なエルボー。そして、丸藤がリングインすると、外道に逆水平チョップで快音を響かせる。外道は悲鳴と共に苦悶の表情。続いて丸藤は串刺しジャンピングエルボー。オカダがカットに入るも、丸藤は逆水平チョップで迎撃。
次は小峠が登場。相手コーナーの3人を蹴散らすと原田を呼び込み、外道に対し、邪道&外道の決めポーズを披露して挑発。そして、桃の青春はトレイン攻撃を見舞うと、小峠がダイビングボディプレス。続いて原田が外道を両肩に担ぎ上げるが、邪道がカットイン。そして、邪道が小峠にラリアット、外道が原田にトラースキックを炸裂させる。
続いてオカダと丸藤が対峙。激しいロープワークからオカダがエルボー。そしてフラップジャックで斬ってとると、レッドインクに繋いで丸藤にギブアップを迫る。そして、ボディスラムで投げてコーナーに上るが、すかさず丸藤は起き上がり、オカダにキックのコンビネーション。
オカダもエルボーで反撃するが、丸藤は側転からドロップキック。そして、トラースキックを挟んで不知火を狙うが、切り抜けたオカダはツームストンパイルドライバーの体勢に。だが、丸藤はうまく着地すると、死角からトラースキック。さらにロープに走るが、オカダはカウンターのドロップキックで迎撃。
続いてYOSHI-HASHIと矢野がリングイン。矢野はYOSHI-HASHIのラリアットをかわすと、ロープにもたれこんで「ブレイク!」を連発。お構いなしで襲いかかったYOSHI-HASHIは、ヘッドハンターを炸裂。さらに串刺し逆水平チョップからDDTを決めるが、矢野もYOSHI-HASHIの髪の毛をつかんで引きずり倒す。
スイッチした原田はYOSHI-HASHIにフロントスープレックス。そして、串刺しエルボーからランニングエルボーに繋ぎ、小峠と共にダブル攻撃を狙うが、YOSHI-HASHIもエルボーで応戦。だが、ロープに飛んだところで、小峠がカニ挟みでバランスを崩し、原田がニーアッパー。
続いて、桃の青春は邪道にダブルの低空ドロップキック。しかし、オカダはフロントキックで二人を排除。すると、丸藤が飛び込み、オカダのドロップキックをかわし、狙いすました虎王をヒット。この一撃でオカダは戦線離脱、場外に落ちてしまう。
リング上、原田はYOSHI-HASHIのバックを取るが、切り返したYOSHI-HASHIはキック。しかし、原田もニーアッパーを決めると、すかさずロープに走るが、待っていたのはYOSHI-HASHIのカチ上げ式ラリアット。これは原田がカウント2でキックアウト。だが、最後はYOSHI-HASHIが原田にバッククラッカーからカルマを炸裂させ、カウント3をゲット。オカダ組が勝利を収めた。
試合後、邪道&外道と桃の青春、オカダと丸藤が互いに挑発しあう。さらにプロレスリング・ノアの10.8後楽園で対峙する、オカダ&YOSHI-HASHIと矢野&丸藤も言葉を交わし合い、YOSHI-HASHIは丸藤のGHCジュニアタッグのベルトを指差して挑戦をアピールした。
YOSHI-HASHI「今日、久しぶりに邪道さんと組んで。やっぱり凄く息も合ったし、安心感も凄いね。久々にやって凄く感激してますね、俺は。『やっぱりいいな』と思って。あと俺、(9月22日)広島で(IWGPヘビー)挑戦権利証を懸けて、ケニー(と闘ったけど)。ま、俺は1回退いただけ。もう1回俺はあの舞台に戻るから、絶対。次はもう、いまよりもっともっと。さらにレベルアップした状態で、もう1回行くから。まだ負けてねぇからな」
邪道「オイ!! GHC Jr.タッグチャンピオン。邪道・外道に比べたら大したことねぇじゃねぇかよ。『錆びた引き出しを開けてくれる』だ!? お前らな、俺たちの引き出し全開にしたか!? 五体満足じゃリングを降りれねぇぞ。なあ? 兄弟!!」
外道「今日は誰だった負けたの!?」
邪道「ぜんぜんわかんねぇ」
外道「原田か!? オイ!! 小峠、次はオメェだぞ、この野郎!」
邪道「オイ!! お前ら、オイ!! 顔じゃねぇだよ、この野郎!」
オカダ「まあ、僕は今日がシリーズ最終戦ですけども、“対丸藤戦・前哨戦”、今日が開幕戦ですから。やっぱり、僕の中では一歩先を行ったつもりでも、(丸藤は)しっかりもう一歩先を行ってくれますから。ま、YOSHI-HASHIさんも、このまま広島で負けて終わらないぐらい、今日も勢いありましたし。ま、僕は次は、10月8日(ノア後楽園ホール大会)。ノアの皆さん、しっかりノアの丸藤さんを応援して下さいよ。俺のホームにならないぐらい、アウェイの感じを味わせて下さい」
YOSHI-HASHI「あと、ノアの後楽園大会、俺とオカダ、タッグで。リング上でさっき、丸藤さんと矢野さんに
『どうせ行くんだからベルト懸けてくれ』って言ったから。それはもうどうなるかわかんないけど、『どうせ行くんだから、ベルト懸けてくれ』って、俺はそれが言いたいよね」
丸藤「パートナーどこ行っちゃったんだよ!? (控室に)消えた!? オイ、今日、確信したぞ。オカダ・カズチカ、絶対、俺が勝つ。絶対、俺が勝つ。確信したよ、今日」
——どういう部分で?
丸藤「全部だよ、見てたらわかるだろ? 新日本プロレスも、新日本プロレスファンも、まあ、お楽しみに。俺がIWGP(ヘビー)獲るから。(あと)なんだ、YOSHI-HASHIか? (棒を持って)孫悟空か!? (※GHCタッグベルトを差し上げて)これ(を懸けてのタイトルマッチ)やらせろって。矢野さんに聞いてくるわ」
小峠「あんなロートル、ブッ潰したるからな!」
※矢野&原田はノーコメント