『Road to INVASION ATTACK 2016』第8戦の後楽園大会。4月10日（日）両国国技館大会『INVASION ATTACK 2016』の前哨戦を中心に、全8試合の対戦カードが組まれた。
 
　第1試合は、KUSHIDA組vs石井組の8人タッグマッチ。IWGP Jr.王者のKUSHIDAは、4・10両国でウィル・オスプレイの挑戦を受ける。また、ロメロ＆バレッタは、同所でIWGP Jr.タッグ王者組のリコシェ＆マット・サイダルに挑戦する。
 
　タイガー対矢野で試合が始まり、矢野が珍しく軽やかなフットワークを見せる。ところが、すぐに自らロープエスケープし、ファンの「ブレイク」コールを扇動。すると、タイガーが構わず襲い掛かり、カウンターローリングソバットをお見舞い。だが、矢野がマスクを掴んで引き倒した。
　しかしタイガーは、ロメロの串刺し攻撃をかわしてコーナーに激突させ、バレッタの脚を払って蹴散らす。すると、ロメロがロープのあいだに挟まってフェイントをかけるが、タイガーがドロップキックで場外に落とす。そして、スイッチしたライガーがスライディングキックで追撃。
　ライガーの攻撃は続き、串刺し掌底から雪崩式フランケンシュタイナーを狙う。ところが、ロメロが急所を殴って転落させ、そのまま大乱闘へ突入。ここから石井組がライガーに集中攻撃を浴びせ、矢野、ロメロ、バレッタ、石井が相次いで金具攻撃を食らわせる。
　その後も苦しい展開の続いたライガーだったが、トレイン攻撃から逃れ、ロメロのパンチをバレッタに誤爆させる。そして、風車式バックブリーカーでロメロ、ブレーンバスターで石井に逆襲。
　これでKUSHIDAの出番となり、エプロンからのジャンピングハイキック、リングインからのラリアットをバレッタに浴びせる。そして、石井にハンドスプリングエルボー、矢野にハンドスプリング式ニールキック、ロメロにセルフ式タイムスプリッターズコンビネーションをお見舞い。
　その後、石井が強烈なエルボーを食らわせると、KUSHIDAがカウンターローリングエルボーで反撃。しかし、石井が左右のエルボー連打、顔面へのヘッドバット、パワースラムでKUSHIDAを黙らせた。
　フィンレー対バレッタの場面。フィンレーがエルボー連打、フライングフォーアーム、串刺しエルボースマッシュ3連打、カウンターエルボースマッシュ。
　続いてフィンレーはファイヤーマンズキャリーの体勢に入るが、バレッタが脱出し、ロメロが連続串刺しラリアット、カウンターラリアットでアシスト。
　そこから両軍の選手が次々とリングへ飛び込む乱戦となり、矢野がコーナーのクッションでライガーとKUSHIDAを殴る。だが、フィンレーが矢野のハンマースルーを切り返してコーナーの金具へぶつけ、ドロップキックで吹き飛ばす。
　ところが、バレッタ＆ロメロがカウンターダブルジャンピングニーアタックをフィンレーに食らわせ、ロメロがトペスイシーダでKUSHIDAを分断。最後は合体技ストロングゼロがさく裂し、フィンレーが沈んだ。

バレッタ「1年前、俺たちはタッグ結成間もなく、IWGPジュニアタッグのベルトを獲った。その後、ベルトを賭けた試合は、3WAY、4WAYの試合が多く、2対2の普通のタイトルマッチはなかなか機会がなかった。でも、両国で必ずベルトを獲ってやる」
ロメロ「1年前、俺たちは両国でヤングバックスを倒して、チャンピオンになり、六本木でパーティーをやることができた。今度また両国で、1年前のあの時と同じことをやってやる」
バレッタ「両国で、また去年と同じ結果を掴んでやる」
ロメロ「俺たちが新王者だ。永遠に王者なんだ。エイエンニ！エイエンニ！」
※石井、矢野はノーコメント
 
KUSHIDA「どっかで情報が出回ってるのかもしれない。どっかのインターネットの掲示板に書いてるのかもしれない。『KUSHIDAの首は狙いやすい』って、英語でね。ロッキーもバレッタもいいじゃない。俺が相手の時になると、能力120％出してきて。ウィル・オスプレイ、お前もそれできていいよ。相手はKUSHIDAだ。安心して、すべてをぶつけてこい。CHAOSには、外道、ロッキー・ロメロというインサイドワークに長けたキャリアの長い人間に、せいぜいアドバイスをもらっておくことだな」
※ライガー、タイガー、フィンレーはノーコメント