初代IWGP US王者ケニーが迎えた初防衛戦。対戦相手のジュースは、8月5日大阪の『G1 CLIMAX 27』Bブロック公式戦でケニーを下している。また、ケニーは左膝外側半月板損傷により、9月7日後楽園ホール大会からシリーズを欠場。この試合が復帰戦となる。
序盤、ジュースがショルダースルーを繰り出すと、ケニーがエプロンへ着地。だが、直後に左膝を押さえて場外へ降り、動けなくなってしまう。
すかさずジュースも場外へ降りるが、ケニーが鉄柵に叩きつける。そして、ケニーはジュースをリングへ押し込み、コタローフェースクラッシャーをお見舞い。
ここからケニーが試合の主導権を握り、ジュースは防戦一方となる。しかし、ケニーのライオンサルトを妨害し、スピニングスパインバスターで逆転。
さらにジュースは、顔面パンチ連射、フルネルソンバスター、串刺しラリアット、キャノンボール、コーナー最上段からのフライングボディアタックで追い討ち。だが、ケニーがカウンターフランケンシュタイナーでジュースを場外へ追いやり、ノータッチトペコンヒーロでなぎ倒す。
続いてケニーはジュースの背中にミサイルキックを食らわせ、青い衝動式バックブリーカーに繋ぐ。だが、ジュースはカウンターバックスピンキックで挽回。
次にジュースはジャックハマーでケニーを叩きつけ、パルプフリクションの体勢に入る。だが、ケニーが脱出し、ジャンピングニーアタックで逆転。さらに、リバースフランケンシュタイナー、Vトリガーを見舞う。
ここでケニーは片翼の天使を狙うが、ジュースが切り返して前方回転エビ固め。そこからケニーが前方回転して押さえ込むが、ジュースが後転でさらに切り返す。
その直後、ケニーがジャンピングニーアタックでジュースをダウンさせ、またもや片翼の天使に行く。しかし、ジュースが背後へ着地し、左膝の裏へ超低空ラリアットをお見舞い。
これでケニーがもがき苦しむと、ジュースは膝攻撃を続行。そして、逆片エビ固めで絞り上げるが、ケニーは辛うじて脱出。
するとジュースはケニーの膝をマットと鉄柱へ打ちつけ、鉄柱を悪用した足4の字固めを極める。しかし、ケニーが両脚でジュースを吹き飛ばし、鉄柵へ激突させる。
その直後、ケニーはプランチャを繰り出すが、ジュースが回避し、場外マット上でリバースDDTを敢行。そして、リングへ戻ると、ケニーをボディスラムで投げ、膝をトップロープへ激突させる。
さらにジュースは、ダイビングヘッドバットをケニーの膝に浴びせる。苦しくなったケニーは下から丸め込むが、ジュースが跳ね返し、ショートレンジラリアットを食らわせる。
するとケニーはエプロン上からエルボー連打を繰り出し、ジュースを後退させる。そして、セカンドロープをまたいでリングへ入ろうとするが、ジュースがキャノンボールを敢行。
続いてジュースはエプロンでブレーンバスターを仕掛けるが、ケニーが抵抗して逆水平チョップ3連発。そして、断崖式ブレーンバスターを敢行し、ジュースを場外マットへ叩きつける。
これでジュースは大ダメージを負い、カウント19で辛うじてリングへ戻る。するとケニーは、高速ドラゴンスープレックスホイップ3連発、Vトリガー、ショートレンジニーアタック3連発でジュースを追い詰める。
それでもジュースが4発目のニーアタックをキャッチすると、ケニーはまたも片翼の天使に行く。しかし、ジュースが切り返し、リバーススパインバスターでケニーを叩きつける。
ここでジュースはパルプフリクションに行くが、ケニーが脱出して後頭部へニールキックを食らわせる。これでジュースが赤コーナーにもたれかかると、ケニーは後頭部へVトリガーをお見舞い。
ケニーの攻勢は続き、ダブルアーム式パイルドライバーでジュースの脳天を突き刺す。それでもジュースはラリアットを狙うが、ケニーは腕にフロントハイキックを浴びせて迎撃。
しかしジュースは、腕攻撃で挽回。そして、ランニングラリアットでケニーを吹き飛ばす。だが、次のパワーボムは、力が入らずに不完全となってしまう。
それでもジュースはジャンピングニーアタックを両腕でブロックし、顔面パンチで反撃。そして、パルプフリクションに行くが、ケニーが抵抗して切り返す。だが、ジュースがさらに切り返し、タイガースープレックスホイップで投げ捨てる。
続いてジュースは顔面パンチを食らわせ、ケニーがひざまずくとさらに顔面パンチを浴びせる。そして、ついにパルプフリクションを炸裂させるも、ケニーが辛うじてフォールを跳ね返す。
するとジュースはケニーをコーナー最上段へ乗せ、雪崩式パルプフリクションを仕掛ける。ところが、ケニーが抵抗して体勢を入れ替え、雪崩式片翼の天使という超荒技を敢行。これでついにジュースが力尽き、ケニーが初防衛に成功した。