レスリングどんたく 2016
- 日時
- 2016年5月3日(火) 15:30開場 17:00開始
- 会場
- 福岡・福岡国際センター
- 観衆
- 5,299人(超満員)
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第7試合 60分1本勝負
IWGP Jr.ヘビー級選手権試合- (第73代チャンピオン)
- (チャレンジャー)
※KUSHIDAが4度目の防衛に成功。レフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
ライガーが求めた握手にKUSHIDAが応じ、クリーンに試合がスタート。ライガーがKUSHIDAをグラウンドへ引き込み、カンパーナ、ロメロスペシャル、サーフボードストレッチで先制する。
続いてライガーは、ヘッドロック、ショルダータックルで追撃。しかし、KUSHIDAがマンハッタンドロップで流れを変え、ライガーの腕にキックを浴びせる。
ここからKUSHIDAがライガーの腕に狙いを絞り、キーロックで締め上げる。しかしライガーは、次の串刺し攻撃を回避し、風車式バックブリーカーで逆襲。それでもKUSHIDAは脚から着地するが、膝の激痛でダウンしてしまう。
すかさずライガーが低空ドロップキックを見舞い、場外戦へ持ち込む。そして、KUSHIDAの膝を鉄柵と鉄柱へ叩きつけると、場外マットのない床で垂直落下式ブレーンバスターを敢行。
リングへ戻り、ライガーが串刺し掌底、サンダーライガーボムで追撃。続いて雪崩式フランケンシュタイナーを決めるが、KUSHIDAが前方回転エビ固めに切り返す。
これでペースを掴んだKUSHIDAは、ライガーの腕にミドルキックを見舞い、ハンドスプリングエルボーエルボー、その場飛びムーンサルトプレス。そして、コーナー最上段からムーンサルトプレスを放つが、ライガーが両膝でブロック。そのまま腕を取ってチキンウィングアームロックを極めるも、KUSHIDAがすり抜けて腕ひしぎ逆十字固めで逆襲。これはガッチリ極まっていたが、ライガーは辛うじてロープへ逃れる。
するとKUSHIDAは、ライガーの腕にドロップキックを見舞い、ショルダーアームブリーカーで追い討ち。だが、ライガーもすぐに同じ技を返す。そして、低空ドロップキックからのドラゴンスクリューでKUSHIDAの動きを止め、膝十字固めで捕獲。さらに、アンクルホールドで徹底的に絞るが、KUSHIDAは必死でロープへ逃げる。
ライガーの攻勢は続き、ニークラッシャー、浴びせ蹴り。そして、KUSHIDAの反撃にも怯まず、カウンター空中胴締め落としで3カウントを狙う。すると、KUSHIDAがランニングローキックで腕を蹴るが、ライガーがカウンター掌底で吹き飛ばし、垂直落下式ブレーンバスターで追い詰める。
しかしKUSHIDAは、ライガーの掌底をかわしてローリングエルボーを見舞い、ホバーボードロックへ繋ぐ。たまらずライガーはロープへにじり寄るが、KUSHIDAが回転してリング中央へ引き込み、リストクラッチ式ホバーボードロックでついにギブアップを奪った。
COMMENT
ライガー「KUSHIDAは、すげぇチャンピオンだ。俺は折りにいった。アームロックを下から。(でも)ギブアップしねぇんだ。少しのスキもない。(こっちにスキが)できた瞬間にあいつは逃げて、逆に折りにきた。やられたらやり返す。それがプロレスの試合だ。だからヤツは俺の腕を折りにきた。俺は何も思っちゃいない。耐えられなかった俺がいるだけで。逃げるチャンスもない。すげぇチャンピオン。ヤツは言ってた、「10年、15年、生涯現役でいろ」と。でも、それはない。それじゃライガーじゃないんだ。ライガーはあと5年以内だ。そう思ってる。だからこそ、もう1度、KUSHIDAがチャンピオンの時に挑戦したい。それまで最終章は口に出さないようにしとく。ただ、5年、10年はない。それは自分の力をわかってるから。自分が一番わかってる。だから早く、早く、アイツのベルトを獲りたい。アイツからベルトを獲りたい。以上。それだけ」