ロアは3・27後楽園で真壁vsトンガに乱入。その後、シリーズに緊急参戦を果たし、ここまで3大会にわたって、王者組と挑戦者組は遺恨を深めてきた。
 
　開始のゴング、先発は真壁とロア。ロアはロックアップで組み合うと、真壁を力づくでなぎ倒す。そしてトンガが乱入し、4者が入り乱れるも、真壁組はトンガ組を場外投棄。そのまま場外戦に雪崩れ込むと、トンガは本間に鉄柵攻撃。ロアは真壁に激しいストンピング。そしてカウント17で真壁をリングに戻す。
　リング上、ロアは真壁にボディスラムからギロチンドロップ。スイッチしたトンガは真壁にストンピング。トンガ組はすばやいタッチワークで真壁を攻め立てていく。さらにトンガは真壁へパンチを叩き込んでいくが、真壁もパンチで反撃開始。そして、トンガに身体を浴びせかけるようなラリアット。
　ようやくスイッチした本間はトンガをボディスラム。さらに串刺しエルボー、フェイスクラッシャー。続けてこけしを狙うが、これは交わされてしまう。そしてロープワークの展開から、本間がカウンターラリアット。しかし、トンガも本間にエルボーを叩き込んでロアにタッチ。
　ロアは本間にエルボー、ストンピングのラフ殺法。そしてブレーンバスターを狙うが、本間がうまく着地。すると、ロアは串刺しラリアット。しかし、本間はうまく切り抜けて小こけし。続いて登場した真壁は、ロアをラリアットでなぎ倒す。そしてコーナーに追いつめると脳天にパンチを叩き込み、ノーザンライトスープレックス。続いて真壁はロアのバックを取るが、これをロアは切り抜けて、ロープに走る。だが、待っていたのは真壁のラリアット。ここでトンガがリングインし、真壁にガンスタンを狙うが、真壁は切り抜けると投げっぱなしジャーマン。さらに、ロアにもジャーマンスープレックスを決めるが、これはカウント2。ここで真壁はロアにキングコングニーを仕掛けるも、交わされてしまう。そしてロアは真壁に豪快なオクラホマスタンピート。
　続いて本間とトンガが対峙。トンガは素早い動きからドロップキック。さらにゴーストフェースを決めるが、本間はカウント2で返す。するとトンガはヴェレノを狙うが、真壁がラリアットでカットイン。そして、真壁は本間に張り手で気合いを入れると、トンガにサンドイッチラリアット。さらに真壁のデスバレーボムから、本間が小こけしに繋ぐ。ここを勝機と見た真壁組は、トンガにトレイン攻撃を見舞うと、こけしインパクトの体勢に入る。しかし、これはロアがカット。そしてトンガが真壁にトンガンツイスト。
　トンガ組は本間にトレイン攻撃。そしてロアは本間に強烈なスパインバスターを炸裂させるが、すかさず真壁がカット。さらに真壁はダブルラリアットでトンガ組をねじ伏せる。続いて本間とトンガがエルボー合戦。そこから本間がラリアットを狙うが、トンガが交わしてジャーマン。しかし、すぐに起き上った本間はこけしロケット。そしてセカンドロープからのこけしロケットを敢行。さらにこけしを繰り出すが、これは間一髪でトンガが避ける。
　本間とトンガがエルボー合戦。本間は再びこけしロケットをお見舞いすると、こけし落としの体勢に入るが、ロアがカット。そしてロアが真壁を両肩に担ぎあげると、そこにトンガが回転式のネックブリーカー。さらに本間にはパワーボムとリバースDDTの合体攻撃。最後は本間に合体技のゲリラウォーフェアを叩き込み、トンガ組がベルトを獲得した。

トンガ「いまや新しい時代が来た。今日、俺たちがベルトを獲った。俺たちの時代だ。新日本、そして他の試合会場、今、俺たちの時代が来ていることをあらわしているすべてだ！俺たちの父親、キング・ハクはスターだった。その強さを俺たちが受け継いでいる。父にも、俺たちがIWGPタッグチャンピオンになったことを見てもらいたい。父はスターだった。今は、俺たちがスターだ。誰の挑戦でも受けてやる。俺たちの強さを見せてやる！（※最後はトンガ語で、自分たちがチャンピオンであることをアピールした）」
※ロアは、トンガの後ろで終始不適な笑みを浮かべていた。

真壁「チキショー……（※フィンレーに肩をかり、そのまま控室に戻っていった）」
本間「（※床の倒れ込み）獲られたら……獲り返しますよ。もう1回だ、もう1回。獲り返せばいいじゃないか。絶対獲り返してやるから……俺と真壁のベルトだ」