INVASION ATTACK 2016

日時: 2016年4月10日(日) 14:30開場　16:00開始
会場: 東京・両国国技館
観衆: 9,078人（超満員札止め）

第7試合 60分1本勝負
NEVER無差別級選手権試合

（第10代チャンピオン）
（チャレンジャー）

柴田勝頼
天山広吉

境界線

10分47秒　PK→片エビ固め

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

　第10代NEVER王者・柴田に第三世代の天山が挑むタイトルマッチ。3月19日名古屋では柴田が小島の挑戦を退け、直後に天山が次期挑戦者に名乗りをあげた。

　なお、この一戦からテレビ朝日の解説席に、元新日本プロレスの蝶野正洋が登場。

　まずは天山が入場し、セコンドとして永田＆中西＆小島も登場。その後、柴田が登場し、リング中央で天山と睨み合う。
　
　序盤、天山のヘッドドロップを柴田がかわし、すぐさまローキックを発射。だが、今度は天山が冷静に回避。すると柴田は、足4の字固めを極め、天山にギブアップを迫る。
　これでペースを握った柴田は、天山をコーナーへ追い込み、ローキックとエルボーを乱打。さらに、串刺し低空ドロップキックを浴びせる。だが、天山が強烈なヘッドバットで逆転。
　続いて天山は、柴田に馬乗りになってヘッドバットとモンゴリアンチョップを連射。さらに、スタンドでもモンゴリアンチョップを連射すると、前進して来た柴田をヘッドバットで黙らせ、串刺しラリアット、ブレーンバスター、アナコンダバイスへ繋ぐ。
　ここから天山はアナコンダバスターを狙うが、柴田が変型武者返しで逆襲。そして、腕ひしぎ逆十字固めで追い討ちをかけるも、天山がカウンターニールキックを浴びせる。
　その後、天山がアナコンダバスターで叩きつけ、コーナー最上段へのぼる。しかし、柴田がジャンピングフロントハイキックで妨害し、その体勢からパワーボムを敢行。
　だが、天山は次のカウンターミドルキックを受け止め、顔面にヘッドバットをお見舞い。そこからヘッドバット連射、モンゴリアンチョップ連射で追撃すると、柴田もヘッドバットをお返し。だが、天山が受け止め、強烈なヘッドバットを食らわせる。
　さらに天山は、座った状態の柴田にヘッドバットを見舞い、アナコンダバイスで絞め上げる。これを柴田が辛うじて逃れると、天山はTTDを狙う。ところが、柴田が反対に天山の脳天を突き刺し、スリーパーホールドで捕獲。
　天山がもがいてロープを掴むと、柴田が胸板へミドルキックを浴びせる。そして、再びスリーパーで絞ると、最後はPKで天山を沈めた。

COMMENT

柴田「（※コメントブースに現れると、床に座る）氷……氷もらっていいっすか……氷……なにか？」
——試合前、怒った天山を倒さないと意味がないとコメントされていましたが、今日は怒りの天山選手を引き出して勝利となったと思いますが？
柴田「単純に言えばそうだよね」
——そして、第3世代に新たな火を灯したと思いますが？
柴田「いや、もうずっと灯しっぱなしでしょ、悪いけど。天山のヘッドバットが、今まで喰らったヘッドバットの中で一番効いたよ、ほんとに。クッソ。別に褒めてないけどね。あぁ、頭いてぇ。ようやく、ケツの青いおっさん、当初自覚なかった、あんな青いのに自覚なかったケツの青いおっさんがようやくここに来て、ようやくここに来てっていうか、なんなんだよっていう。こっちがベルト持ってるのに、なんか俺がいつの間にかチャレンジャーみたいになってんじゃん、第3世代の。まぁいいけど、別にいいけど。天山、これで俺との闘いが終わるっていうならば、練習もせず、パチンコにでも行ってきてください。俺は、1対第3世代。これ（NEVER無差別級のベルト）がある以上、俺が1回でも負けたら負けだから。あっちは何人かいるでしょ？俺は1人だから。天山、小島の友情は素晴らしかった。今の俺にはないもの。今日はほんとに1人を相手にしている気はしなかった。なんかある？」
——改めて、永田選手とのタイトルマッチは避けられないと思いますが、これが決まった場合はいかがですか？
柴田「異論、反論は認めません……とでも言っとけばいいっすか？以上。ありがとうございました」

天山「（※退場後、すぐに床に倒れ込んで）あぁー！クソー！クソー！マジで、マジで、チャンスなのに。チャンスやんなー！チクショー。せっかくのチャンス、掴めんかった。最悪や。最悪やけど、まだまだ死んでへんから、まだまだいけるって。これで終わり？そんなことない。チャンスはまた掴みにいくよ。まだまだ、天山広吉、やられてたまるかって。クソッタレ。耳が、半分聞こえへんな。このアホンダラ。柴田め。このお返しにボコボコにしたるよ、オラ。これで済んだと思うなよ、バカタレが。俺はしつこいぞ！オラ！ぶちのめしたる」