第6試合は、Bブロック公式戦。現在、「2勝4敗=4点」と伸び悩んでいる矢野通が登場。同じく「2勝4敗=4点」と厳しい闘いが続くタマ・トンガが対戦する。
なんと花道を入場する矢野通の背後から近づいたタマ・トンガ。肩をトントンとたたくも、なかなか気づかない矢野。ついに気づいた矢野は「うわあああ~!」と驚いて、リングを駆けまわってエスケープ。
さらに、リング下からも登場したタマ。ここから、矢野を場外の鉄柵にテーピングでグルグル巻き。さらに、口もテーピングでグルグル巻きにして、矢野は大ピンチに!
たまたま持っていた(?)ハサミが功を奏したか、なんとかテーピングをカットしてカウント「19」でギリギリのリングインをはたした矢野。
しかし、リング上ではタマが馬乗りになってパンチ連打。ここから矢野をロープに振ると、矢野は得意のロープエスケープから、ファンの「ブレイク」コールを扇動して行く。
これに対し、同じくタマもロープエスケープして暴れながら、ファンの「ブレイク」コールを要求。続いて、ニュートラルコーナーのクッションを外していった矢野を観て、同じようにニュートラルコーナーのクッション外しを試みたが、これは外せずにあきらめてしまったタマ。
タマがあきらめた瞬間に、背後に迫った矢野がクッションをタマにクリーンヒット。しかし、「Y.T.R」コールを発声しながら、背後へ振り返るが、タマはそれの以上のスピードでマットを動き回る。
ここでタマは得意のガンスタンの態勢に入るが、これは矢野がカット。続いて、矢野の急所打ち狙いも読んでいたタマ。おたがいの読み合いが激しく交錯する中、場外を徘徊して、ゴングを鳴らす木槌を手にした矢野。
これを奪ったタマが矢野を追いかけてリングイン。しかし、矢野が木槌を奪い返すと、これは反則とマーティ浅見レフェリーがチェック。
このチェックを振り切った矢野が、浅見レフェリーが背中を向けた瞬間、飛び込んできたタマを背後から急所打ち!
これがクリーンヒットし、すかさず横入り式のエビ固めでクルリと丸め込むと、電光石火のカウント3! この怒涛の結末に場内は大爆発!
なんと約3分の省エネファイトで、「3勝4敗=6点」とした矢野。花道で歓喜のY.T.Rポーズを決めてバックステージへ。
一方、おさまらないタマは浅見レフェリーに腹いせの急所攻撃を炸裂させた。