2戦2敗と苦しい展開の真壁&ヘナーレが、初勝利を懸けてバレッタ&チャッキーと対決。
ヘナーレ対チャッキーで試合が始まり、ヘナーレがチャッキー→バレッタの順でショルダータックルを見舞う。そして、両腕ラリアットで追撃するも、バレッタが場外へ引き込み、チャッキーがノータッチトペコンヒーロを敢行。
これでヘナーレが孤立する展開となり、バレッタが膝裏へ低空ラリアットを浴びせる。そして、チャッキーはヘナーレの脚をセカンドロープへかけ、低空ドロップキックをお見舞い。さらに、チャッキーのキックから、バレッタがジャーマンスープレックスホイップで投げ捨てる。
その後、ヘナーレがようやく脱出し、タッチを受けた真壁がバレッタに串刺しラリアット。さらに、セカンドロープへのぼってパンチの雨を降らせると、カウンターラリアットへ繋ぐ。
しかしバレッタは、コーナーを利用して体勢を立て直し、カウンターフロントハイキックで逆襲。そして、コーナーを使ったスイングDDTで真壁の脳天を突き刺す。
ここでチャッキーが登場するも、真壁が両腕ラリアットでバレッタごとなぎ倒す。これでヘナーレの出番となるが、チャッキーがカウンターキックからアンクルホールドで捕獲。それをヘナーレが回転エビ固めに切り返し、キックアウトされた直後にバックフリップを見舞う。
しかし、ヘナーレは控えのバレッタに気を取られてしまい、チャッキーがトラースキックで逆襲。さらに、チャッキー&バレッタが合体チョークスラム、チャッキーがドリル・ア・ホール・パイルドライバー、チャッキー&バレッタが延髄斬り&串刺しジャンピングエルボーの同時攻撃でヘナーレに追い討ち。そこからストロングゼロを炸裂させ、ヘナーレを轟沈した。
バレッタ「これで半分終わったのか?だけど、あんなケガ上がりじゃ、俺たちの敵にならないよ。また折ってしまうか、こっちの方が不安だった」
チャッキー「そこまでやらなくてもと思ってたけど、リングに上がってきた限りはしかたないよね」
バレッタ「そうだな」
チャッキー「とにかく、これでまた一つ先に進んだわけだ。その時は刻一刻と近づいてきている」
バレッタ「まあ、勝ったんだからな。作戦通り、うまくいった」
チャッキー「とにかく、俺たちは決勝を目指してるんだから。そのためには、このBブロックを勝ち抜かないとな。やりすぎっていうヤツがいるかもしれないけど、これは勝負だ。決勝に上がるためには、勝たないといけないからな。まだトーナメント(リーグ戦)は続く。俺たちにやられたくなかったら、とっとと家に逃げ帰ることだな」
バレッタ「そうだよな。逃げかえれば、俺たちにやられることはないんだからな」
チャッキー「犬が逃げていくようにな。Bow、Bow、Bow……」
真壁「いやあ、今日の試合、悔しいな。ヘルプしきれなかった。今日、ヘナーレ頑張ったよ。超頑張った。足ケガしてんのに、大したもんだよ。だけどよ、このリーグに出場してる限りは、そんなの当たり前だよな、だからこそ、だからこそ、次、勝ち(を)取りにいくからよ。今日のヘナーレはすごかった。それを助けられなかった俺が悪かった。なんか(質問)あるか?」
--試合を重ねていくうちに、ヘナーレ選手の復帰に際しての気持ちが伝わって来てるんじゃないですか?
真壁「来てるね。来てる。いま、来てるんだよ。ヘナーレだって、最初リングに上がった時とは、反応が全然違う。何がって? 仲間意識。それプラス、期待だよな。あいつにとっての期待だ。その期待が、あいつの声援に結びついてんだ。それっは絶対に否めないものだと思ってる。だから、だからこそ、次は勝ち(を)取りにいくぜ。必ずだ。それだけだ」
ヘナーレ「(※真壁と入れ替わりに、脚を引きずりながらコメントスペースにやって来て)スイマセン。闘いに戻るべくニュージャパン・ドージョーに帰って来たときに、真っ先に教えてもらったことがある。どれだけ痛みがあろうとも、それに屈するなということ。それを感じないだけのボディーを作れということ。そして、決してあきらめるなということ。そのため腕立て伏せを100回やっても止めずに続けて、ブリッジもこれまで以上に長時間やった。さらにスクワットも2000回で止めずにさらに続けた。練習でも闘っていた。それだけやったからマカベサンとこうして組ませてもらえたわけだし、組んだからにはマカベサンから必要な存在だと思われるように頑張っていこうとを決めた。そして準備万端にして復帰戦に臨んだ。だけど、今日はギブアップしてしまった。バレッタもチャッキーも、ケガした個所を狙ってきた。これまで、あれほど狙われたことはなかったからギブアップしてしまった。こんなに痛みを感じたことなかったから、ギブアップしてしまった。だけど、まだこのタッグリーグにチャンスは残されている。次の試合でも、マカベサンと俺は決して下がらない。どんなに痛めつけられようとも。ハートはまだまだ燃えている」