第4試合は、8月5日大阪大会のBブロック公式戦で対戦するジュース・ロビンソンとケニー・オメガが前哨タッグ戦で激突。ジュースはデビッド・フィンレー、ケニーはチェーズ・オーエンズとのコンビで対戦となる。
ケニー・オメガは、USヘビー級のベルトを誇示して堂々の入場をはたす。
開始前、ケニーと睨み合うジュースだったが、先発はチェーズとフィンレー。ジックリした腕の取り合いから、まずはショルダータックルで先制するフィンレー。スピーディな攻防を経て、チェーズもトラース・キックをズバリと決める。
ここから場外でケニーが捕獲しているフィンレーへ、コーナーからWハンマーを落とすチェーズ。リング上に戻っても、ケニーとチェーズの攻勢は続き、Wのエルボードロップをお見舞い。ケニーはフィンレ―をコーナーへ憎々しく、何度も頭を叩きつけていく。
苦しい時間が続くフィンレー。チェーズは、ネックロックで固め、ショルダースルーで投げ捨てようとするが、ここは回転エビで返すフィンレー。一度は、ケニーのヘルプで阻止したかに見えたが、強引にエビ固めに固めたフィンレー。
ここでスイッチしたジュースが登場し、チェーズとジュースへ交互にパンチを連射! これをケニーがキャッチして動きを止めるも、ケニーとチェーズの同士討ちを誘ってみせる。
さらにリバースDDTをチェーズに決めたジュースは、キャノンボールを連射して絶好調。ここからパルプフィクションの体勢に入ったジュースだが、これを切り返したケニーとチェーズがWのトラース・キックで反撃!
試合終盤、リング上はチェーズとジュースの場面。チェーズは走り込んでのサッカーボールキックを狙うが、これは横入り式エビ固めで切り返したジュース。さらに、チェーズがファイヤーマンズキャリーで抱え上げたところを、ジュースは切り返してナックル一発で大逆転。ここでイッキに、必殺のパルプフリクションを炸裂させて、カウント3を奪取!
試合後、ジュースの背後に迫ったケニーだったが両手を挙げて、何もせずに不気味に退場していった。このケニーを相手にせず、コーナーへ上がって前哨タッグでの勝利をシッカリとアピールしたジュースだった。
ジュース「ちょっとはいい感じになってきたかな? このまま明日、オーサカの試合に向かっていくぜ。そこには世界最高のレスラーが待ち受けている。彼とはニュージャパン・プロレスリングにやって来て、2度目になる。みんなはそう思ってるだろう、今のニュージャパン・プロレスリングにおいて、彼はまぎれもなくトップだ。そんなケニー・オメガをリスペクトしてるし、なぜUSチャンピオンであるかも理解してる。(トーナメントの)すべての試合が素晴らしかったしね。過去に別の団体、そうDDTでイブシと闘った試合も見させてもらった。あのブダーカン(武道館)での試合をね。45分も闘ったんだろ? その試合について、いろいろ話し合ったよ。ぶっ飛んだスタイルの試合だったけど、素直に凄いと思う。あんな試合ができるレスラーなんて、ほかにいないって言えるぐらいにね。だけど俺はお前をやっつけなければならない。得点を4点に伸ばすためにもね。厳しい状況なのはわかってる。確かに厳しい闘いの連続だった。Bブロックでスコシ(少し)しか得点を挙げていないからね。サトシ・コジマさんには勝ったけど、もう優勝戦線から脱落してしまった。だけど、ここでケニー・オメガと闘えるのは運がいいのかもしれない。明日、勝てば俺のレスリング人生で最大の勝利になる。もちろん、その瞬間を見せてやるぜ。それをやり遂げて見せる。最高の切れ味の技でね」
※フィンレーはノーコメント
オメガ「勝てて、さぞかしハッピーなんだろうな? まあ、俺たちはケガをせずに終えてよかったよ。今夜の勝利に、何の意味があるというんだ? 俺たちに勝ったからって、誰も驚いてないさ。ジュースよ、俺は髪も乱れてないし、この顔を見ればどういう気分かはわかるだろ? 俺は明日だけを見てるのさ。勝負は明日だ。お前にとってはビッグチャンスだからな。まあ、お前がどう思ってて、何を話していようとも、結果は変わらないから。別に“神のみぞ知る”っていうことにはなってないさ。まあ、俺が悪いことをすればするほど、お前に声援が集まるだろうけどな。それともお前が逆にヒールになるか? そいう挑戦をしてみるか? だからといって、ビックリするような番狂わせが起こるなんてことはないけど。別に俺は驚くようなことを望んでいないから。それでも俺になにかを仕掛けてきたら、EVILのような目に遭うだけさ。じゃあ、グッバイ&グッナイト。Bang Bang Bang Bang Bang Bang Bang BaBaBaBaBaBaBaBaBaBang!」
※オーエンズはノーコメント