9.10福島、9.16広島、9.24神戸の3大会にわたって行なわれるIWGPタッグ3WAYマッチ。9.10福島では王者組のウォーマシン（レイモンド・ロウ&ハンソン）が、ゲリラズ・オブ・デスティニー（タマ・トンガ&タンガ・ロア）、KES（ランス・アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.）を相手に防衛に成功。今宵は三つ巴決戦、その第2Rの火蓋がきって落とされた。

 

　先発はハンソンとアーチャー。互いの顔をこづきあい、そこから共に気合を入れるとラリアットで相討ち。リング下ではGODがスミスを奇襲。
　リング上ではハンソンがロープに走ったところを、場外からタマが足を引っ張って妨害。そこからGODがリングに上がり、アーチャーを攻撃。ロアがアーチャーをロープにタックルで押し込むと、タマが串刺しボディプレス。
　続いてGODはハンソンにダブル攻撃を仕掛けるが、ウォーマシンは二人がかりで切り抜ける。そして、ハンソンがロアをボディスラムで投げると、そのハンソンをロウがボディスラムの体勢で抱え、ロアにプレスする。続いてロウはハンソンを抱え上げ、コーナーにもたれかかるロアに投げつける。さらにハンソンは対角コーナーを走るかたちで、GODに交互に串刺しラリアット。
　だが、ここでアーチャーがハンソンにタックル。そして、ハンソンを足裏で踏み潰していく。場外ではスミスがロウを鉄柵に叩きつけるが、そのスミスをタマが奇襲。
　リング上、アーチャーはハンソンに延髄ラリアット。そして強烈なショルダータックルでハンソンを豪快に吹っ飛ばす。続いてアーチャーがハンソンの足元をラリアットで刈り取るタイミングで、スミスが右ミドルをヒット。
　ハンソンはロウにタッチしようとるすも、スミスが阻止してフロントネックロック。これをハンソンが力ではねのけると、ロアがスミスと強制的にタッチしてリングイン。
　ロアはハンソンにマンハッタンドロップ。さらにオリンピックスラムでハンソンの巨体を放り投げる。続いてタマがハンソンにボディブローを連発。そして、串刺しボディプレスを炸裂させる。だが、ハンソンも軽快な動きからハンドスプリングエルボー。
　ここでハンソンはようやくロウとスイッチ。ロウはロアに打撃のコンビネーションから投げっぱなしジャーマン。返す刀でタマにはジャンピングダブルニー。そして、スミスをエクスプロイダーで投げきる。すかさずウォーマシンはスミスに合体攻撃を狙うが、逆にKESがロアに合体ラリアット。さらに合体ボディプレスを炸裂させるが、ここでGODがカットイン。タマがアーチャーにネックブリーカー。そして、スミスにはロアとふたりがかりで変形のトンガンツイストを見舞う。
　さらにロウにはダブルのヘッドバットからゲリラ・ウォーフェア。そしてフォールに入るが、リングインの権利はスミスが持っているため、これは認められず。
　ならばとGODはスミスを狙い撃ち。だが、アーチャーがリングインし、タマにチョークスラム。すると、ハンソンがアーチャーにヒッププレス。しかし、ハンソンに対してロアが豪快なスピアー。そのロアを、ロウが変形の裏投げで叩きつける。続いてスミスがロウをリバースDDT。
　混戦模様のリング上、KESはロウにキラーボムを狙うが、ロアが阻止。そして、タマがアーチャーにスピアー。だが、スミスはラリアットでGODをふたりまとめて場外に落とす。すると、ハンソンがGODにトペ・スイシーダ。
　リング上、ロウがスミスのアゴにニーを叩き込むと、最後はウォーマシンがスミスにフォールアウトを炸裂させ、3カウントを奪取。福島に続いて王座防衛に成功した。