8.6静岡のAブロック公式戦のダブル前哨戦、棚橋弘至&飯伏幸太&デビッド・フィンレー組と後藤洋央紀&石井智宏&YOSHI-HASHI組が対峙。
開始のゴング前、棚橋と石井はにらみ合い。その両者は先発で登場するとロックアップ。そして、棚橋は石井をロープまで押し込み、離れ際にエルボー。さらにダウンした石井に足を乗せてエアギターでアピール。続いて棚橋はエルボーを連発するが、石井は仁王立ち。そして、一発のエルボーで棚橋を後退させると、逆水平チョップとエルボーを連打。さらにショルダータックルで棚橋からダウンを奪うとYOSHI-HASHIとスイッチ。
棚橋は構わず石井に殴りかかるが、YOSHI-HASHIは背後から攻撃。そして棚橋をロープに飛ばすが、その反動を利用した棚橋は、石井にエルボー。これに怒った石井がリングインすると、両軍入り乱れる展開に。石井は棚橋にヘッドバットを連発。あわててレフェリーがあいだに入る。
スイッチした後藤は棚橋の背中にサッカーボールキックを見舞い、続けてチンロック。そして自軍コーナーに棚橋を持っていくと、怒りの収まらない石井がヘッドバット連発。続いてYOSHI-HASHIが棚橋に串刺しの逆水平チョップ。そして、バンカーバスターを狙うが、棚橋はツイスト&シャウトで切り返す。ここで石井がリングインし、棚橋に襲いかかるが、棚橋はフライングフォアアーム。
続いて飯伏が登場すると、YOSHI-HASHIに打撃のコンビネーション、さらにその場飛びのムーンサルトを決める。だが、YOSHI-HASHIもヘッドハンターで反撃。そしてパワーボムを狙うが、飯伏はウラカンラナで返す。しかし、YOSHI-HASHIもカチ上げ式のラリアットで反撃。
次はフィンレーと後藤が対峙。フィンレーは串刺しエルボー、セカンドロープからのヨーロピアンアッパーカットをヒット。そしてカミカゼを狙うが、これは後藤がうまく着地し、ラリアットでダウンを奪う。すると、棚橋がリングインし、後藤の蹴り足を受け止めてドラゴンスクリュー。だが、その棚橋を石井がパワースラムで排除。しかし、すかさず飯伏が石井にミサイルキック。
今度はYOSHI-HASHIが飯伏にトラースキック。そのYOSHI-HASHIに対し、フィンレーがドロップキックをヒットし、返す刀で後藤にPrima Noctaを狙うが、逆に後藤は牛殺しを炸裂。これはなんとかフォールを返したフィンレーだったが、最後はGTRで万事休す。後藤が勝利を収めた。
試合後、YOSHI-HASHIと飯伏幸太、石井と棚橋が視殺戦を展開。
石井「明日(棚橋とのAブロック公式戦)がラストチャンスだな。明日負ければすべて終わるんだ。どんな手使ってでも勝つぞ、オラ」
YOSHI-HASHI「飯伏が新日本へ1回来て、去って、それから2年ちょっと。そんとき俺は『G1』も出てなかったし。また、ひとつ言えるのは、ほかの選手とかも、全部全部、あのときとぜんぜん違うから。覚悟しとけって。まあ、俺はもう、決勝、最後、もう望みないかもしれないけど、そんなの関係ない。俺がいまここでやってる意味、そういうの、明日、(Aブロック公式戦で)見せつけてやるから」
後藤「(※飯伏に対し)いつだかの『NEW JAPAN CUP』の決勝(2015年)、忘れてないぞ。勝ち逃げでどっか消えやがって。しっかり次の公式戦(8月11日両国国技館)、あのときの借り、返させてもらうよ」
棚橋「『G1』も終盤戦。(この段階で次の対戦相手が)石井……ああ、1年前、『G1』で闘ったよりも、全然、違う印象。終盤戦に石井かって……正直、そういう思いもあるけど、ちょっくら優勝してくるんで。ただ、心配なのが、2012年かな? 石井に負けた以来、俺が常に勝ち星先行してるから、油断しないように。ノーコンティニューでクリアします」
飯伏「明日、試合を見ていただければ。ホントに、(リーグ戦は)残りあと2戦ですかね? 体は結構、疲れとかきてますけど、これからなんじゃないかなと。ただね、気持ちは折れていないんでね。明日も(YOSHI-HASHIに)勝って、決勝きますよ、決勝……。やります、やります……」
※フィンレーはノーコメント