Bブロック公式戦、ジュース・ロビンソン(2勝5敗)と矢野通(3勝4敗)が対決。共に優勝決定戦への道は断たれているが、一つでも勝ち星を重ねて存在感を示したいところ。開始のゴング前、矢野はペットボトルの水をジュースに浴びせる。
ゴングが鳴ると、矢野はすばやくコーナークッションを外しにいく。ジュースが飛びかかるも、矢野はロープへ。そして、ジュースにハンマーパンチを見舞い、場外に降りる。これをジュースが追いかけると、矢野はリング下へ。するとジュースもリング下へ。何やら激しい音が聞こえる中、矢野が一度姿を現すも、その足が引きずられるように再びリング下に消える。カウント19まで数えられたところで、両者共にリングに生還。
ジュースがスピンキックを放つが、矢野はかわしてまたも場外へ。ジュースが追いかけると、矢野は鉄柵攻撃。そして、ジュースのドレッドヘアーを鉄柵に結びつける。ジュースはカウント20ギリギリでリングに戻ると、矢野に突進。しかし、これを矢野がかわすと、金具ムキ出しのコーナーに自爆。
矢野はクッションで一撃を見舞うと、ジュースの左ヒザにストンピングを連発。そして、首固めで丸め込むが、ジュースはなんとかキックアウト。すると、矢野は金具に向けてハンマースルー。ジュースは逆に投げ返すが、矢野は激突寸前でディフェンス。
ジュースはナックルの連発からDDTを見舞い、パルプフリクションの体勢へ。しかし、こらえた矢野は急所攻撃を狙う。ジュースはこの動きを読むも、矢野は背中合わせの体勢を作り、レフェリーの目を盗んで急所攻撃をヒット。さらに、もう一発狙うが、これはレフェリーが阻止。すると、ジュースは強烈なナックルを叩き込み、今度こそパルプフリクションを炸裂。これで3カウントを奪い、勝ち星を3つに伸ばした。
ジュース「気分がいいね。非常に大切なシリーズだから、勝てたから気分がいい。丸め込みだろうが、サブミッションだろうが勝てば2点だ。ヤノからの2点は嬉しい。オレの最初の『G1』でこれで6点だけど、どうなんだろう。もっと勝てたかもしれないけど、とりあえず6点取れたのは嬉しいよ。ビッグマイクを相手にするのはナーバスになるね。両国最後の公式戦で勝って8点目を狙いにいきたい。両国で勝って来年の『G1』を目指したい。今日のヤノとの対戦は頭を使う闘いだったからナーバスになったけど、すごいエキサイトしたよ。みんな大好きだよ。両国で会おうね。今日終わって両国までオフだからビールでも飲んでコンディションを整えてまた頑張るよ。」
※矢野はノーコメント。