8.11両国のAブロック公式戦の前哨戦として、棚橋弘至&田口隆祐&デビッド・フィンレー組と内藤哲也&BUSHI&高橋ヒロム組が対峙。8.11両国では棚橋と内藤、勝利を収めたほうが8.13両国の優勝決定戦に勝ち進むだけに、両者は試合前からにらみあいを展開。
すると、ゴング前にL・I・Jが奇襲攻撃。リング上ではヒロムがフィンレーに逆水平チョップ。しかし、串刺し攻撃をかわしたフィンレーは串刺しエルボー。さらにセカンドロープからヨーロピアンアッパーカットをヒット。続くフィンレーのブレーンバスターはヒロムが切り返し、低空ドロップキックをお見舞い。内藤も追撃の低空ドロップキック。ここで内藤は棚橋を場外戦に持ち込む。内藤は花道で棚橋の負傷箇所である右腕に執拗にストンピング。さらに左ヒザを硬いフロアに打ちつけていく。
リング上、BUSHIはTシャツでフィンレーにチョーク攻撃。さらにミサイルキックをヒット。続いて内藤がスイング式DDTを狙うが、こらえたフィンレーはドロップキック。タッチした棚橋は内藤にエルボーを連打。さらにフライングフォアアームを炸裂させるも、すかさずヒロムとBUSHIがダブル攻撃を狙う。しかし、棚橋はBUSHIをキックで排除。そして、ヒロムと内藤の足をまとめて捕らえるとドラゴンスクリュー。
内藤はお返しとばかりに串刺し攻撃を狙うが、棚橋はうまくディフェンス。しかし、内藤は棚橋の後頭部を捕らえると、自身のヒザにうちつけていく。続いてコーナーミサイルを狙うが、棚橋は足を受け止めて阻止。ここから両者は激しいエルボー合戦へ、棚橋が競り勝つも、内藤もジャンピングエルボーアタックで反撃。
続いて田口とBUSHIがリングイン。田口はヒップアタックを放つも、よけられて不発。だが、二発目をヒットさせると、串刺しヒップアタックを狙うが、これはBUSHIがかわす。すると、間髪入れずにヒロムが串刺しラリアット。そして、BUSHIとツープラトンの低空ドロップキック。
BUSHIはエムエックスを仕掛けるも、田口はかわす。ここでBUSHIに対してフィンレーがエルボー。だが、フィンレーに対してヒロムがトラースキック。しかし、すばやく棚橋がヒロムにハーフハッチスープレックス。すると、内藤が棚橋に延髄斬りを叩き込み、ロープに飛ばそうとするが、棚橋はスリングブレイドに切り返す。
続いて田口がBUSHIにヒップアタックを放つも、アトミックドロップを食らってしまう。しかし、田口は意地でヒップアタックをヒットさせると、どどんを炸裂。だが、これはヒロムがカット。すると、田口はオーマイ&ガーアンクルへ。BUSHIからギブアップ勝ちを収めた。
試合後、場外で内藤は棚橋の右腕にエルボーを連発。さらに鉄柵に右腕をからめて痛めつけるが、田口とフィンレーが救出する。続いて棚橋と内藤はリング上で視殺戦を展開。内藤は握手を差し出すが、棚橋はエアギター。すると、内藤は棚橋の左ヒザに低空ドロップキックを見舞って、花道を下がった。
棚橋「ここ近年で、めずらしいカタチでAブロック直接対決で決勝の代表が決まると。棚橋、内藤…。腕攻めてみたり、膝攻めてみたり…攻撃が散っちゃってますね。大阪城ホール、今よりも悪い状態でベルト獲ってるから。この『G1』の闘いのなかで、より動けるようになってきて、試合勘も取り戻してきている。このままだったらオレの勝利は堅いでしょ。2015年以来2年ぶりの『G1 CLIMAX』ちょっくら優勝してきます」
※田口、フィンレーはノーコメント
※ヒロムに担がれながらBUSHIはコメントブースに登場。しかしBUSHIとヒロムはノーコメントのまま控室に帰って行く。
内藤「一昨日の浜松大会でも言ったけど、11日の両国での棚橋戦は、正直オレの眼中にはないからね。残念ながらあっさり終わってしまうかもしれないけど、そこは棚橋の頑張り次第じゃないの?オレが気にしているのは、11日の両国大会、対棚橋戦ではなくて。13日両国での優勝決定戦の相手が一体誰になるのか。オレの視線の先はそこにしか向いてないからね。棚橋選手ボロボロのようだけどさ、少しは棚橋選手応援してくれるお客様いるわけでしょ?頑張ってよ。でもオレは勝っちゃうからさ。そして優勝決定戦に進んでしまうから。そしてオレ優勝しちゃうからさ。13日両国へご来場のお客様。皆様でこの夏イチバンの大合唱しましょうよ。楽しみだな。皆様も楽しみに待っていてください。それでは11日金曜日、両国でお会いしましょう。アスタ ビエルネス!アディオス!」