レスリングどんたく 2016
- 日時
- 2016年5月3日(火) 15:30開場 17:00開始
- 会場
- 福岡・福岡国際センター
- 観衆
- 5,299人(超満員)
-
第6試合 60分1本勝負
NEVER無差別級選手権試合- (第10代チャンピオン)
- (チャレンジャー)
※永田裕志が新王者に。レフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
永田は、同期の中西をセコンドにつけ、1984年に大ヒットしたMIE(現:未唯mie)の「NEVER」で登場。一方の柴田は、いつものようにベルトを手に持って入場。
試合開始早々、ロープ際で柴田が永田を挑発し、エルボー連打をお見舞い。すると、永田がカウンターフロントハイキックでダウンさせ、直後にローキックを発射。しかし、柴田が冷静にかわす。
さらに柴田は、永田をテイクダウンして膝十字固めを極め、逃げられると足4の字固めで絞り上げる。だが、ロープへ逃れた永田が、カウンターキチンシンクで逆襲。
永田の攻勢は続き、柴田の胸板へ強烈なキックを連発。そして、串刺しフロントハイキックを浴びせるが、柴田がすぐさま串刺しフロントハイキック2連発で報復。
さらに柴田は、エルボー連打で永田をコーナー下に座らせ、ローキック連打、スライディングキック、串刺し低空ドロップキックで追撃。そして、フロントネックチャンスリー、背中へのサッカーボールキックへ繋ぐ。
すると、永田がいきなり脇固めを決め、そこから腕固めを仕掛ける。しかし、柴田が素早く脱出し、スリーパーホールドで捕獲。たまらずロープへ手を伸ばした永田にキックを浴びせ、PKを発射する。だが、永田が回避し、カウンターエクスプロイダーで逆襲。
ここで両者はエルボー合戦を繰り広げ、柴田が連打で押し込む。その後、永田がフロントハイキックを見舞うと、柴田もすぐに同じ技をお返し。すると、永田がエクスプロイダーで投げるが、柴田が立ち上がり、ジャーマンスープレックスホイップ、武者返しで報復。
さらに柴田は、永田の胸板へキックを連発し、頭を平手で思いきり叩く。これに激怒した永田が強烈なエルボーで柴田をダウンさせ、膝蹴り、ローキック、ストンピングを連発。
永田の攻撃は続き、タイナー、垂直落下式ブレーンバスターと大技2連発。そして、ナガタロックIIを繰り出すが、柴田がすぐにロープエスケープし、カウンタードロップキックで逆転。
続いて柴田はスリーパーホールドを極め、永田が逃げるとバックドロップホールドで3カウントを迫る。そして、PKを発射するが、永田が脚をキャッチ。すると柴田は張り手を連発して行くが、永田がフロントハイキックで黙らせ、バックドロップで追撃。
次に永田がキックを連射すると、柴田は張り手で反撃。ところが、永田が強烈な張り手を食らわせ、延髄斬りで追い討ち。そこからなんとPKを炸裂させると、最後はバックドロップホールドで3カウントを奪取した。
試合後、中西が永田のもとへ駆け寄って祝福。そして、腰にNEVERベルトを巻いた永田は、両手でガッツポーズ。さらに、赤コーナーへのぼって敬礼を披露し、前王者の退場を見送る。
さらに永田は、「1、2、3、ゼア!」でファンと一緒に敬礼を決め、青コーナーでも敬礼を披露した。
COMMENT
−−「窓際に追いやられた同世代に勇気を与えるような試合をしたい」って、そう話してましたけど、年齢を確かに48歳と認めるなかで、そういうことが伝えられたと思います。
永田「何度転んでもいいんだよ。でも、転んだ時、立ち上がれるかどうかだよ。本当に強い人間は。何度転んでも、何度くじけようとも、どんなに傷ついても、汚れても、それは強くなるチャンスなんだ。だから何度倒れても立ち上がって笑って、それがNEVER GIVE UPだ。I NEVER SAY GIVE UP」
−−これ、永田さんにぴったりのベルトです。
永田「IWGPの闘いをもう1度、新日本プロレスに、俺の手で取り戻して、俺の色に染めてやる。青き色に。透き通ったブルー・ジャスティスに。新チャンピオンは公約をいわないとな。政治家と一緒だよ。ちゃんとした公約の下、このベルトを持って、次から次へと出てくる相手と闘う。それがチャンピオンの宿命だ。このリングで、俺の色に、セルリアンブルーよりさらに青く……」
(※コメントを終えると、「どうだ、野上?」と言ってハグ。「1人で青義軍守ってくれてありがとう」と伝えると野上アナの目には光るものが……)
※柴田はノーコメント