第8試合は、Bブロックの最終公式戦ラストマッチ。現在「4勝2敗=8点」でこちらも首位タイの“G.O.D”タマ・トンガ&タンガ・ロア組が、同じく同点首位の石井智宏&矢野通と最終公式戦で対戦する。
試合前、「こわい!こわい!」とタマを警戒する矢野がコーナーへ逃げる。先発は石井とタンガ。まずは、ショルダータックルで相打ちの両雄。何度もぶつかり合う二人だが、最後はタンガがパワーで勝利。しかし、石井もコーナーからタックルで突進してタンガを叩きのめす。
ここから、二人は激しいエルボー合戦へ。
ここにタマがリングイン。これを見た石井が矢野にタッチを求めると、場内は「矢野通」の大コール!
睨み合った両雄だったが、矢野はあっという間にロープエスケープ。しかしおかまいなしにタマが突進してパンチ連射。めげずに矢野はもう一度ロープブレイクし、場内の「ブレイク!」コールを扇動して行く。これにもお構いなくすぐさま飛び込んでいったタマは、矢野を場外へスローイング。鉄柵に打ち付けたあとにリングへ引き戻す。
代わったタンガは、矢野に滞空時間の長いバックドロップ。さらにタマとWのヘッドバッド。さらに矢野へタマがストンピング! 続いて持ち上げてコーナーに叩きつけて、串刺しボディアタック! さらにタンガは矢野にストンピング、ロープ際でパンチを振り下ろしていく。
ここでタンガの髪の毛を掴んだ矢野が後頭部から叩きつけて、ようやく石井にタッチ。石井はタンガにエルボー一閃、タマはジャンピングヘッドバッドを石井に放つも、逆に石井の石頭にダメージを受けてしまう。
石井はタンガに串刺しラリアット、さらに同士討ちを誘って、タマに串刺しラリアット。スピーディーにかく乱してから、コーナーのタマとタンガに同時の串刺しラリアット!
続いて、石井はタンガに逆水平チョップを連射から、パンチとのコンビネーション。タンガもパンチ乱射で反撃するが、石井は強引にぶっこ抜きのスープレックス。これをスクッと立ったタンガは強烈なラリアット。石井もすぐに立ち上がるが、タンガはバックフリップ気味に叩きつける。しかし石井もタンガにブレーンバスターですぐさま逆襲。
代わった矢野とタマの場面。矢野はタマの攻撃をかわし、電光石火でニュートラルコーナーのクッションをはずす。さらに「Y・T・R」ポーズを披露するが、背後のタマの攻撃もしっかりとチェックして回避。
続けての「Y・T・R」ポーズも一度はタマを見失うもタマの攻撃は回避。これにはニッコリの矢野だったが、3度目の「Y・T・R」ポーズは背後からタマのドロップキックを食らってしまう。
タマはヘッドバッドから、矢野のお株を奪うように髪の毛を掴んでダウンさせる。さらにヘッドバッドを放つも、矢野はマンハッタンドロップで切り返し、コーナーの金具へとタマを放り投げる。ここからWの攻撃を狙った石井&矢野だが、これはタンガが背後からのラリアットでカット。
矢野に標的を絞ったタマ&タンガは、タンガのアッパー、タマのガンスタン、タンガのギロチンドロップ、タマのボディプレスで矢野を追い込んでいく。
さらにタンガは矢野にネックブリーカー。続いて、必殺のゲリラ・フォー・ウェアを狙ったものの、これは回避した矢野。すかさず石井がタンガにバックドロップ。矢野はレフェリーを盾にしてタマに金的攻撃。石井のラリアットから電光石火の丸め込み!
しかし、これはタンガがカット。ここでタンガはコーナーに石井を持ち上げて投げつける。矢野はまたもやレフェリーを使ってタンガの金的を狙うが、横から入ってきたタマが矢野にガンスタン一閃!
勝機と見たG.O.Dはまず石井をマジックキラー気味に叩きつけておいて、最後は矢野に合体のゲリラ・フォー・ウェアを爆発! これでシッカリと勝利を奪ってみせた。
そして、この勝利によってウォーマシンとK.E.S、そしてG.O.Dが「5勝2敗=10点」で星取りで並んだものの、ウォーマシンとK.E.S に直接勝利しているG.O.DがBブロックの優勝決定戦に進出チームと決定したことがアナウンスされた。