NEW JAPAN CUP 2016
- 日時
- 2016年3月3日(木) 17:30開場 19:00開始
- 会場
- 東京・大田区総合体育館
- 観衆
- 2,938人
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第6試合 無制限1本勝負
「NEW JAPAN CUP 2016」1回戦※後藤が2回戦進出レフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
序盤、後藤がロープ際でクリーンブレイクせず、トーキックとエルボー連打で不意打ち。さらに、永田のミドルキックを受け止め、ショルダータックルでなぎ倒す。
後藤の攻勢は続き、エルボー連打、ストンピング連打、踏みつけ攻撃。だが、永田がエルボー連打、膝蹴り連打で巻き返し、串刺しフロントハイキックで追撃。さらに、フライングメイヤーからサッカーボールキックを連発すると、ショルダーアームブリーカー、サッカーボールキック、チキンウィングアームロックなどで追い討ちをかける。
これで後藤の動きが止まると、永田はストンピング連射から踏みつけ攻撃をお返し。さらに、ショルダーアームブリーカー、ナガタロックII、ミドルキックなどで攻め立てる。
しかし後藤は、追走式ラリアットで逆襲し、ミドルキック3連射で追撃。その直後、カウンターフロントハイキックを食らったものの、カウンターラリアットですぐに報復。串刺しニールキック、バックドロップへ繋げる。
だが、永田が後藤の腕をキャッチし、腕固めで捕獲。白目をむいて絞り上げるも、後藤は辛うじてロープへ逃れる。
ここからエルボー合戦を挟み、強打で押し込んだ永田が浴びせ蹴りをお見舞い。さらに、ミドルキック、タイナーで追撃すると、狙いすましたハイキックで後藤の側頭部を撃ち抜く。
次に永田はバックドロップを繰り出すが、後藤が上から押し潰す。これを永田が返して張り手を連発するが、後藤が変型牛殺しで逆襲。さらに、変型横入り式エビ固めで3カウントを狙う。
それでも永田は後藤のボディに膝蹴りを浴びせ、延髄斬りを発射。ところが、後藤が回避して後藤式で丸め込み、逆転勝利を収めた。
この試合結果により、後藤は3・4後楽園のトーナメント2回戦でトンガと対戦することになった。
COMMENT
——再起をかける大事な闘いだったのでは?
永田「残念だったよな。後藤はやっぱり強かったんだろ。俺に勝ったんだから。ただ、俺が弱かったとは1つも思わない、この試合。俺が弱い永田裕志だとは、俺はまったく思ってない。今日敗戦したところで。後藤は強いよ。でも、俺はさらに強い。それが、試合をやってみて、冷静に言える言葉だね。残念だけど、仕方ないよ。『NEW JAPAN CUP』。あとは、この試合を見て、ファンがどう判断するか。ダメなら罵声を飛ばしてくれ。その代わり、良いなら、俺が凄いなら、思いっきり後押ししてくれ。今、俺に言えるのはそれだけだ」
——後藤選手の変化は感じましたか?
永田「どっか調子悪いんじゃないの、今日。目の輝きとかの話ですけど。俺に勝ったんだから、変化も何も、強い後藤には変わりない。細かいこと気にしすぎなんじゃないですか?たかだか、これくらいの人生で、物事にたじろいでどうすんだ。俺の歩んできた人生に比べたら、アイツの歩んできた道のりなんて、大したことないよ。でも、強いんだから、そこに自信を持てって。そういう後藤とやりたかった。今日は負けた。でも、これだけは間違いなく言ってやる。でも、俺は強い」