遂に開戦したBULLET CLUBとROHの全面戦争。モーターシティ・マシンガンズ、ブリスコ兄弟の順にBULLET CLUBの待つリングに向かったROH軍だが、アダム・ペイジの入場テーマ曲が流れると、それを遮るようにアダム・コールが「俺たちはいま5人。お前たちはまだ4人しかいない。ペイジが入ってくる前に、5対4の状態で闘おうじゃないか」と言って襲い掛かり、試合開始のゴングが鳴らされた。
そのまま乱戦となり、リングに戻ってからは権利が移り変わる中で、敵対する個人同士が向かい合って激突していった。
ペイジに代わって、前夜に試合を壊されたコルト・カバナがリングに飛び込んできてROH軍に加勢(そのまま公式のパートナーに)。それでもBULLET CLUBの勢いは止められず。その一方、新加入のコールは、やはり連係や合体技を繰り出すタイミングがつかめないのか、場外乱闘以外はほとんど試合に参加していない。実質、4対5の対決ながら、BULLET CLUBが優位に試合を進めていった。
それでもROH軍は3カウントを許さず。試合の流れの中でヤングバックスがダブルのスーパーキックを放ったところ、コーナーを背にしていたジェイ・ブリスコが間一髪かわした。ところが、その一撃がポール・ターナーにヒット。ダウンしてしまい、ますますリング上は無法地帯に。ここでヤングバックスがスーパーキック・パーティーを宣言。対戦相手をことごとくスーパーキックでダウンさせていった。
ダウンした相手を引きずり起こしてまでスーパーキックを見舞っていくヤングバックス。そこにアダム・ペイジが満を持して登場した。そしてジェイ・ブリスコがパイプイスを渡し、BULLET CLUBをひっぱ叩くよう命じられた。しかしジェイが背を向けた瞬間、ペイジはジェイに急所攻撃。これによってBULLET CLUB入りを明らかにした
レフェリーがKOされたため、裁定を下すものがいない。暴れるだけ暴れたBULLET CLUBは、ヤングバックスとコールが3人がかりでマーク・ブリスコにスーパーキックを打ち込み、そのままカットがカバー。息を吹き返したターナーレフェリーが3カウントを数えて試合は終了。しかし終了のゴングが打ち鳴らされてからも、ダウンした各選手をロープや鉄柱にくくりつけて動けなくし、そこにスーパーキックを叩き込み、観客席をかき分けて会場をあとにした。