バディファイトPresents G1 CLIMAX 25
- 日時
- 2015年8月1日(土) 15:30開場 17:00開始
- 会場
- 大阪・大阪府立体育会館
- 観衆
- 4,523人
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第9試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX 25」Bブロック公式戦レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
また、2014年2月11日大阪で行われたIWGP戦では、王者・オカダが勝利。さらに、2013年の『NEW JAPAN CUP』決勝戦では、オカダが勝って史上最年少の初出場・初優勝を遂げている。
グラウンドの攻防のあと、後藤がショルダータックル。さらに、アームホイップを切り返して反対にオカダを投げると、再びショルダータックルでなぎ倒し、スイングネックブリーカー、ネックシザースなどへ繋ぐ。
場外戦になり、後藤が鉄柵攻撃からラリアットへ行くが、オカダにかわされて観客席へ転落。すかさずオカダが、鉄柵越えのフライングボディアタックを見舞い、鉄柵を利用したDDTで追撃。
後藤が辛うじてリングへ戻ると、オカダは低空ランニングフロントキック、変型極楽固め、スイングネックブリーカーなどで追い討ち。しかし後藤は、串刺し攻撃を逃れて突破口を作り、ショートレンジラリアットで逆転。
後藤の攻撃は続き、ミドルキック、串刺しニールキック、ブルドッキングヘッドロック、バックドロップ。しかし、オカダがフラップジャックで逆襲し、串刺しジャンピングバックエルボー、DDT、低空ランニングエルボースマッシュで流れを掴む。
次にオカダはコーナー最上段へのぼり、立ち上がった後藤を飛び越えて足から安全に着地。だが、後藤が追走式ラリアットで吹き飛ばす。
続いて後藤はオカダを担ぐが、オカダが回転エビ固めで丸め込む。そして、串刺し攻撃を回避してリバースネックブリーカーを狙うも、後藤が回転エビ固めで切り返す。これをオカダが切り返して反対に丸め込むと、さらに後藤が切り返す。しかし、跳ね返したオカダが回転エビ固めの要領で組みつき、今度こそリバースネックブリーカー。
それでも後藤は追走式ラリアットに行くが、オカダがカウンタードロップキックで吹き飛ばす。そして、ダイビングエルボードロップからレインメーカーを繰り出すも、後藤がかわして牛殺し。そして、裏昇天からフォールに行くが、カウントは2。
次の昇天をオカダが抵抗すると、後藤は串刺しショートレンジラリアット。そして、雪崩式牛殺しを仕掛けるが、オカダが脱出してバックを取り、ジャーマンスープレックスホイップ。そして、そのまま腕のクラッチを離さずにレインメーカーを狙うも、後藤が一瞬早く顔面にヘッドバットを見舞う。
ここで後藤が昇天を仕掛けると、オカダが背後へ回り込んでレインメーカーへ行く。これを後藤がかわし、次のフロントハイキックも回避。そこからラリアットを放つも、オカダがかわして反対にラリアットを発射。しかし、後藤が腕にラリアットを見舞って迎撃し、顔面にヘッドバットをお見舞い。
さらに後藤は、もう1度オカダの顔面にヘッドバットを食らわせ、今度こそ昇天・改で接戦を制した。
試合後、劇的勝利でオカダの連勝を止めた後藤が、「討ち取ったり〜〜!! 『G1』!! この俺が優勝します!!」とマイクアピールして大歓声を浴びる。
そして後藤は、「前祝いだ! 万歳三唱行くぞーー!!」と宣言すると、ファンと一緒に大声で万歳を三唱。最後は「また会おう!」と言い残して退場した。
COMMENT
——これまで「IWGPヘビーを狙う」というコメントも出してる中で、その布石ともなるような勝利だと見えたんですけど、そのあたりはどうですか?
後藤「手ごたえはもちろんありますし。うれしいような、悲しいような・・・。IWGPチャンピオンが自分にとって、照準だったわけで。もう、自分の視界の、目の前に来てるような・・・」
——「悲しい」と言う意味は?
後藤「なんだろね? IWGP(ヘビー級王者)がインターコンチ(ネンタル王者)に負けたっていうのがね。苦しみますよ。まあ、タイトルマッチでないにしろ、あれだけIWGP(ヘビー級王座)には届かなかったから。インターコンチ王者として勝ってしまった。その現実は間違いない」
——カメラの向こうにいる大勢のファンに向かって、改めて今日の勝利の言葉を下さい。
後藤「ほんとにありがとうございました。俺のこと嫌いなヤツも、(プロレス)ファンもいると思いますよ。でも俺は、プロレスが好きな皆さんのことが大好きですよ。これからも楽しみにしていて下さい」
——前回、IWGP王者・オカダvsインターコンチネンタル王者・後藤という構図で行われて、前回は負けてしまって、今回、その雪辱を果たしたわけですけど。
後藤「まあ、1勝1敗? 五分五分だ。次、ちゃんとした形でもう1度。ベルトを懸けて闘いたいですね。チャンピオンはやっぱり1人だと思うし、強いのはやっぱり1人なんで。俺の中でそれは変わらないですね」
——今日、オカダ選手に勝ってた部分はどこだったんでしょうか?
後藤「(※肩に掛けたベルトを叩きながら)やっぱりこのベルトへの気持ちじゃないですか。ベルトへの気持ち、それに尽きると思います。このベルト、どんどん押し上げていく」
※オカダはノーコメント。代わりに外道がIWGPヘビー級のベルトを手にインタビュースペースにやって来る。
外道「後藤、ほざいてろよ。でもな、まぐれはもう2度と起きないからな、コノヤロー!」