Road to DESTRUCTION

日時: 2017年9月7日(木) 17:30開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
放送
観衆: 1,695人（札止め）

第6試合 30分1本勝負

棚橋弘至
飯塚高史

マイケル・エルガン
鈴木みのる

境界線

14分29秒　反則

MATCH REPORT

　9.10福島でNEVER無差別級王座を賭けて対峙する鈴木みのるとマイケル・エルガンと、9.16広島でIWGPジュニアヘビー級王座戦で激突するKUSHIDAとエル・デスペラードが、それぞれ棚橋弘至と飯塚高史をパートナーに6人タッグで激突。

　開始のゴング前に鈴木軍が奇襲攻撃。場外では鈴木とエルガンが激しくやりあう。リング上、飯塚とデスペラードが二人がかりでKUSHIDAに攻撃。だが、KUSHIDAは同士討ちを誘うと、飯塚に延髄斬り。さらにデスペラードにヒップトスから顔面に低空ドロップキック。そして、左腕をひねって棚橋にわたすと、そこめがけてドロップキック。
　しかし、デスペラードはうまくKUSHIDAを場外に落とし、そこから再び両軍入り乱れるかたちで場外戦へ。鈴木は観客の傘、さらにパイプイスでエルガンを攻撃。カウント18で鈴木がKUSHIDAをリングに戻す。そして、飯塚がレフェリーの注意を引きつけているスキに、鈴木がKUSHIDAの左足を場外から関節技で痛めつけていく。
　鈴木はリングに上がると、KUSHIDAの左足を逆片エビ固め。続いて足を極めながらキャメルクラッチ。さらにエルガンにはアキレス腱固めを仕掛ける。デスペラードと飯塚はKUSHIDAにストンピング。
　次にリングインした飯塚はKUSHIDAの左足に噛みつき攻撃。スイッチしたデスペラードはKUSHIDAに逆水平チョップ。さらに飯塚がKUSHIDAの左足をロープに絡め、痛めつけていく。リング下では鈴木とエルガンが殴り合いを展開。
　リング上、ローンバトルが続くKUSHIDAだったが、飯塚にハンドスプリングエルボー。ここでようやくスイッチした棚橋は、飯塚にフライングフォアアーム。返す刀でデスペラードにはドラゴンスクリュー。さらに飯塚にセカンドロープからサンセットフリップを炸裂。だが、飯塚も棚橋にマンハッタンドロップで応戦。しかし、棚橋はカウンターのスリングブレイド。ここで棚橋はハイフライフローを狙うが、セコンドの金丸が阻止。すると、飯塚は棚橋をデッドリードライブで投げ捨てる。
　続いてエルガンと鈴木が対峙。エルガンはランニングエルボーで鈴木をダウンさせると、さらにボディスラムからエプロンに出て、トップロープ越しのボディプレス。そして、カウンターのパワースラムと一気呵成に攻め立てていく。
　しかし、鈴木は打撃で挽回すると、エルガンの胸板にサッカーボールドロップキック。だが、それを受け止めたエルガンは強烈なエルボー。そして、鈴木の顔面にジャンピングキックをお見舞いし、豪快な串刺しラリアット。続いてファルコンアローで叩きつけるが、鈴木軍がイスを持って乱入。
　無法地帯と化したリングで、鈴木はエルガンの背中にパイプイスを何度も振り下ろす。しかし、エルガンは雄叫びを上げるとバイシクルキック。そして、イスで飯塚、デスペラード、金丸、タイチを蹴散らしていく。さらに鈴木の挑発を受け、その背中にイスを振り下ろすと、これを見たレフェリーがゴングを要請。エルガンが反則負けを喫してしまった。

COMMENT

※飯塚は「ウガ～ッ」と叫びながら控室に帰って行った。
鈴木「これで決まりだなぁ、オイ。福島、あづま、総合、体育館。NEVER！そう、NEVER！『決して』ルールは一つではない。『決して』全てオマエたちが正しいわけではない。NEVER！そう、『決して』鈴木軍は悪者ってわけじゃない！そうだ、オマエたち、どのツラ下げてんだ、コノヤロウ！あ⁉︎ オマエらみたいな、反則三昧の、汚ねぇ新日本プロレスよ、相手してやろう。ランバージャックマッチ、決定だ！」
デスペラード「ウォウ、ウォウ、ウォウ、面白そうなのが決まったなぁ。しかしKUSHIDAぁ、負けそうだからってそんな反則まで使って、汚ねぇマネすんのか？それでいいのか？この鈴木軍のデスペラードが、オマエに正しい王者の姿を教えてやるよ！」

エルガン「スズキよ。オマエがどんな試合をやりたいと思っていようが、オレには関係ない。今日はイスを使ったけども、イスなんてどうでもいい。ルールなんてどうでもいいんだ。ランバージャックだろうが、なんだろうが今度の日曜日NEVERのベルトにサヨウナラを言わせてやる。」
棚橋「思わぬ申し出に…。ランバージャック…。でもオレは彼と闘うよ。エルガン…。いっぱい助けてもらったから、今度はオレが助ける。」
KUSHIDA「タイチの子分でもない、TAKAの子分でもない、鈴木軍じゃないデスペラードと闘いたかったけど、どうやらもう答えは出たようだよ。いいよ、軍団抗争やってやるよ」