第16代NEVER王者の鈴木が、3度目の防衛戦でエルガンと対決。両者は8月5日大阪の『G1 CLIMAX 27』Bブロック公式戦で対戦し、エルガンが勝利。そこから両者の遺恨が急速に深まり、ランバージャックルールのタイトルマッチで激突することとなった。
今回は両軍とも4人のセコンドが認められ、エルガンには棚橋&KUSHIDA&田口&リコシェ、鈴木には金丸&デスペラード&タイチ&TAKAがついた。
試合開始前、タイチ1人だけがいつまでもリング内に留まっていると、ファンが「タイチは帰れ」コールを起こす。
その後、ようやく試合開始のゴングが鳴ると、場内が大「エルガン」コールに包まれる。
そんな中、鈴木が腕を取って絞り、クリーンブレイクすると見せかけてトーキックで不意打ち。それでもエルガンがカウンタータックルで鈴木を場外へ落とすと、棚橋たちがすぐさまリングへ押し戻す。
その後、鈴木がエルガンを場外へ蹴散らすと、今度は金丸たちがすぐにリングへ押し込む。そこからエルガンが鈴木に強烈なチョップを食らわせ、エルボー連打、ボディスラム、トップロープ越えのジャンピングボディプレス、滞空式ブレーンバスターと畳み掛ける。
これで鈴木は場外へ落ちるが、金丸たちが盾になって棚橋たちを近づけない。その後、リングへ戻った鈴木がトップロープをずらしてエルガンを場外へ落とし、またもや金丸たちが盾になって棚橋たちを遠ざける。そんな中、鈴木は場外でエルガンに柵を叩きつけ、鉄柵攻撃、エルボー連打で追い討ち。
さらに鈴木はエルガンに顔面攻撃を見舞い、またしても場外へ落とす。すかさず金丸たちが襲い掛かり、救援に来た棚橋たちを返り討ちにする。そこからエルガンがエプロンへ上がると、鈴木はリング内からトップロープ越しに腕ひしぎ逆十字固めを極める。
これで場内が「エルガン」コールに包まれるも、鈴木が場外へ落とし、金丸たちが襲撃。そこから鈴木がフォールするが、レッドシューズ海野レフェリーは認めず。
その後、デスペラードがエプロンへのぼって海野レフェリーの注意を引きつけ、鈴木がパイプイスで滅多打ちにする。だが、エルガンがイスを奪い取り、場外へ投げ捨てた。
続いてエルガンは、エルボーと逆水平チョップを交互に連発。さらに、カウンターフロントハイキック、ランニングエルボーへ繋ぐ。そして、鈴木をセカンドロープに引っかけて延髄斬りを食らわせると、エプロンからリング内へジャンプして飛びつきネックブリーカーを敢行する。
エルガンの攻撃は続き、ジャーマンスープレックスホールド、前後のショートレンジラリアット。しかし、鈴木は次のラリアットをブロックして流れを変え、ボディブロー、左右の張り手連打で挽回。さらに、串刺しフロントハイキック、ランニングローキックで追い討ちをかける。
その後、両者が張り手とエルボーを互いに乱れ打ち、もつれあってコーナーへ移動。すると、デスペラードが海野レフェリーにしがみつき、金丸、タイチ、TAKAがリングへ乱入。そして、トレイン攻撃を仕掛けるも、エルガンが鈴木とTAKAを迎撃。さらに、金丸とタイチをまとめて担ぎ、バックフリップで同時に叩きつける。
続いてエルガンは、ファルコンアローで鈴木を叩きつける。それでも鈴木は次のパワーボムから逃れるが、エルガンはエルボー、延髄斬り、串刺しラリアットをお見舞い。
ところが、鈴木が海野レフェリーを盾にして身を守り、フロントハイキックでエルガンに逆襲。これに海野レフェリーが巻き込まれてダウンすると、またしても金丸たちがリングへ乱入する。
しかし、田口がジャンピングヒップアタックでタイチを蹴散らし、KUSHIDAはデスペラードにマサヒロ・タナカをお見舞い。さらに、棚橋が金丸とタイチの脚を取り、まとめてドラゴンスクリューを食らわせる。そして、棚橋たちが場外で金丸たちを押さえつけ、リコシェがサスケスペシャル式トルニージョを炸裂させる。
ここでエルガンは鈴木をパワーボムホイップでニュートラルコーナーへ激突させ、エルガンボムを仕掛ける。それを鈴木がスリーパーホールドに切り返してゴッチ式パイルドライバーの体勢に入るも、エルガンがさらに切り返し、今度こそエルガンボムを敢行。ところが、タイチが海野レフェリーを場外へ引き込み、カウントを妨害。
その直後、アーチャー&スミスがリングへ乱入し、エルガンを暴行。しかし、ロウ&ハンソンが登場し、2人を排除する。ところが、今度は飯塚が特設ステージに現れ、ゆっくりとリングへ接近。
一方、リング上ではエルガンが鈴木にエルボーを見舞い、バーニングハンマーの体勢に入る。だが、鈴木が脱出してスリーパーホールドを極め、飯塚がアイアン・フィンガー・フロム・ヘルで地獄突きを見舞う。その直後、鈴木がゴッチ式パイルドライバーを炸裂させ、強引に勝利をもぎ取った。